美琴「同棲ってなに?」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:19:16.55 ID:I8eC7H4DO [1/24]

一方「…はァ?」

美琴「同棲の意味がわからない。中2だし」

一方「…誰と誰が同棲してンだよ?」

美琴「アイツとしすたー」

一方「誰だよ」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:21:50.68 ID:I8eC7H4DO [2/24]

美琴「えとね」

一方「いやアイツはわかる」

美琴「アイツ」

一方「アイツな」

美琴「私、中2だけどアイツの彼女」

一方「マジでか」

美琴「うん」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:24:51.46 ID:I8eC7H4DO

一方「じゃあ同棲相手ってお前じゃねェの?」

美琴「だから同棲ってなに?」

一方「ン〜…なンだ…?恋人同士が1つ屋根の下で暮らすこと…か?」

美琴「じゃあ私?」

一方「じゃねェのか?」

美琴「私は中1と同じ部屋なの」

一方「誰だよ」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:28:33.29 ID:I8eC7H4DO

美琴「この前アイツの部屋に遊びに行ったらしすたーがいたの」

一方「友達じゃねェのか?」

美琴「一緒に住んでるって言ってた」

一方「…お前ホントにアイツの恋人なンか?」

美琴「……」うるっ…

一方「あァ!?ごめン!俺が悪かった!だから泣きそうになるンじゃねェ!」

美琴「うん」ぐすっ…


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:33:27.45 ID:I8eC7H4DO

美琴「ねぇ」

一方「なンだよ」

美琴「同棲って恋人同士でするものなんでしょ?」

一方「一般的にはそうじゃねェのか?」

美琴「しすたーはアイツの恋人?」

一方「だとしたらアイツ二股かけてンのか?」

美琴「……」うるっ…

一方「だからそンな顔すンなって!?」

御坂妹「なにお姉様泣かせてんだよ?とミサカはry…」

一方「ごめン…ってなンかおかしくねェ!?」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:38:21.05 ID:I8eC7H4DO

美琴「…かなしい」ぐずっ…

一方「あァもう!中2にもなってグズるなよ!ほらっ、ティッシュ!」スッ…

美琴「ありがと」ちーん…!

一方「…ところでお前、自分が何しに来たのかまさか忘れちまったわけじゃねェよなァ?」

美琴「ティッシュありがと。暗くなったからかえる。バイバイ」

一方「テメェのお姉様は一体どうなってンだ!?」

御坂「もう実験とか別に良くね?とミサカはry」

一方「毎日平和だなァ…」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:41:56.57 ID:I8eC7H4DO

美琴「……」テクテク

イン「あっ短髪なんだよ」

美琴「…!しすたー…」

イン「私の名前はインryなんだよ」

美琴「私はみさかみこと」

イン「みこと!」

美琴「うん」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:44:21.18 ID:I8eC7H4DO

美琴「ねぇ」

イン「なぁに?」

美琴「アイツと同棲してるの?」

イン「とうま?一緒に住んでるんだよ!」

美琴「私は中1と住んでるのに?」

イン「だれ?」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:46:58.17 ID:I8eC7H4DO

美琴「黒子は中1なの」

イン「とうまは高1だよ!」

美琴「でしょ?」

イン「うん」

美琴「かなしい」うるっ…

イン「よくわかんないけど泣かないで」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:50:40.29 ID:I8eC7H4DO

美琴「つまり」

イン「うん」

美琴「私はアイツの恋人なの」

イン「中1なのに?」

美琴「私は中2だもん」

イン「中2なの?」

美琴「うん」

イン「じゃあセーフだね!」

美琴「よかった」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:55:54.69 ID:I8eC7H4DO

美琴「だからね」

イン「うん」

美琴「まだ中2だけどアイツと同棲したい」

イン「……!」

美琴「しすたーもアイツの恋人なの?」

イン「私は…」

美琴「私はアイツの恋人でありたい」

美琴「まだ中2だけどアイツのこと大好きなの」

美琴「でもしすたーがアイツの恋人なら…私は…」

イン「……」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:59:07.72 ID:I8eC7H4DO

イン「…私は」

美琴「…うん」

イン「…インryはとうまのことが大好きなんだよ」

美琴「…じゃあ、やっぱり…」

イン「それでねっ、とうまもこの前大好きな人がいるって言ってた!」

美琴「えっ?」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:05:19.86 ID:I8eC7H4DO

イン「それが短髪…みことのことなんだと思う」

美琴「しすたーのことじゃなくて…?」

イン「みことがとうまの恋人だって言ったじゃない」

美琴「えっ?」

イン「みことがそう言うならそうなんだよ」

イン「みことの恋人はとうま。とうまの恋人はみことだよ」

美琴「でも私は中2だしアイツはホントはしすたーの方が…」

イン「それはないんだよ」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:11:33.48 ID:I8eC7H4DO

美琴「どうして?」

イン「とうまは誰かを本気で傷つけるようなことはしないの」

美琴「…うん。中2でもわかる」

イン「とうまの恋人がみことならとうまはみこと以外の女の子に浮気したりしない」

美琴「私がアイツの恋人。って中2以下のウソをついてるかもしれないのに?」

イン「ありえないんだよ」

美琴「えっ?」

イン「だってこの世界の人達は中2も含めてみんな純粋だから!」

美琴「なるほど」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:16:46.04 ID:I8eC7H4DO

美琴「でもしすたーはアイツと一緒に住んでる」

イン「でも一緒に寝てないんだよ」

美琴「えっ?」

イン「同棲っていうのは同じ部屋に住んでて同じ布団で寝ることを言うんだよ!」

美琴「そうなの?」

イン「それにインryはとうまの恋人じゃないからそもそも同棲の条件が足りないんだよ!」

美琴「私は?」

イン「中2だけど条件満たしてる!」

美琴「……」

美琴「わぁい」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:21:17.31 ID:I8eC7H4DO

美琴「あれ?」

イン「どうしたの?


美琴「じゃあなんで一緒に住んでるの?」

イン「お家がないんだよ」

美琴「中1の黒子と同じ部屋で良ければ」

イン「だからだれ?」

美琴「美味しいご飯も食べられる」

イン「もしもし、とうま?インryはお引っ越しするんだよ!」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:25:31.79 ID:I8eC7H4DO

美琴「はい。地図書いた」

イン「ありがとう!新しい我が家に帰るんだよ!」

美琴「中1の黒子によろしくね。私も中2だしもうかえる。バイバイ」

イン「バイバイ!」

美琴「……」

美琴「アイツの家に行こう」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:28:18.46 ID:I8eC7H4DO

美琴「だいぶ暗くなっちゃった」スタスタ…

美琴「あれ?」

上条「…インryの奴、いきなり家出宣言しやがって一体どこに…」

上条「…ってあれ?美琴?」

美琴「みことって言わないで」

上条「ええっ!?」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:32:12.61 ID:I8eC7H4DO

上条「えっ、なんで?」

美琴「恥ずかしい」

上条「じゃあ御坂」

美琴「やだ」

上条「ビリビリ」

美琴「中2だけどかなしい」

上条「まいったな」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:38:15.88 ID:I8eC7H4DO

上条「それよりこんな時間に一人でなにしてたんだ?」

美琴「しすたーとお話してた」

上条「しすたー…ってインryか?」

美琴「新しい我が家に帰っていった」

上条「どこ?」

美琴「私と中1の部屋」

上条「そっか。なら安心だな」

美琴「うん」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:43:36.20 ID:I8eC7H4DO

美琴「私も中2だから家出してきた」

上条「反抗期か。中2だもんな」

美琴「中2だけど今日からアンタと同棲したい」

上条「えっマジで?」

美琴「うんっ」

上条「……」

美琴「…だめ?」

上条「おいで」

美琴「わぁい」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:49:01.18 ID:I8eC7H4DO

上条「もう中2だから多分大丈夫だろう」

美琴「もう中2だし恋人だから問題ない」

上条「そうだな」

美琴「一緒に寝てくれる?」

上条「一緒の布団で寝ようか?」

美琴「ぎゅうってしてね」

上条「はい」ぎゅう…

美琴「わぁ、あったかい」

上条「良かった」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:54:30.42 ID:I8eC7H4DO

美琴「でも今じゃないの。寝る時にして」

上条「じゃあ今はやめとく」ぱっ…

美琴「離れちゃ、やっ」

上条「ごめん」ぎゅう…

美琴「…うんっ」

上条「いつでもぎゅうってしてやるから」

美琴「ありがと。大好き」

上条「うん。俺も大好き」

美琴「えへへ」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:59:49.24 ID:I8eC7H4DO

上条「じゃあ我が家に帰ろうか?」

美琴「うんっ」

上条「手は?」

美琴「はいっ」きゅっ…

上条「うん。じゃあ行こうか」

美琴「ねぇ」

上条「ん?」

美琴「離さないでね?」

上条「中3になっても中年になっても離さねぇよ」

美琴「うれしいっ」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:02:38.41 ID:idKfcNjPO [1/12]

美琴「ついた」

上条「ついたな」

美琴「今日はバイバイじゃない」

上条「今日から同棲するんだもんな」

美琴「ただいま?」

上条「そうだな。ただいま」

美琴「ただいまっ」

ぬこ「なー」

美琴「にゃんこ」

上条「あースフィンクス…どうすっかな…」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:05:29.07 ID:idKfcNjPO [2/12]

美琴「ペット?」

上条「ペットなんだが元々インryが拾ってきた猫でな」

ぬこ「なー」

美琴「かわいい」

上条「かわいいな」

美琴「しすたーのとこに連れて行ってあげる?」

上条「寮ってペット大丈夫なのか?」

美琴「だめ」

上条「じゃあ、いいか。それでいいかスフィンクス?」

ぬこ「なー」

美琴「かわいい」

上条「かわいいな」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:08:52.30 ID:idKfcNjPO [3/12]

美琴「ねぇ」

上条「ん?」

美琴「まずなにをしたらいいの?私、中2だからわかんない」

上条「あー…上条さんも高1だけどわかんないや…」

美琴「おばかさん」

上条「お前もな」ぺしっ

美琴「あうっ」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:12:31.22 ID:idKfcNjPO [4/12]

美琴「これでもだいさんいなのに」

上条「すごいな」

美琴「でしょ?」

上条「うん」

美琴「でも中2なの」

上条「そうだな」

美琴「だから私のこと大事にしてね」

上条「もちろん」

美琴「ありがと…んっ」

上条「ん?」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:15:26.76 ID:idKfcNjPO [5/12]

美琴「…ん〜っ」

上条「キス?」

美琴「ちゅう」

上条「だからお前はまだ中2だろ?」

美琴「…!」

美琴「…同棲してるのにっ」ぷくー

上条「まぁ、そうなんだがやっぱりお口にするのは…」

美琴「…ちゅう」

上条「う〜ん…」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:18:47.48 ID:idKfcNjPO [6/12]

上条「中3まで我慢出来ないか?」

美琴「ちゅう?」

上条「中3」

美琴「中3ならちゅうしてくれる?」

上条「そうだな…中3に進級したお祝いの時にキスしよう」

美琴「ホント?」

上条「ホント」

美琴「わぁい」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:21:06.11 ID:idKfcNjPO [7/12]

上条「だから今日のところもこれで勘弁な」

上条「んっ…」ちゅっ…

美琴「わぁ、でこちゅー」

美琴「私もする。かがんでっ」

上条「はい」スッ…

美琴「んっ」ちゅー

上条「ん。サンキュ」

美琴「えへへ」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:24:32.66 ID:idKfcNjPO [8/12]

美琴「ねぇ」

上条「ん?どした?」

美琴「ねむいの…」

上条「あぁ、もう日付変わったのか。中2じゃもう眠いよな」

美琴「中2だからねむい…」

上条「じゃあそろそろ寝ようか。そのベッド使っていいから」

美琴「一緒に寝てくれる?」

上条「ぎゅうってしながら寝てやるぞ。約束したからな」

美琴「わぁい。大好き」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:26:55.64 ID:idKfcNjPO [9/12]

上条「よいしょ…っと」ぎゅうっ…

美琴「えへへ…あったかぁい」

上条「苦しくないか?」

美琴「うんっ」

上条「そっか。なら…」

上条「…って」

美琴「…くぅ」

上条「もう寝ちゃったのか」

上条「……」ちゅっ…

上条「おやすみ。美琴」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:31:32.69 ID:idKfcNjPO [10/12]

黒子「なんていうかお姉様の代わりになるには少々色気が足りませんわね…」

イン「みくびらないでほしい!これでもかすかなふくらみはあるんだから!」

黒子「なんて真っ直ぐで力強い言葉…お姉様と同じぐらい輝いていますわ…///」

イン「親愛なるとうまへ。インryは中1に気に入ってもらえたんだよ」

イン「あっ」

イン「そういえばスフィンクス忘れてた」

寮監「つーか、お前誰だよ」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/21(木) 00:36:42.44 ID:idKfcNjPO [11/12]

打止「ミサカもあなたと恋人になって同棲したい!ってミサカはミサカはry」

一方「…はァ?なに言ってンだ。この怪人マイハニー」

御坂妹「あっジャッジメントの方ですか?はい、あの白いペドがそうです。とミサカはry」

一方「いやお前はお前で何やってンだ!?…あっ違いますっ!俺は無罪ですゥ!!」


美琴「中2だけど同棲をはじめました。学園都市は今日も平和です」

上条「おわり?」

美琴「おわり。バイバイ」
はてなブックマーク - 美琴「同棲ってなに?」

美琴「告白ってどうやってするの?」


3 名前:>>1、thxですの![] 投稿日:2010/10/19(火) 01:52:34.95 ID:oiqhY6DPO [1/35]

一方「…はァ?」

美琴「告白したことないの。私、中2だし」

一方「いや…俺にそンなこと言われてもよ…」

美琴「胸が苦しいの」

一方「思春期なンだな…」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 01:55:03.21 ID:oiqhY6DPO [2/35]

美琴「で、どうやって告白すればいいの?」

一方「ていうか相手は誰だよ」

美琴「アイツ」

一方「アイツか」

美琴「うん」

一方「年上好きなンだな」

美琴「アイツが好きなの」

一方「一途だな…」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 01:58:46.07 ID:oiqhY6DPO

美琴「私はどうすればいいの?」

一方「いや…俺も告白なンざしたこと無いしな…」

美琴「告白されたことは?」

一方「まァ…ねェことはねェが…」

美琴「なかまね」

一方「お互い見てくれは良いからなァ」

美琴「うん」

一方「謙遜しねェのな」

美琴「だって中2だもん」

一方「なら、しゃァねェか…」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:01:47.54 ID:oiqhY6DPO

美琴「でも私中2だけどみんなにお姉様って呼ばれてるの」

一方「中2なのにか」

美琴「うん」

一方「つか、そンな慕われてンなら学校の後輩やら先輩やらに相談すりゃ良いじゃねェか」

美琴「中1も中3もレズしかいないの」

一方「そりゃダメだな」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:05:07.36 ID:oiqhY6DPO

美琴「どうすればいい?」

一方「ン〜…ってかなンで俺が中2の恋愛相談なンか乗ってやってンだ!?」

一方「テメェはこのくだらねェ実験を止めに来たンじゃねェのかよ!?」

美琴「怒らないで。中2だから泣きそうになる」

一方「ごめン…」

美琴「うん」

一方「俺が悪かった…って、だから違ェだろうが!?」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:09:13.16 ID:oiqhY6DPO

美琴「良い告白の仕方を教えて」

一方「あァもう!めンどくせェな!素直に好きだって言えば良いだろうが!恋のベクトルはなァ!いつだって素直な想いで一方通行なンだよ!!」

美琴「わかった」

一方「お?理解したか?じゃあ、そろそろ遊ぼうぜェ…!」

美琴「もう暗いからかえる。中2だし。バイバイ」

一方「テメェのお姉様はどうなってンだ!?」

御坂妹「それより恋のベクトルってなんだよ?とミサカはry」

一方「あァァァァァあ!!!」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:13:24.13 ID:oiqhY6DPO

美琴「……」テクテク

滝壺「……」

美琴「…アンタは」

滝壺「たきつぼりこう」

美琴「みさかみこと」

滝壺「こんばんわ」

美琴「こんばんわ」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:17:23.28 ID:oiqhY6DPO

美琴「ねぇ」

滝壺「なぁに?」

美琴「彼氏いるの?」

滝壺「はまづら」

美琴「いいなぁ」

滝壺「えへへ」

美琴「私は中2だからいないの」

滝壺「大丈夫。私はそんな中2を応援してる」

美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」

滝壺「よかった」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:22:30.64 ID:oiqhY6DPO

滝壺「好きな人、いるの?」

美琴「うん」

滝壺「告白するの?」

美琴「告白の仕方がわからないの。中2だから」

滝壺「その人の特徴は?」

美琴「不幸」

滝壺「じゃあ応援してあげればいいよ」

美琴「わかった」

滝壺「うん」

美琴「ありがと。バイバイ」

滝壺「うん。バイバイ」

浜面「わりぃ滝壺!待たせちまった…って誰に手振ってんだ?」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:26:08.67 ID:oiqhY6DPO

美琴「遅くなっちゃった」スタスタ

上条「あれ?ビリビリ?こんな時間に会うなんて珍しいな」

美琴「ビリビリって言わないで」

上条「ごめん」

美琴「うん」

上条「帰るのか?もう遅いから上条さんが近くまで送ってあげますよ。中2だし」

美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」

上条「じゃあ行こうか」

美琴「うん」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:31:22.70 ID:oiqhY6DPO

美琴「ねぇ」

上条「なんだ?」

美琴「告白ってされたことある?」

上条「実は高1なのにないんだ…」

美琴「不幸?」

上条「不幸だ…」

美琴「大丈夫。中2はそんなアンタを応援してる」

上条「サンキュ。不幸じゃなくても嬉しい」

美琴「えへへ」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:35:36.67 ID:oiqhY6DPO

上条「お前は告白されたことあるのか?」

美琴「中2だけどある」

上条「凄いな」

美琴「でも全部女の子から」

上条「男の子は?」

美琴「ない」

上条「お前かわいいのにな」

美琴「ホント?」

上条「うん」

美琴「わぁい」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:40:14.09 ID:oiqhY6DPO

美琴「アンタもかっこいい」

上条「マジで?」

美琴「うん」

上条「冗談でも嬉しいよ」

美琴「中2だけど冗談言わないもん」

上条「ごめん」

美琴「うん」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:45:08.20 ID:oiqhY6DPO

美琴「ねぇ」

上条「ん?」

美琴「好き」

上条「え?」

美琴「私、アンタが好きなの」

上条「…マジで?」

美琴「私、まだ中2で子どもだけど本気なの」

上条「……」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:50:02.00 ID:oiqhY6DPO

上条「…高1でも良いのか?」

美琴「学年なんて関係ない。アンタが良いの」

上条「俺の不幸でお前を危ない目にあわせてしまうかもしれない」

美琴「その時は守って。私、まだ中2なんだから」

上条「…中2じゃなくても守ってやるよ…」

美琴「…じゃあ」

上条「上条さんもお前が好きだよ」

美琴「…うれしい」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:55:11.94 ID:oiqhY6DPO

上条「なぁ」

美琴「なぁに?」

上条「手…繋いで良いか?」

美琴「うん」キュッ…

上条「あったかい?」

美琴「あったかい。えへへ」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 02:59:13.72 ID:oiqhY6DPO

上条「もうすぐ着いちゃうな」

美琴「着いちゃう」

上条「……」

美琴「……」キュッ…

上条「…ちょっと遠回りしないか?」

美琴「うんっ」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:04:35.51 ID:oiqhY6DPO

美琴「ねぇ」

上条「どした?」

美琴「ちょっと冷えてきたね」

上条「もう秋だもんな」

美琴「……」スッ…

上条「あっ、わりぃ。俺の手ホントは冷たかったか?」

美琴「……」はぁ〜…

上条「ははっ。寒いと手を息で暖めたりするよな」

美琴「……」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:08:53.17 ID:oiqhY6DPO

美琴「ねぇ」

上条「ん?」

美琴「ほっぺ」

上条「ほっぺ?」

美琴「はい」ぴとっ

上条「えっ?」

美琴「あったかい?」

上条「俺の為かよ…」

美琴「えへへ」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:13:13.55 ID:oiqhY6DPO

上条「じゃあ…」はぁ〜…

美琴「まだ寒い?」

上条「ほっぺ」

美琴「ほっぺ?」

上条「はい」ぴとっ

美琴「わぁ、あったかい」

上条「そっか。良かった」

美琴「えへへ。ありがと」

上条「うん」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:19:24.38 ID:oiqhY6DPO

美琴「また手つないで」

上条「はい」キュッ…

美琴「ありがと。好きっ」

上条「あぁ、俺もだよ」

美琴「好きって言って」

上条「大好き」

美琴「…えへへ」

美琴「大好きっ」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:23:20.24 ID:oiqhY6DPO

美琴「ついた」

上条「そだな」

美琴「明日も会ってくれる?」

上条「うん。会いに行く」

美琴「ありがと。うれしい」

上条「うん」

美琴「……」

美琴「…ん〜」

上条「ん?」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:27:45.27 ID:oiqhY6DPO

美琴「…ん〜っ」

上条「目閉じてなにしてんだ?」

美琴「…!」

美琴「……」ぷくー…

上条「えっ?なんで不機嫌に!?」

美琴「…ちゅう」

上条「えっ?」

美琴「バイバイのちゅう…」シュン…

上条「ああ…」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:30:44.95 ID:oiqhY6DPO

上条「…キスはまだ早いんじゃないか?」

美琴「…中2だから?」

上条「うん。中2だから」

美琴「…中3なら出来る?」

上条「そうだな。中3だな」

美琴「じゃあ中3になる」

上条「秋が終わって冬が終わったらな」

美琴「わかった」

上条「うん」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:35:56.99 ID:oiqhY6DPO

美琴「でも」

上条「ん?」

美琴「中2なのになにもないのはさみしい」

上条「ん〜…じゃあちょっとこっちおいで」

美琴「うん」ヒョコ…

上条「んっ…」ちゅっ…

美琴「わぁ、でこちゅー」

上条「今日はこれで良いか?」

美琴「うんっ。うれしい」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:38:43.90 ID:oiqhY6DPO

美琴「こっち来て」

上条「ん?」

美琴「かがんでっ」

上条「はい」スッ…

美琴「んっ」ちゅー
上条「ははっ。サンキュ」

美琴「うれしい?」

上条「ああ。嬉しいよ」

美琴「私もうれしいっ」

上条「…それじゃあ今日はこれでバイバイかな?」

美琴「うん。送ってくれてありがと。バイバイ」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:41:24.53 ID:oiqhY6DPO

美琴「ただいま」

黒子「お姉様!こんな遅くまで一体何処へ行ってたんですの!?」

黒子「ま…まさかまたあの殿方と…」ワナワナ

美琴「でこちゅー」

黒子「なんだでこちゅーでしたの…って ええっ!?」

美琴「?」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:43:57.17 ID:oiqhY6DPO

黒子「で、でこ…?」

美琴「ちゅー」

黒子「誰が?」

美琴「私も」

黒子「お姉様も」

美琴「アイツも」

黒子「そして?」

美琴「ちゅー」

黒子「うわあああああ!?」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:47:11.16 ID:oiqhY6DPO

美琴「落ち着いて黒子」

黒子「いや!これが落ち着いてなんていられますか!?」

美琴「アイツは高1」

黒子「はい」

美琴「私は中2」

黒子「ですわね」

美琴「なにもおかしくないわ」

黒子「…!!」

黒子「…くぅっ!」グスッ…

美琴「…ごめんね。私も中1なら良かったのにね…」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:51:45.61 ID:oiqhY6DPO

黒子「…いいえ。これで良かったのです…」

美琴「黒子…」

黒子「それに中1のお姉様なんてお姉様ではありません…」

美琴「同級生だね」

黒子「はい」

美琴「みことって呼んでいいよ?」

黒子「中2のお姉様にそんな無礼は…」

美琴「…ごめんね」

黒子「…いいえ」

黒子「どうか幸せになってくださいまし。中1ですが心から願っております」

美琴「うん…ありがと」

黒子「……」グスッ

美琴「……」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:56:30.64 ID:oiqhY6DPO

美琴「黒子」

黒子「な、なんでしょう…?」

美琴「こっちおいで」

黒子「は、はい…」ヒョコ

美琴「んっ」ちゅー

黒子「!?」

美琴「でこちゅ。中1だけどしてあげる」

黒子「お…お姉様…」

美琴「今日は一緒に寝よ」

黒子「えっ…」

美琴「いや?」

黒子「い、いえっ!?そんなっ…!」

美琴「じゃあ一緒に」

黒子「は、はいっ!ありがとうございます!」パァッ…

美琴「元気出してくれて良かった」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 03:59:47.03 ID:oiqhY6DPO

ごじつ

滝壺「良かったね。みさか」

美琴「うんっ」

麦野「なんでクソ忌々しい第三位と滝壺が仲良くやってんだ?」

フレンダ「結局、似たもの同士ってことじゃん?」

絹旗「彼氏も超似たもの同士ですしね」

浜面「中2の彼女も良いな」

上条「中2じゃなくても良いぞ」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 04:04:53.49 ID:oiqhY6DPO

打止「恋のベクトル(笑)ってなぁに?ってミサカはミサカはry」

御坂妹「いつだって素直な想いで一方通行(笑)と力説していました。とミサカはry」

一方「…テメェちょっとこい!?」

打止&御坂妹「きゃー///」


美琴「素敵なお友達も増えて大好きな彼氏も出来ました。学園都市は今日も平和です」

上条「おわり?」

美琴「おわり。バイバイ」
はてなブックマーク - 美琴「告白ってどうやってするの?」

美琴「ベクトル操作ってなに?」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:22:42.73 ID:1sIpfEexO [1/33]

一方「…はァ?」

美琴「ベクトルの意味がわかんないんだけど。私、中2だし」

一方「あァ…まァ、確かに中学で習うような内容じゃねェけど…」

美琴「二次方程式みたいなもの?」

一方「いや確かに数学だけどな…」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:27:28.57 ID:1sIpfEexO [2/33]

美琴「で、ベクトルってなによ?」

一方「めんどくせェな…まァいいや…教えたとこで俺には勝てないしな」

一方「まずベクトルってのは質量の持つ向き…」

美琴「慣性の法則!」

一方「いや理科じゃねェし!」

美琴「慣性の法則を自在に操る…って強いの?」

一方「いやだから…」

一方「…まァお前の攻撃は俺に届かねェ…俺は最強の第一位だからな」

美琴「じゃあかえる。バイバイ」

一方「えェっ!?」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:30:29.02 ID:1sIpfEexO

一方「いや!お前!このくだらねェ実験を止めに来たンじゃねェのか!?」

美琴「うん」

一方「じゃあ簡単に諦めンなよ!?」

美琴「だって私じゃアンタに勝てないンでしょ?」

一方「まァ…攻撃は届かねェしな…」

美琴「かえる。バイバイ」

一方「だから待てって!?」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:34:48.93 ID:1sIpfEexO

美琴「なによー」

一方「お前はひねくれたガキかっての!勝てないから無理って…まずは何でも試してみろよ!」

美琴「中2だもん。子どもだもん」

一方「いや、そうなンだけどよ…」

美琴「もう暗いからかえる。バイバイ」

一方「テメェのお姉様はどうなってンだ!?」

御坂妹「私に言われても。妹だし。とミサカはry」

一方「あァもゥ!…ってホントに帰っちまったし!」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:38:34.75 ID:1sIpfEexO

美琴「……」テクテク

麦野「…あれー?」

美琴「…アンタは」

麦野「どこのジャリガキかと思ったらクソ忌々しい第三位様じゃねぇの。あの時は世話になったわねー…」

美琴「……」

美琴「ねぇ」

麦野「あん?」

美琴「アンタの能力ってなに?」

麦野「……」

麦野「はぁ?」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:42:54.33 ID:1sIpfEexO

麦野「いや…実際に戦って見せたじゃん?」

美琴「破壊力が凄かった」

麦野「わかってんじゃん」

美琴「だからアレなに?」

麦野「……」

麦野「…あぁ。能力の名前か?第四位の原子崩し(メルトダウナー)」

美琴「原子ってなによ」

麦野「めんどくせぇ!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:49:49.86 ID:1sIpfEexO

美琴「仕方ないじゃん中2だし」

麦野「そっかまだ中学生…絹旗と同じぐらいのガキなのか…」

美琴「良いから教えてよ」

麦野「…しゃーねぇな。優しいお姉様がわかりやすく教えてやるから感謝しな」

麦野「まず結論から言うと原子崩しは電子を固定して操ることができる能力だ」

美琴「わかった」

麦野「えっ?」

美琴「全身ビーム砲ね」

麦野「その呼び方なんかイヤだな…」

美琴「ありがと。バイバイ」

麦野「ええっ!?」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 12:54:16.35 ID:1sIpfEexO

麦野「…ってちょっと待てコラぁ!テメェ絶対わかってねぇだろ!?」

美琴「わかったもん。バイバイ」

麦野「……」

麦野「…いやこの際能力講釈なんかどうでもいい…テメェにはでっけぇ借りがあるんだ…ここで返させて…!」

垣根「おい、そこの姉ちゃん。なにガキをイジメてんだ…って第四位?」

麦野「…!第二位…!」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:01:18.87 ID:1sIpfEexO

麦野「…テメェには関係ねぇ!すっこんでろ!」

垣根「レベル5が中学生をイジメてんだぜ?こんなこと他に知れたらレベル5全体の品格に関わるから迷惑なんだよ」

麦野「…邪魔すんならテメェからブチコロスぞクソメルヘン!」

垣根「おいおい…穏やかじゃねぇな…まぁいいさ」

垣根「俺の未元物質(ダークマター)にテメェの常識は通用しねぇ」

垣根「何故レベル5に能力の序列が存在してるのかわからせてやるぜ…!」

美琴「ねぇ」

垣根「あん?アブねーから早く逃げろよガキ」

美琴「未元物質ってなに?」

垣根「はぁ?」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:08:30.51 ID:1sIpfEexO

麦野「おい第二位。一応誤解の無いように言っとくけどコイツ第三位だから。イジメてたわけじゃないから」

垣根「えっ、そうなの」

美琴「うん」

垣根「…第三位は中学生だったのか…いや年齢なんざ関係ねぇな」

垣根「俺は垣根帝督 。レベル5。序列は第二位だ」

美琴「それで未元物質ってなに?」

垣根「…第三位なら気になってもおかしいことじゃねぇな」

垣根「いいぜ特別に教えてやる」

垣根「未元物質ってのはこの世に存在しない素粒子を生み出して操作する能力だ」

美琴「……」

垣根「……」

美琴「バイバイ」

垣根「ええっ!?」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:14:34.55 ID:1sIpfEexO

垣根「いや待て!お前絶対今理解してなかっただろ!?」

美琴「だって中2だもん。かえる。バイバイ」

垣根「だから待てって!」

麦野「確かにテメェの能力はよくわかんねぇわ。超能力ってか魔術に近いのか?」

垣根「テメェまで!?お、おい第三位!これ見ろ!」バサッ

美琴「わぁ、翼だ」

垣根「凄いだろ。だからもう少しだけ話をさせてくれ」

麦野「似合わねーなメルヘン野郎」

垣根「自覚してんだよ。あの野郎と同じセリフ吐くな」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:21:16.65 ID:1sIpfEexO

美琴「すごい」サワサワ

垣根「凄いだろ。この白い翼は飛行や防御、攻撃にも使えるんだ」

美琴「わかった」

垣根「で、未元物質 だけど…」

美琴「わかりやすく説明してくれてありがと。バイバイ」

垣根「ええっ!?」

麦野「未元物質=羽を生やして戦う。ってことになったみたいだな」

垣根「いや、それ能力の本質じゃねぇし!」

麦野「良いじゃねぇか。私なんか原子崩し=全身ビーム砲だし」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:24:45.08 ID:1sIpfEexO

美琴「遅くなっちゃった」スタスタ

上条「あれ?ビリビリ?こんな時間に会うなんて珍しいな」

美琴「ビリビリって言わないで」

上条「ごめん」

美琴「うん」

上条「帰るのか?もう遅いから上条さんが近くまで送ってあげますよ。中2だし」

美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」

上条「じゃあ行こうか」

美琴「うん」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:29:22.10 ID:1sIpfEexO

上条「何してたんだ?」

美琴「お勉強してた」

上条「へぇ。こんな時間までエラいな」

美琴「えへへ」

上条「今の中2って何の勉強してるんだ?」

美琴「慣性の法則」

上条「あぁ…理科でそんなんやった記憶あるなぁ…」

美琴「全身ビーム砲」

上条「えっ?」

美琴「あと、もふもふしてた」

上条「なんだそりゃ」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:34:01.75 ID:1sIpfEexO

美琴「ねぇ」

上条「ん?」

美琴「なんで私の攻撃消えちゃうの?」

上条「えっ?あぁ、この右手のことか?」

美琴「なんで右手で消えちゃうの?」

上条「うーん…なんでだろうな」

美琴「超能力?」

上条「いや超能力でも魔術でも無いらしい」

美琴「じゃあなに?」

上条「なんだろうな」

美琴「中2だからわかんない」

上条「だよな」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:38:32.15 ID:1sIpfEexO

美琴「ついた」

上条「そだな」

美琴「ありがと。バイバイ」

上条「うん。バイバイ」


美琴「ただいま」

黒子「お姉様!こんな遅くまで一体何処へ行ってたんですの!?」

黒子「ま…まさかまたあの殿方と…」ワナワナ

美琴「お勉強してた」

黒子「なんだお勉強でした。さすがお姉さま」

美琴「えへへ」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:43:44.75 ID:1sIpfEexO

美琴「ねぇ」

黒子「なんでしょう」

美琴「黒子の能力は空間移動」

黒子「はい」

美琴「黒子と戦ったのは座標移動」

黒子「はい」

美琴「違いがわからないから教えて」

黒子「えーと…」

美琴「そうだよね。黒子中1だからわかんないよね」

黒子「お役に立てずに申し訳ありません…」

美琴「ううん。私こそごめん。中2なのにこんなこと聞いちゃって」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:48:37.50 ID:1sIpfEexO

つぎのひ

美琴「ねぇ」

淡希「あら…珍しいお客さんね」

美琴「座標移動ってなに?」

淡希「えっ?」

美琴「黒子に聞いてもわからなかった。中1だから」

淡希「…えーと」

美琴「私も中2だからわからない」

淡希「そっか中2か。じゃあわからないかもしれないわね」

美琴「うん。教えて」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:52:30.22 ID:1sIpfEexO

淡希「座標移動は他の空間移動能力と違って始点と終点が固定されてないの」

美琴「わかった」

淡希「だから…」

美琴「ありがと。バイバイ」

淡希「えぇっ!?」

美琴「空間移動はどこでもドア。座標移動は四次元ポケット。わかった」スタスタ

淡希「いや違う!その認識は違う!…って待って!」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:56:43.26 ID:1sIpfEexO

絹旗「あれ?あなたは…」

美琴「アンタは…」

絹旗「絹旗です。絹旗最愛。先日は超お世話になりましたね」

美琴「能力者?」

絹旗「はい、一応」

美琴「なんて能力?」

絹旗「窒素装甲です」

美琴「どんな能力か教えて。中2だからわかんない」

絹旗「私は超中1ですが」

美琴「バイバイ」

絹旗「えぇっ!?」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 13:59:57.21 ID:1sIpfEexO

絹旗「いや!超待ってください!どんな能力かまだ説明してませんから!」

美琴「でも中1でしょ?」

絹旗「ええ、まぁ」

美琴「私は中2なの」

絹旗「超先輩ですね」

美琴「でしょ?」

絹旗「はい」

美琴「バイバイ」スタスタ

絹旗「えぇっ!?だからどういう…だあー超行っちゃったよ…」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 14:02:58.91 ID:1sIpfEexO

美琴「早く家に帰って黒子に座標移動のことを説明してあげなきゃ」

美琴「あれ?」

上条「また自販機にお札飲まれた…不幸だ…」

美琴「なにしてるの」

上条「…ビリビリか」

美琴「ビリビリ言わないで。中2だけど悲しくなる」

上条「ごめん」


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 14:11:07.54 ID:1sIpfEexO

美琴「それでどうしたの」

上条「それがこの自販機にお札を飲まれたんだ…」

美琴「なにか飲みたいの?」

上条「コーラ飲みたいな」

美琴「待ってて」チャリン…ガコン

美琴「はい」

上条「いいのか?中2なのに人に奢ったりして」

美琴「中2だけどお金はたくさんあるから」

上条「そっかレベル5だもんな」

美琴「うん」

上条「帰るのか?」

美琴「うん」

上条「奢ってもらったお礼に上条さんが今日も送りますよ」

美琴「ありがと。えへへ」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 14:16:10.14 ID:1sIpfEexO

垣根「どうすれば中2にわかりやすく未元物質を…」ブツブツ

一方「おい、第二位。いつから中2のストーカーなンて趣味にしたンだ?」

麦野「メルヘンロリコンストーカーってかぁ!傑作だなぁ!」

垣根「うるせぇよ慣性の法則に全身ビーム砲!!」


美琴「学園都市のみんなは親切で優しい人達ばかりなので今日も学園都市は平和です」

上条「おわり?」

美琴「おわり。バイバイ」
はてなブックマーク - 美琴「ベクトル操作ってなに?」

上条「なぁステイル…?」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 18:39:54.34 ID:x+GIovmbO [1/12]

上条「なぁステイル…?」

ステイル「なんだ」

上条「お前好きな奴いるのか?」

ステイル「ブッ!な、何を言い出すんだ貴様は…」

上条「…」

上条「実はな…」

ステイル「…」

上条「俺は…」

ステイル「(なんだこのプレッシャーは!?)」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 18:45:33.94 ID:x+GIovmbO [2/12]

ステイル「待て!まず僕に質問したのなら僕が答える権利があるはずだ!!」

上条「…」

ステイル「自分で質問してる途中にいきなり自分語りになるなんて卑怯じゃないか!!」

上条「…」

上条「あぁ…そうだな」

ステイル「(よし!妙な雰囲気を回避したぞ!)」

上条「…」

上条「じゃあ好きな奴いるのか?」

ステイル「!!(しまったループだああああ!!!)」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 18:50:09.41 ID:x+GIovmbO [3/12]

上条「なぁどうなんだよステイル」ガサッ

ステイル「おい貴様!布団から身を乗り出すな!!そのままの姿勢でいろ!!」

上条「…」

上条「…わかったよ」

ステイル「(クソッ何故僕はこんなにも動揺しているんだっ!!)」

上条「で、いるのか好きな奴?」

ステイル「(何故そんなにまで執拗に聞いてくるんだ上条当麻!!)」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:09:10.76 ID:x+GIovmbO [4/12]

上条「…なぁステイル」

ステイル「クソッわかったよ!尊敬する女性はエリザベス一世で好きなタイプは聖女マルタだ!!これでいいか!!寝るぞ!!」

上条「…」

上条「…待てよ」

ステイル「なんだよ!もう僕は寝たいんだよ!!」

上条「俺が聞きたいのはそんな上辺の話じゃない」

ステイル「(うぜえええぇぇぇ!!!)」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:15:51.35 ID:x+GIovmbO [5/12]

上条「なぁステイルいないのか?好きな奴?」

ステイル「うるさい!うるさい!うるさい!僕はこの後の戦いに向けて休みたいんだ!!」

上条「俺はこの後戦いがあると思うから聞きたいんだよ!!」ガバッ

ステイル「な、なんなんだよ」

上条「もしかしたら戦いに負けて死んじまうかもしれねぇじゃねぇか!そしたらこんな話もう出来なくなっちまう!!」

ステイル「い、いやでも寝ないと疲れで負けちゃうかもしれない…だろ?」

上条「そんなん関係ねぇ!理屈なんてどうでもいいんだよ!!俺は『今』お前の好きな奴が聞きたいんだ!!」

ステイル「…わ、わかっよ」

上条「…」

上条「…」

上条「…で、誰なんだよステイル」

ステイル「(無駄に雰囲気作るな上条当麻あぁぁ!!)」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:19:29.20 ID:x+GIovmbO [6/12]

上条「言いにくいなら当てようか?」

ステイル「…好きにしたまえ」

上条「ん〜」

ステイル「(聞かずともわかっているくせになんなんだコイツは…)」

上条「えっと…」

ステイル「さっさとしろ」

上条「土御門とか?」

ステイル「は?」

上条「いやだから土御門」

ステイル「何故そこで土御門が出てくる!!」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:24:52.35 ID:x+GIovmbO [7/12]

上条「だってお前たち結構古い知り合いみたいだし…」

ステイル「だからと言って土御門はおかしいだろ!!」

上条「違うのか?」

ステイル「当たり前だ!!」

上条「…」

上条「…良かった」

ステイル「おい上条当麻、どういう意味だそれは」

上条「べ、別に変な意味はないんだよ!」

上条「ただ…ステイル君と土御門っていつも仲良そうな感じだから…」

ステイル「(ス、ステイル君…だと?)」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:29:43.30 ID:x+GIovmbO [8/12]

上条「じゃあ次は僕の番だね」

ステイル「…」

上条「僕の好きな人だれだと思う?」

ステイル「何を恥ずかしそうに聞いているんだ上条当麻」

上条「いやだって恥ずかしいじゃん、こういう話って…さ」

ステイル「恥ずかしいなら止めにするべきだ、これ以上は…」

上条「ダメだよ!」

ステイル 「!」

上条「当てて欲しいな好きな人…」

ステイル「…」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:35:24.87 ID:x+GIovmbO [9/12]

ステイル「インデックスだ」

上条「?」

ステイル「いやだから貴様の好きな奴だろ、インデックスに決まっているじゃないか」

上条「え〜違うよステイルぅ〜あいつは只の同居人なだけで変な関係じゃないって〜」

ステイル「…」

上条「あいつはいつもイヤらしい目で見てくるんだけど、変な事はしていないから安心して!」

ステイル「…」

ステイル「ある意味安心したが…何か違う不安がしてきたんだが…」

上条「じゃあヒントあげようか?」

ステイル「まだ続けるのか!?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:40:09.03 ID:x+GIovmbO [10/12]

上条「えっと僕の好きな人は背が高くてぇ、髪がながいんだ!えへっ!」チラッ

ステイル「!」ビクッ

ステイル「わ、わかったぞ!」

上条「え〜!もうわかっちゃったの!」

ステイル「神裂だ!神裂だろ!なぁそうだろ!!」

上条「…」

ステイル「なぁ上条当麻そうだと言ってくれよ!!」

上条「…ステイル君僕の事なんにもわかってない…」

ステイル「(わかりたくねええぇぇ!!)」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 19:50:32.56 ID:x+GIovmbO [11/12]

上条「ねぇステイル…」ジリッ

ステイル「よせ近寄るな…」

上条「僕の好きな人は赤髪で…」ジリッ

ステイル「よせ…止めろ、イノケン…」

上条「とてもピアスが似合うんだ!」ガッ

上条の右手がイノケンティウスごとステイルの動きを封じこめる


上条「どんなに君が俺の事嫌いでも、お前は逆らえないんだよ―」

ステイル「ヒィ!!」

上条「同性同士がおかしいなんて幻想…ぶち壊してあげる…」

ステイル「うわあああぁぁぁ!!!」



―科学と魔術が交わるとき物語は始まる――


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 20:14:41.33 ID:x+GIovmbO [12/12]

終わりです
ジャックバウアーがまとめに載らないのでこれが載るといいな はてなブックマーク - 上条「なぁステイル…?」

インデックス「なんだか最近、体調が悪いんだよ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/17(土) 10:19:35.78 ID:EprsGhQYO [1/37]

上条「うーん、別に熱は無いみたいだけどな」


インデックス「そんな事ないんだよ。なんだか身体が重くて、とってもダルいんだよ…」モグモグ

上条「風邪の引き始めか?まぁ、食欲あるのが救いだけど」

インデックス「どうしよう……、もしかして私このまま死んじゃうのかな」モグモグ

上条「馬鹿な事言うんじゃねぇよ、そんな事無いって」

インデックス「うぅ…、心配で胃が痛くなってきたかも」モグモグ

上条「だったら取り敢えずそのオニギリは置けよ。無理して食うな」

インデックス「嫌だよ。なんだかオニギリがないと不安なんだよ!」

上条「仕方ない、小萌先生に遅れるって電話入れてから病院連れて行ってやるから」

インデックス「ゴメンね、当麻…。いつも迷惑ばっかり掛けちゃって」

上条「そんなもん、気にすんなよ。ほら、おぶってやるから」

インデックス「ありがとうなんだよ…。よいしょっと!」ズシーン、ズシーン


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 10:32:48.33 ID:EprsGhQYO

上条「どうなんですか、先生?インデックスの具合は」

冥土返し「見た所、特に異常は無いみたいだね?」

インデックス「歩くのもままならないんだよ!そんな訳ないよ」

上条「でも、この先生の言う事は信用できるからな」

インデックス「当麻は私の言う事が嘘だっていうのかな!」

冥土返し「落ち着きたまえ、もしかすると僕の手の届かない範囲なのかもしれないね?」

上条「先生の手の届かない範囲?それって…」

冥土返し「呪いや魔術の類かもしれないね?」

上条「魔術…、まさかインデックスを狙っている魔術師の仕業か!」

インデックス「そ、そうかも!だったら全て納得がいくんだよ!」モグモグ


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 10:45:20.13 ID:EprsGhQYO

上条「魔術といっても、いつ誰に掛けられたんだ?そんな気配は全く無かったが…」

インデックス「当麻は魔術を知らないから、そんな呑気な事が言えるんだよ」

上条「そうなのか…?」

インデックス「魔術って言うのは、気を抜くといつの間にか身体を蝕む怖い呪いとかもあるんだよ!」

上条「なるほど、なんだか生活習慣病みたいだな」

インデックス「そうそう、そんな感じかな。だから私が掛けられた呪いも随分前なのかも」

上条「だったら足取りを掴むのが大変だな…。もしかしたらもう学園都市の外に逃げてるかもしれねぇ」

インデックス「うぅん…前途多難だね。また胃がキリキリしてきたかも……」

上条「大丈夫か、インデックス?どこか休める所は…」

インデックス「だったら、あのラーメン屋がいいんだよ!」ズシーン、ズシーン


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:00:07.68 ID:EprsGhQYO

上条「そういやドタバタしてて朝何も食べて無かったな」

インデックス「そうだよ、私少しお腹空いちゃったかも!」グゥー、グゥー、グギュルルルルー

上条「仕方ない、軽く食べていくか」

インデックス「私、トンコツチャーシューメン大盛りがいいかな!」

上条「軽くって言ってるだろ。体調も悪いんだし…、何より金が無い」

インデックス「そんな心配なら必要無いんだよ。あれを見て、当麻!」ビシッ

上条「レベル5盛り、30分以内に全部食べ切れば賞金五千円?おぉ、この量だったらインデックスなら楽勝だな!」

インデックス「まかせて欲しいんだよ!この賞金でトンコツチャーシューメンを食べるんだよ」ズシーン、ズシーン


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:09:23.12 ID:EprsGhQYO

インデックス「味も中々イケるんだよぉ!」ズルズルズルズルルル!

上条「スゲェ、まだ五分しか経ってないのに全て平らげやがった!」

インデックス「ふぃ…、後はスープなんだよ!」ゴキュゴキュ!

上条「出たぜ、インデックスの必殺技!全てを丸呑みする暗黒(ブラックホール)胃袋!」

インデックス「ゲプゥ……。鳥ガラスープはあんまり美味しく無かったかも」ガタッ

上条「良くやった、これで賞金ゲットだぜ!」

インデックス「さぁて、それじゃ口直しにギョーザも頼んでもいいかな!」

上条「あぁ、なんでも頼んでいいぞ」

インデックス「それじゃ、取り敢えずギョーザ12人前持ってきて欲しいんだよ!」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:19:51.93 ID:EprsGhQYO

上条「さて、取り敢えず腹は満たされたし。呪いを解く方法を考えるか」

インデックス「そうだね、お腹が減ってたら頭も回らないんだから」モグモグ

上条「もしかすると、俺の右手で触れたら一発で解決するんじゃないか?」

インデックス「うーん、それはダメかも。朝だっておぶって貰ってる時、当麻の右手に触れてたもん」ズルズル

上条「何でなんだ…、俺の右手は異能の力は全てかき消すはず…」

インデックス「考えられるとしたら、ステイルのイノケンティウスのようにコアとなるルーンや術式から送り込まれているのかも……」ムシャムシャ

上条「そいつを潰さない限り、無駄って事か?けど一体どこに…」

インデックス「魔術の威力からいって、そんなに遠くには仕掛けられていないはずだよ。恐らくは学園都市のどこかに…」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:37:38.35 ID:EprsGhQYO

上条「それでも、まだ範囲は広いな。できれば同じ魔術師の協力が欲しい所だぜ」

インデックス「魔術師といっても…、ここは科学の街なんだよ。そう都合良くいかないよ」

ガラガラ

ステイル「あったあった。ここだよ、本当に美味しいんだ、僕が言うからには間違いは無いよ」

神裂「ラーメンなど、どれも同じでは無いのですか?どうせならば蕎麦の方がいいかと」

インデックス「あれは、ステイルと火織かな?どうしてこんな所に」

上条「何にしても、こりゃ幸運だぜ、おいステイル!」ダッ

ステイル「うん……?上条当麻か。来るタイミングが悪かったね、蕎麦の方にするかい」クルッ

ガッ

上条「待てよコラ!無視するんじゃねぇよ」

ステイル「なんだい、僕は今空腹で気がたってるんだ。気安く話掛けないでくれ」

上条「お前らに、頼み事があるんだよ。聞いてくれないか」

神裂「頼み事……ですか?」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:46:00.94 ID:EprsGhQYO

ステイル「だが断る。キミの為に何かしてやる義理は無いよ」

上条「俺じゃなく、インデックスの頼みだと言ってもか!」

ステイル「イ、インデックスだと…?」ピクッ

上条「今アイツは呪いによって苦しんでるんだよ。小さい身体で必死に頑張ってるんだ……、そんなアイツの頼みでも聞け無いってのかよ!」

神裂「呪いですって!一体どういう事か詳しく話しなさい!」

ステイル「キミが付いていながら、どういうつもりだ!インデックスは無事なのか、答えろ上条!」


インデックス「あ、ステイルー、火織ー。こっちなんだよぉ……ゲップ!」

ステイル・神裂「…………………」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:58:17.78 ID:EprsGhQYO

ステイル「インデックス……、そのドンブリ鉢を取ってくれないかい?」

インデックス「分かったよ、熱いから気を付けてね」サッ

上条「どうやら、魔術師に呪いを掛けられみたいでな。見た目はどうって事ないが、歩くのもままならない程に身体の調子が悪いらし…」

ステイル「そぉぉぉぉいっ!」ブォン

バッシャァァン!!

上条「ア、アヂィィィィィ!?何しやがんだぁステイルッ!」

ステイル「それは僕のセリフだ!何故キミが付いていながらこんな事に!」

上条「だから言ってるじゃねぇか!気付かなかったんだよ」

ステイル「そんな訳無いだろ!こんなに太…」

バッ!

神裂「待って下さいステイル。あの子も年頃の女の子です…、傷付く様な事は言ってはいけません」ボソボソ

ステイル「そうか…、流石だな神裂。もう少しで僕はインデックスを…」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 12:11:55.29 ID:EprsGhQYO

インデックス「当麻は悪くないんだよ!私だって気付かなかったんだもの。よほど高度な魔術なのかな」

神裂「気付かない?…魔術?インデックス、貴方もしかして」

インデックス「何か心当たりがあるのかな!?気付かずに身体の動きを鈍くして、何かに引っ掛かって前屈みすら出来なくなる恐ろしい魔術に!」

神裂「ステイル……、もしかするとあの子は気付いて無いのでしょうか……」ボソボソ

ステイル「どうやらその様だね。魔術師によるものだと思い込んでいるようだ……」ボソボソ

上条「何をコソコソ話してるんだよ。そんなにヤバイ相手なのかよ」

神裂「えぇ、相当ヤバイ相手です……。我が子の管理すらまともに出来ないとは」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 12:36:15.39 ID:EprsGhQYO

上条「一体どうしたらインデックスを救えるんだ。教えてくれ!」

神裂「どうと言われても…。私達に出来る事といえば」

インデックス「この通り何だよ…、ってアレ何かに引っ掛かって土下座が出来ないんだよ!」

ステイル「…仕方ない、多少危険は伴うが案内しようじゃないか」

上条「助かるぜ、アイツを救う為ならどんな危険も掻い潜って見つけてやるよ!元凶であるルーンをな」

神裂「いえ、貴方にはルーンよりも先に見つけて欲しいものが…」

インデックス「それじゃ早速行くんだよ!」ズシーン、ズシーン

神裂「しかし、どういうつもりですかステイル。案内すると言っても、ルーンなどどこにも……」

ステイル「まぁ、ここは僕に任せてくれないかい。それじゃ行くよキミ達」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:05:26.39 ID:EprsGhQYO

インデックス「いっちに、さんしっ!なんだよ」ブォンブォン

上条「おいステイル、準備体操なんか必要なのかよ?」グイグイ

ステイル「無駄口を叩いているヒマがあったら体を良く、ほぐしておくんだね」

神裂「(ステイル……一体何を考えているんですか)」ブォンブォン

ステイル「さて、これくらいで良いだろう。それじゃ僕に付いて来てくれ。ただし……走ってだけど」

上条「走ってだと!?待てよ、俺今食べたばっかりなんだぞ」

ステイル「相手も馬鹿じゃない、僕達がルーンに近付けば感づかれてしまう」

上条「近寄るなら、一気に間合いを詰めないとダメって事か」

神裂「(なるほど、読めましたよ。架空の魔術師をでっち上げ、インデックスに運動をさせる口実を作ると言う訳ですね。これならば彼女に気付かせる事なく、確実にやせ…」

インデックス「ヘイ、タクシー!なんだよ」バッ
キキィーーッ!


神裂「ちょっと待って下さいぃぃぃッ!」ダッ


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:15:14.99 ID:EprsGhQYO

インデックス「そんなに慌てどうしたのかな?お金なら大丈夫なんだよ」

神裂「いえ違うんです、いいから降りて下さい!早く降りて下さい」

インデックス「でも気付かれないなら、乗り物を使った方が…」

神裂「それは……、そう、相手は車の出す排気ガスを感知する結界の様なものを施しているんです!」

上条「なるほどな、アイツら魔術師は乗用車なんて使わなねぇ。中々用意周到なやつらだぜ」

神裂「そ、そういう事です、物分かりが早くて助かります」

インデックス「あ!あのタクシー、環境に優しいソーラーカって書いてあるんだよ。あれなら…」

ステイル「さぁ、一分一秒が惜しい!行くよ!」ダッ

インデックス「待ってよ!?置いてかないで欲しいんだよぉ!」ドシーン、ドシーン


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:28:35.48 ID:EprsGhQYO

インデックス「ウップッ…!や、やっぱり身体が重たくて足が動かないんだよ」ズシーン、ズシーン

神裂「頑張って下さい、まだ走って三分も経っていませんよ」

上条「俺も少し横腹が痛くなって来たな…。一体どこまで走るつもりなんだ」

ステイル「して上条当麻。さっきのラーメン屋でインデックスにどれだけ食べさせたんだい?」

上条「あん…?それと魔術師とどう関係があるんだよ」

ステイル「いいからサッサと答えるんだ。その頭、消し炭にするよ」

上条「えっと確か、レベル5盛りと、トンコツチャーシューメン大盛り。後はギョーザ11人前、酢豚6人前、唐揚げ8人前。追加で……」

ステイル「目の前の馬鹿頭を消し去れ、イノケンティウスゥゥゥッ!」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:42:19.50 ID:EprsGhQYO

神裂「何をするんですか。今は仲間割れをしている場合ではありません」

ステイル「すまない…、僕とした事が」

上条「ったく、腹が減ってるからイライラするんだよ。お前ら昼食食べてないんだろ、だったらあそこのファミレス寄ってくか?」

インデックス「賛成なんだよ!あそこはクリームミックスレベル5パフェが美味しいんだよ」

上条「いつものレベル5ピザはいいのか?」

インデックス「勿論、その後のデザートなんだよ!」

ステイル「神裂…、合計摂取カロリーはいくらになる……」

神裂「斬り捨てたくなる衝動を押さえられそうに無いので、計算したくもありませんね…」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:14:40.77 ID:EprsGhQYO

インデックス「もう疲れたんだよぉ、ちょっと休憩したいかなぁ」

神裂「始めから飛ばしても余り脂肪の燃焼効果は得られないでしょう…、ここは少し休憩を」

上条「しぼう…?ねんしょう?何の事だ」

ステイル「キ、キミには関係ないさ。これだけ走れば良いか、少し休もう」

インデックス「も、もう指一本動かすのも面倒くさいんだよ…。水分が欲しいかな」

神裂「水分ですか?それならばあそこの自販機でお茶か水を」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:19:56.74 ID:EprsGhQYO

上条「いや、いいよ。インデックスの水筒持ってきてるから」サッ

ステイル「インデックス専用……?嫌な予感がするな、まさかコーラやサイダー等の炭酸飲料水じゃないだろうね」

上条「そんなもん水筒に入れる金がウチにあるわけないだろ。ただの砂糖水だよ」ガラガラ

ステイル「そうかい。余計な事を言って悪かったね、だったら良いんだ」

インデックス「あまぁいものは、つかへはからはにひひんだほ!」サクサクサクサク…

ステイル「って、全く良くない!なんだサクサクって。砂糖水じゃなくて完全に角砂糖じゃないか、それ!」

インデックス「甘いね、ステイルは。このシロップをかけて食べるから砂糖水なんだよ」シャクシャク

神裂「切り刻めぇぇぇ、七閃んッ!」ガリガリガリ!

インデックス「何するの火織!?水筒が真っ二つなんだよ!」

神裂「すいません…、何か魔術師の気配が。水分なら向こうにある公園の水呑み場に行きましょう」サッ

インデックス「うん、分かったんだよ!」ズシーン、ズシーン


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:44:57.39 ID:EprsGhQYO

『ジャッジメントですのぉー!』

ガヤガヤ

インデックス「ぷはぁー、生き返ったんだよ!」

神裂「さて、それではステイル達のところに戻りましょうか」

インデックス「………………」

『うーいーはーるー!』

ガヤガヤ

インデックス「楽しそうなんだよ……」

神裂「そうですね…。まだ時間はあります、インデックスも彼女達と遊んできたらどうですか?」

インデックス「いいのかな!?じゃあ少しだけ行ってくるんだよ」ドシーン、ドシーン


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:56:57.94 ID:EprsGhQYO

黒子「ジャッジメントですのぉぉっ!」スカーンッ!

佐天「よーしナイスだよ、白井さん!」ダッ

初春「あぁ、また私がオニですか!?」

黒子「缶けり王女の黒子と言われた、わたくしに勝てるとお思いでして」ダッ

佐天「初春は今日一日オニ決定だね!」

ドシーン、ドシーン

初春「ん?何ですかこの地響きは。もしかして地震…」

インデックス「良かったら私も仲間に入れて欲しいんだよ」

黒子「何ですの、そのお方は?」

初春「一緒に缶けりがしたいらしいんですが…」

佐天「いいよ、皆でやった方が楽しいからね!」

黒子「そうですわね、わたくしも異論はありませんわよ」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:08:15.81 ID:EprsGhQYO

佐天「ジャッジメントですのぉ!」スコーンッ!

インデックス「くっ、しまったんだよ!はぁ…はぁ…」ズシーン、ズシーン

初春「インデックスさん、さっきからずっとオニで疲れてないですか?良かったら私変りますよ」

インデックス「ううん、気持ちだけ受け取っておくよ…。こういうのは、自分の力で勝ち取らないとダメかも」

黒子「良く言いましたわ、それでこそカンケリソルジャーですわよ!」

インデックス「それじゃ、行くよー。次こそ皆捕まえるんだよ!」ズシーン、ズシーン


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:26:52.45 ID:EprsGhQYO

黒子「缶の周りには誰も居ませんわね…」キョロキョロ

佐天「あるのは土管と大きな石だけだね。今だよっ!」ダッ

黒子「はて…、何か違和感が。土管、大きな石……」

ガバッ

インデックス「掛かったね!まとめて捕まえるんだよ」ダッ

佐天「なんで!インデックスさんいつの間に」

黒子「擬態ですわ!あの身体と服を利用して岩に擬態していたんですわ」
インデックス「でぇぇぇぇいっ!」バッ

佐天「しまった!?この距離じゃかわしきれない」

ガシッ!

初春「やった!やりましたね、インデックスさん」

インデックス「まだなんだよ!黒子を捕まえないとまた振り出しに」

黒子「捕まるわけには行きませんわ!この缶けり女王の名に掛けて」ダッ


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:43:49.75 ID:EprsGhQYO

インデックス「はぁ…はぁ…!間に合えぇぇっ!」バッ

黒子「もう少しですのよ!後一歩、後一秒…、捕まるわけには行きませんの。わたくしは、わたくしは!」

ズシャァァァン!

インデックス「残念だけど、缶けり女王は私の物……かな?」

佐天「そ、そんな…!?白井さんが缶けりで負けるなんて」

初春「やった!やりましたね、インデックスさん」

インデックス「例え魔術を掛けられていたって…、例え身体が思うように動かなくたって。諦めなきゃきっと勝てるんだよ、初春!」ニコッ

初春「まさか、その事を私に教える為に…?」

インデックス「それは考え過ぎかな?私は皆と遊びたかっただけだからね」

黒子「あ、あの……、早くどいて下さいまし…。黒子のアバラ骨が危険でしてよ」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:10:40.89 ID:EprsGhQYO

上条「インデックスが太ってるだと!?」

ステイル「声が大きい!もしインデックスが太っているだなんて、本人に聞かれたらどうするつもりだい!」

神裂「…いえ、貴方も充分大きいですから」

上条「どこをどう見たら、アイツが太ってるんだよ。質の悪い冗談は止めろよな」

神裂「いい加減にしなさい。そこまでして責任を逃れたいのですか」

ステイル「とにかくだ、もうこれ以上キミにインデックスを任せておけない。僕達に引き取らせてもらおうか!」

上条「そうかい…。そういう事なら分かったぜ…」

神裂「物分かりが良くて助かります。それではさっそく…」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:14:48.91 ID:EprsGhQYO

上条「テメェらがそういうつもりなら俺は容赦しねぇ!歯食いしばりやがれ」バッ

ステイル「何をする気だ上条当麻!落ち着きたまえ」

上条「落ち着いてられるかよ、そうやってバレバレの嘘ついて、またインデックスを不幸にするつもりかよ!」

ステイル「キミはまだそんな事を言って!」

神裂「…待って下さい、ステイル。どうも彼の様子を見る限り、嘘をついているようには見えないのですが……」

ステイル「なんだと、それじゃ本当に魔術の類だとでもいうのかい?」

上条「ゴチャゴチャ言ってねぇで掛かってこいよ!」

神裂「待って下さい。これは非常に由々しき状況なのかもしれません」

上条「だから最初から言ってるだろうが!」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:51:05.67 ID:EprsGhQYO

ステイル「キミは何も問題は無い。当初の目的通り、その右手で術式を破壊してくれればいい」

上条「何なんだよお前らは、最初からそう言ってるだろ」

神裂「それでは、少し対策を練らなければいけませんね」

ズシーン、ズシーン

インデックス「当麻ー、お金欲しいんだよー!」

上条「なんだ、もう終ったのか?」

インデックス「ううん、これから皆でお菓子買いに行くんだよ!…ダメかな」

上条「今は、術を解くのが先決だからなぁ。そろそろ行かないと…」

神裂「いいですよ、ゆっくり遊んできて下さい。三百円で足りますか?」サッ

インデックス「有り難う、じゃあ行ってくるね!」

ズシーン、ズシーン

上条「おい、神裂。いいのかよ、行かせちまって」

ステイル「いいんだよ。本当に魔術師が相手ならばインデックスを危険に巻き込む訳にはいかないだろ」

上条「本当にって何だよ…。まぁ、俺もそれには賛成だけど」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 17:25:08.43 ID:EprsGhQYO

上条「なんだ、地図なんか広げて?」

ステイル「送り込まれる魔力を逆算すれば、位置を把握する事など簡単だ。少し待っていたまえ」サッ

神裂「後は向こうの戦力を知りたい所ですが…」

上条「そんなもん、気にするまでもねぇよ。どいつが何人居ようがぶち壊すだけだぜ」

ステイル「仕方ないね、インデックスに気付かれる訳にはいかない。早い所、決着といこうじゃないか」

上条「で、どうなんだ。場所は分かったのか」

ステイル「うん?どうやら発生源は近いみたいだね。……付近から三十メートル」

神裂「近いですね…、感づかれたかもしれませんね。少し辺りを見回りしてきます」バッ


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:23:31.67 ID:EprsGhQYO

神裂「ん?貴方は土御門ではないですか。どうしてこんな所に」

土御門「偶然だにゃー、ねーちん。ここは学園都市だぜい、それはこっちのセリフぜよ」

神裂「それもそうですね…。だがこのタイミングで魔術師である貴方と出会う。果たしてこれも偶然なのでしょうか」

土御門「超能力者でもあるんだぜい。ねーちんが何を言いたいか分からないんだにゃー」

ダッダッダッ

上条「どうしたんだよ、神裂。何か見つけたのか」

土御門「カミやん、丁度良かったぜい。何だか、ねーちんが殺気だって困ってるんだにゃー…」

神裂「その、にゃーにゃー言うのを止めなさいって何度言ったら分かるんですか!」ブォン

ガギィィッ!


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:34:15.80 ID:EprsGhQYO

上条「神裂、お前何やってんだよ!?魔術師なら片っ端からぶち壊すつもりかよ」

神裂「片っ端は合っていますが、壊すつもりはありません……」

土御門「だったらその刀を下げて欲しいんだぜい」

神裂「だが、貴方はその攻撃を捌く事が出来た。何か心当たりがあるのでは?」

土御門「いやだなぁ、ねーちん。心当たりどころか……」バッ

神裂「なっ…!?」

ドゴォォッ!


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:47:03.00 ID:EprsGhQYO

上条「土御門、一体何を!まさか本当にお前の仕業なのかよ」

土御門「相変わらず甘いな神裂は…。後はカミやんだけか」

上条「答えろ、土御門ぉ!」

土御門「これもカミやんの為なんだ…、分かって欲しいんだがな」

上条「俺の為だと?インデックスに魔術を掛けるのがどう関係するんだよ!」

土御門「一つ教えてくれ…、カミやん。お前が禁書目録絡みで魔術師に襲われた事が何度あった」

上条「そんなの…、知らねぇよ。数えた事も無いし」

土御門「そうだ、数え切れない程の不幸を被ってるんだよ。お前は禁書目録の為にな」

上条「だったどうだっていうんだ!そんな事で俺がアイツを放り出すとでも思ってるのかよ」

土御門「あぁ、分かっている。お前はそういう男だよ…。だがもしアイツが醜く太った肉の塊だったらどうした?」

上条「……なんの話だよ」

土御門「もし禁書目録がそんな姿でもお前は命を呈して護ろうとしたか…?そして今も護ろうとしているか…?」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:02:59.96 ID:EprsGhQYO

ステイル「なるほどね、そういう事か…。汚い事を考えるものだな」

土御門「誰も血を流さない、誰も不幸にならない。こんな素晴らしい方法はないだろう」

上条「ステイル!?何を言ってるんだよ!俺にも分かる様に説明しろ」

ステイル「インデックスの満腹中枢…、そしてキミ達二人の視覚を操作する」

土御門「あの大食らいの事だ、数ヶ月も経てばあのザマだ。その後、術式を解除すれば…」

上条「俺がアイツを手放すって訳かよ…?」

ステイル「やれやれ、馬鹿な話だね。全く…」

上条「あぁ、本当に馬鹿だぜ…。なにやってんだよお前は」

土御門「何とでも言えばいいさ。カミやんがこれ以上俺達の世界に足を突っ込んで欲しくないんだ…」

上条「ふざけるんじゃねぇよ!誰がそんな事頼んだんだ!」ダッ

土御門「無駄だ、正面からやりあってお前が俺に勝てるわけが無いだろう」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:21:14.39 ID:EprsGhQYO

上条「おりぁぁぁぁぁぁッ!」ブォン

バギィィィィッ!

土御門「ぐっッ…!速いッ!?」ドサッ!

ステイル「あれだけ重たいインデックスを毎日背負ってたんだ。そりゃ筋力も付くだろうね」

土御門「俺を殴りたければ殴れ…。だが、術式は解けても禁書目録の贅肉は幻想じゃない。カミやんにはどうする事も出来ないぜ……」

上条「確かに…。確かに、最初は可愛いシスターで幸運だなんて思ったさ。でもそれだけで命なんか掛けられるかよ!それだけで右手が切り落とされても敵に立ち向かえるかよ!
俺が惹かれたのはアイツの心だ、誰よりも輝いて…、誰よりも綺麗なアイツの心にな!」

土御門「心か…、そうだな。引き受けるんじゃ無かったんだぜい…。カミやんはこういう男だった…な」

上条「勘違いするんじゃねぇよ。お前は何も悪くない……、誰も悪くない。悪いのは、見えてなくともアイツの暴飲暴食を止められなかった俺の責任なんだ…」

ズシーン、ズシーン

インデックス「そんな事無いんだよ、当麻!」

上条「インデックス!?お前まさか、聞いてたのかよ」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:39:35.80 ID:EprsGhQYO

インデックス「今、自分の身体を見て思ったよ…、自己管理も出来ないなんてシスター失格だよね」

上条「インデックス…、お前…」

インデックス「ゴメンね、当麻。こんな身体じゃきっと当麻も…皆も嫌いになっちゃうよね……」

上条「言っただろ、お前の心に惹かれたってな。それにステイル達は、お前の姿が分かってて、ここまで付き合ってくれたんだぜ」

インデックス「そ…そういえば…。何でなのかな!」

神裂「言うまでもありませんよ。太っていようが、痩せていようが、自分の子供を嫌いになる親がこの世に存在しますか?ただそれだけの事ですよ」

ステイル「出来れば僕は痩せてくれていた方がいいけどね。神裂や上条当麻ほど筋力は無いんで」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:00:04.89 ID:EprsGhQYO

黒子「あら、こんな所にいましたの、インデックスさん。わたくしに恐れを成して逃げ出したのかと思いましたわよ」

佐天「見栄はるのは止めときなよ…、私達何回押し潰された事か…」

初春「インデックスさーん。早く続きしましょー!」ブンブン

インデックス「飾利…?みんな…」

上条「言っただろ、見た目なんか関係ねぇよ。お前の心に、皆惹かれて集まってくるんだ」

インデックス「当麻ぁ…。当麻ぁー有り難うなんだよぁ!」ガバッ

ベタァァァァッン!

ステイル「やれやれ、結構こうやって美味しい所を持っていくんだね…、彼は」

土御門「諦める事だな。それも含めてカミやんなんだぜい」

神裂「仕方ないですね、今回の件は情状酌量の余地ありとし不問とします……」

土御門「さすがねーちんだぜい、話が分かるぜよ!」

上条「そんな事はいいから、お前らさっさと助けてくれぇぇぇッ!」

インデックス「当麻ぁ!当麻ぁー」ジタバタ


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:15:03.15 ID:EprsGhQYO

=数日後=

インデックス「ジャッジメントですの!なんだよ」スカーンッ!

黒子「な、なんて瞬発力ですのッ!?」

初春「凄いです、インデックスさん!あの警備を掻い潜るなんて」

インデックス「驚いてる暇があったら早く逃げるんだよ、飾利!」ダッダッダッ

黒子「きぃぃー!何故ですの、わたくしは缶けり女王のはずですのに!」

佐天「ふふっ、白井さんの時代は終ったんだよ!これからは私達、禁書目録団の時代だよ」

黒子「な、なんですと!?謀りましたのね、涙子!」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:30:04.35 ID:EprsGhQYO

佐天「恨むなら、キミのお姉様を恨むんだねぇ!」スカーンッ!

黒子「何故ですの!何故このわたくしがぁぁ!」

初春「お嬢だからさ……」

インデックス「黒子ー、頑張るんだよ!諦めない気持ちが大事かな」ダッダッダッ


御坂「あらあら、黒子にしては珍しく苦戦してるわねぇ」

上条「どうやらウチのインデックスの方が優秀みたいだな」

御坂「にしても、何でアンタがここに居るのよ?不審者でアンチスキル呼ぶわよ」

上条「誰が不審者だ、俺はあそこのシスターさんの保護者なんだよ」

御坂「ふぅん。それにしても楽しそうねあの子達」

上条「そうだな…、これで良かったんだよな。公園駆け回って、三百円以内でお菓子選んで……。そんな当たり前の事さえ俺はさせてあげられなかったんだな」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:47:28.49 ID:EprsGhQYO

御坂「……何があったのかは知らないけど。いいんじゃないかしら、あの子が今、笑顔だったらさ」

上条「御坂…。そうか、そうだよな……」

御坂「そうそう、暗い顔はアンタには似合わないわよ。さ、行きましょうか!」バッ

上条「行くってどこにだよ?おい、引っ張るなって!」

御坂「黒子ー、二人追加でお願いするわ!」

黒子「お、お姉様が来て下さいましたのね!?これで百人力ですわよ、見てなさいまし、佐天さん」

御坂「いっくわよー、ジャッジメントですのッ!」スカコーンッ!

黒子「って、ちょっとお待ちなさいまし!?違いますのよ、お姉様は黒子の味方なんですのぉ!」

上条「ははは…、不幸なヤツ…」

インデックス「当麻、当麻!ほら、一緒に行って欲しいんだよ」

ゆっくりと差し出した、細く、小さなインデックスの右手を掴み、俺は無言で頷き走り出す。
例え何があろうとも、この笑顔が…、この無垢な心が俺の前で輝いている限り。

「いくぜぇぇッ!ジャッジメントだぁぁ!」

気持ち良い快音を鳴り響かせ、一筋の影が学園都市の青空に軌跡を描いた。

―おわり―

はてなブックマーク - インデックス「なんだか最近、体調が悪いんだよ」

佐天「男の人を魅了する能力かぁ…」


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:19:41.98 ID:Jig4nJt00
とある土曜日。
初春と佐天はショッピングをするために街角で待ち合わせをしていた。

佐天「うっいはっるぅーん♪」ガバッ

初春「ささささ佐天さん!!!こんな街中でスカートめくらないでください!!!」

佐天「街中じゃなかったらいいの??」

初春「そんなの屁理屈ですっ!」

佐天「ほらほら。怒ってないでさっさと行っくよぉ〜」

初春「!! 佐天さん危ない!!!」

佐天「ふぎゃっ!」ゴッチーン


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:28:54.93 ID:Jig4nJt00
佐天がぶつかったものは道を横切る大きなガラス。
ショーウインドウの運搬の作業だ。
そこにぶつかってしまった。

初春「佐天さん大丈夫ですか!?」

佐天「っててぇ〜…!」

作業員「君っ!大丈夫だったかい!?」

佐天「あ、はい。大したことはありませんのでどうかお気遣いなく…こちらこそ不注意でどうm」

作業員「アァ!僕はなんて大罪を犯してしまったんだ…!」

佐天「へ?」

作業員「危うく君のその美しい顔に傷がついてしまうところだったじゃないか…!」

男は上着のジッパーを開け、胸元をさらけ出す。

作業員「この愚かな僕を許してくれたまえ!」

佐天初春「はい?」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:39:27.45 ID:Jig4nJt00
大粒の涙を流すその男が取り出したのは大型のメジャー。
作業の上で寸法を図る為に使用するものであろう。
しかし、この男はそのメジャーを他の用途で使い始めた。

作業員「この!」ガツンッ「愚かなる!」ガツンッ「罪人を!」ガツンッ「お許し!」ガツンッ

メジャーを握り、何度も自らの頭を殴りつける姿がそこにあった。
何がどうなっているのかわからず、呆気にとらわれていた佐天はふと我に返る。

佐天「ちょ、ちょっとややめてください!どうしちゃったんですか!?」

初春「な、なんだか様子がおかしいようですよ…佐天さん…?」

周りを見渡すと大勢の男が取り囲んでいた。
成人した男性。子供に老人。見ただけでは雌雄の判別がつかない犬や猫までもがそこにいた。

佐天「え!?え!?どうなっちゃってんのこれ!!?」


9 :おいおい投下スピード遅すぎだろ…すまん…:2010/10/19(火) 01:49:01.63 ID:Jig4nJt00
初春「と、とりあえず支部に連絡して応援を…!」

佐天「わ、わ、こっち来たぁ!」

男達は佐天を取り囲みひざまずく。

男1「愛しいコよ…」

佐天「は…い…?」

男2「怪我はないかぃ?」

佐天「え、いや」

男の群れは一斉に佐天の身を心配し始めた。

初老の男性「この中に医者はいませんかっ!!?」

ワイルドムキムキ「医者なんて待っていられるか!ふんっ!」ビリッ

中には自らのTシャツを破り、佐天の額に巻く者も。

佐天「え、えーとコレは…」

ワイムキ「これで応急処置は施せた…」

佐天「はぃ??」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:59:05.13 ID:Jig4nJt00
男3「くそっ…こんなガラスさえなければ…!」ゴチーン

ガラスは割れない。

作業員「いや俺だ!俺が悪いんだ…不注意にも俺がこのコの前を…うぅ!」ガツンッガツンッ

男4「いや俺だ!このコの前を俺が歩いていればこんな悲劇は…!」

男5「それならば俺が…!」

男達は涙ながらに自分達を責め始めた。
サイレンの音がする。

初春「ア、アンチスキル! って救急車!?」

救急隊員「遅れてすまない!」

大げさにも男の中の誰かが読んだのであろう救急車のサイレンだった。

男6「遅すぎるじゃないか!!?このコの身に何かあったらどうするつもりだ!?」

佐天「ちょっと初春!様子がおかしすぎない!?」

初春「そうですね!とりあえずこの場は逃げましょう!」

男達の取っ組み合いの中、二人は身をかがめながら走り去った。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:06:21.34 ID:Jig4nJt00
初春「はぁ…はぁ…ここまで来れば大丈夫でしょう…」

佐天「う…うん…はぁ…」

二人が逃げてきたのはとある公園。
ここなら人はいない。

佐天「それにしてもなんだったんだろう?」

初春「わかりません。急に男の人たちが一斉に佐天さんを心配し始めて…」

初春「だけど、あの人たちなんだか…」

佐天「うん、怖かったねぇ。なんだかあんなの初めてだったよ。」

初春「は、はい。そうじゃなくて…なんだか佐天さんに異様に好意的だったというか…」

佐天「へ?そうだったかなぁ」

初春「はい。傍から見たらもうあからさまに…」

佐天「ないないww私そんなモテないからwww」

初春「確かにあれは少し異常でしたけど…」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:11:16.96 ID:Jig4nJt00
佐天「それにそんな急にモテモテになっちゃうわけないじゃんさ♪」

初春「ん〜…あ!そうですよ!佐天さんが頭を打ってから急でした!」

佐天「?」

初春「何かそこから男の人たちの態度が変わってしまいましたよ!」

佐天「あぁ!確かに! あ、あんなところに脱ぎ女さん発見!」

木山「ん…?君達は…」

初春「あ、こんにちは」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:19:55.80 ID:Jig4nJt00
木山「奇遇じゃないか…。いや、ここは気持ちの良い公園だからね…。人が来るのは当たり前といえば当たり前か…」

初春「丁度良いですよ佐天さん。先生に聞いてみましょうよ。」

佐天「そうだね。」

木山「ん…?なんの話だね…?また何かトラブルにでも起こしたのかね…?」

佐天「はい。実は…」

佐天はガラスにぶつかったことから男達の異常な態度のこと。
初春と待ち合わせしていたことからを身振り手振りを使って賢明に説明した。

佐天「…っていうことなんですよ!」

木山「なるほど…」

初春「私達には何がどうなっているのか…」

木山「君…確かレベルゼロだったかな?」

佐天「え?あ、はい。」

木山「喜びたまえ。君はもう超能力を手に入れたと見て間違いないだろう」

佐天「え!?」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:27:03.86 ID:Jig4nJt00
初春「どういうことですか?」

木山「この都市に限った例じゃないんだけどね…たまにあるんだよ…軽いショックを拍子に能力に目覚めてしまうことが。」

木山「この異常な現象は君に能力が備わったと見るのが正しいだろう。」

木山「その上ここは学園都市…おそらくAIM拡散力場が関係してこの稀なケースを誘引したのだろう…」

佐天「やったー!それじゃ私超能力者!?」

初春「やったじゃないですか!佐天さん!おめでとうございます!」

佐天「うん!それでどんな能力なんですか?」

木山「詳しいことはまだわからないが…世の殿方を魅了する能力であることは間違いないね…」

佐天「え」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:31:48.04 ID:Jig4nJt00
木山「ん?」ピピピピ

木山の携帯が鳴り響く。
どうやら仕事に関する電話のようだ。

木山「わかった。直ぐに行く…。」

初春「あの」

木山「すまない。研究所からの呼び出しだ…。また会おう…。」

歩き出した木山は立ち止まり、振り返る。

木山「君。せっかく手に入れた能力なんだ…大事に使うんだよ…。」

そう言い残して木山は去った。

佐天「…」

初春「あ、あの…佐天さん…?」

佐天「やったーー!!超能力だぁーーー!!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:39:49.33 ID:Jig4nJt00
佐天「初春!この能力さっそく試してみようよ!」

初春「えぇ〜!?さっき大変なことになったじゃないですか!」

佐天「だってぇ…さっきは自分の能力だってわからなかったんだもぉん。」

佐天「それに『男の人を魅了する能力』なんて面白そうじゃん♪」

初春「な///ダメですよそんな…!///」

佐天「いいからいいから♪あ!御坂さんだ!おーぃ!」

公園の脇を走る美琴が佐天の呼び声に気づく。
何かを追っているようだったが、こちらに歩いてきた。

美琴「こんにちは。佐天さん。初春さん。こんなところで何してたの?」

初春「いえ別に…御坂さんは何をしていたんですか?」

美琴「わ、私はっ!別に用事っていう用事は…」ゴニョゴニョ

がさっ。

上条「ふぅ…巻いたか…って、ゲッ!」

草むらから顔を覗かせたのは上条当麻。
どうやら美琴はこの男を追っていたようだ。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:46:24.30 ID:Jig4nJt00
美琴「ふふふ…自分から面みせるとはいい度胸じゃないの…今日こそは覚悟してもらうわよっ!?」ビリビリッ

上条「ふ、不幸だぁーーー!!ちょ、ちょっと待てビリビリ!ほらっ、このコ達もいるだろ!!?」

美琴「へ?ま、まぁそうね…し、仕方ないわね。今は勘弁してあげる…」

上条「ったく…いつも今みたいに可愛ければいいんだけどなぁ…」フゥ

美琴「かかかか///可愛いってそんな、なによ急に…///」

上条「ん?なんか言ったか??」

美琴「べ、別になんでもないっ!///(なによなによ…いっつも思わせぶりなこと言って…)」

初春「佐天さん。なんだか私達お邪魔jなんじゃないですか?」ヒソヒソ

佐天「ん〜…あ、そうだ!」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:52:40.50 ID:Jig4nJt00
佐天「むむむむ…えぃっ!」

初春「あぁあああぁぁぁ!!!ダメじゃないですか佐天さん!!」

美琴「ん?どうしたの佐天さん?」

上条「ところでビリビリ。そちらの長い綺麗な髪をした少女はどちらさんだ?」

美琴「あぁ、こっちは佐天さん…って、え?」

上条は佐天に近づく。
いまにも鼻先同士が触れそうだ。

上条「…佐天…さん?」

佐天「は、はいはーい♪///」

美琴「」

初春「あわわわわわ」つっ


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:06:52.64 ID:Jig4nJt00
上条「不幸だ…」

上条「…」

佐天「へ?(効いてない?)」

上条「こんな若いうちにこんな素敵な女性に出会ってしまうなんて…この先の長い人生、この引き裂かれるような胸の痛みに耐えて生きなければいけないなんて…」

上条「俺はなんて不幸なんだァ!!」

涙を浮かべる上条の叫びが空にこだまする。
手を握り、続ける。

上条「俺は甲斐性もないし、特別綺麗な顔立ちなわけでもない…」

上条「誇れるものは何も持っていないけど、君に出会えたことは一生の宝物だと思う…」

佐天「は、はい///」

上条「碌でもないこんな俺だけど…俺のこの気持ちを恋だと呼ばせて欲しい。」

上条「結婚してくれ…」チュッ

上条は佐天の手をとり甲に口付けをした。


佐天「ひゃっ!!!////わ!わ!わ!///」

美琴「昼間っから…なに発情してんじゃこの女ったらしがぁーーー!!!!」ガッッツーーン


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:20:07.77 ID:Jig4nJt00
上条「ほぐわっぷ!!」

美琴の電撃を帯びたゲンコツが当たったのは上条の頭。

佐天「ひっ!」

初春「いま火花みたいな閃光も見えたんですけど気のせいでしょうか…」

上条「いててて…」

上条は起き上がりながら右手で頭を抑えた。

上条「いってーーー…ったく、急になn」(ピキューン)

上条「あれ?いま俺…え、なんでなんでちょっと待てなんで俺佐天さんをなんで俺」

美琴「私の大切なお友達に何してくれちゃってんだ…このぉっ!!!」ビリビリッドゴーン

美琴の額から放たれた大きな電撃が雷のように上条の足元に落ちる。

上条「ま、待てビリビリ!これはなにか変な力が!」

美琴「言い訳すんな変態ウニ頭!!」

初春「さ、佐天!二人を止めないと…!」

佐天「そぉーれっ」ムンムン

初春「ちょ、佐天さん!!」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:31:58.42 ID:Jig4nJt00
上条「」ピタ…

美琴「ようやく観念したようね…それじゃあ思いっきr!」

上条「君が僕達の間にある大きな障害恐れるというのなら、まずはその幻想を打ち殺す!」ギュッ

佐天「はわわ〜///」

愛の言葉を捧げた上条は佐天を強く抱きしめた。

美琴「くそがぁ〜!!!!」ビリビリッ

上条「ギャース!」

美琴「はぁ…はぁ…一体なんなのよこれ…どうなっちゃってんの…!?」

黒こげになりながらも上条の恋は止まらない。

上条「う…うぅ…はっ!良く見ればその美しい額に傷があるじゃないか!」

佐天「あ、これはさっき少しぶつかってしまって…」

上条「救急車…!いや、待っていられない…!ふんっ!」ビリッ

自らのシャツを破き、佐天の額に巻く。

上条「応急処置だよ…」ニコッ

美琴「てめぇの頭どうにかしろやぁ!!」ビリビリッ 上条「ギャース!」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:41:26.33 ID:Jig4nJt00
初春「佐天さんやりすぎですよっ!」

佐天「え〜楽しいじゃん」

初春「ダメです!御坂さんが可哀想じゃないですか!」

佐天「ぶ〜せっかく上条さんにチヤホヤしてもらえてたのに〜…」

初春「早く治してあげてくださいっ!」

佐天「はいはいっ。わかりましたよっと…わ!」

佐天が振り返ると目の前に上条が立っていた。

上条「佐天さん…」

佐天「な、なななんですか?///」

上条「俺は君を傷つけるものが許せない…それが例えガラスだろうと…どうしても許せない!!」

佐天「はぁ…」

上条「俺はこれから君の額に傷をつけたガラスをぶっ飛ばしに行くよ。」

佐天「はぁ…って、えぇ!?ちょっと待っ」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:49:58.83 ID:Jig4nJt00
上条「ふっ…心配いらないさ。必ず戻ってくるから。な?」なでなで

佐天「うっ!うぅ!///」

初春「佐天さん!」

佐天「だ、だってぇ…///」

上条「それじゃあ!」タタタッ

美琴「あ!これ待ちなさい!」

走り去る上条を美琴が追っていった。

初春「…」ジロッ

佐天「///」ぽか〜ん

初春「佐天さん!」

佐天「ご、ごめんごめん!なんかぼっとしちゃって。」

初春「まったく…佐天さんがそんな男性狂だと知りませんでした!」プンプン

佐天「な!別に私そんな…あ、え、あれって学園都市最強の第一位じゃない!!?」

木陰で休んでいたのは白い髪に白い肌。赤い目をした細身の男だ。
脇では10歳前後の少女が花飾りを頭に乗せて蝶々を追っかけていた。


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:02:37.52 ID:Jig4nJt00
打止「あはは!待ってよぉ〜ってミサカはミサカは」

一方「だァー!っるせぇ!ちったァ静かに出来ねェーのかチビがァ!」

打止「ねぇねぇ!あなたも一緒に遊ぼうよぉ!ってミサカはミサカはあなたの為に作っ花髪飾りを頭に乗せてみる!」

打ち止めが丁寧に編んだ花飾りだ。
しかし、一方通行にその花飾りはお世辞にも似合っているとは言えない。
凶悪な人相と不釣合いだ。

一方「はァ?なンですかこれはァ?」

打止「白つめ草で編んだ王冠だよ♪ってミサカはミサカは」

一方「くっだらネェ…」スッ

一方通行は花飾りを手に取り、投げ捨てようとした。

打止「あぁ!!ダメぇ!私が折角一生懸命編んだのに…」

一方「…」

打止「う…う…うぇ、ぐ…」

少女は今にも泣き出しそうだ。
それを横目で見る一方通行。

一方「…ったく…勝手にしろ…」スッ

佐天「あの〜お取り込み中のところすみません…」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:11:47.19 ID:Jig4nJt00
一方「あァン?」

一方通行が見上げるとそこには長髪の少女が立っていた。
と、その後ろには花飾りの少女。

打止「あ!あなたの花飾りとても綺麗ね!ってミサカはミサカは見知らぬあなたを褒め称えてみる!」

初春「ふふふ♪ありがとう。あなたの花飾りも素敵ですよぉ。」

一方「何だァ?てめェらァ?」

佐天「ふふぅ〜。そぉれっ!」ムンムン

初春「な!佐天さん!サインもらいに来たんじゃないんですか!?」

佐天「いいじゃんいいじゃん♪硬いこと言わない♪」

一方「…」スッ

打止「?」

急に立ち上がる一方通行を打ち止めが不思議そうな目で見る。

佐天「♪」

一方「なァ…納豆にネギ入れるほうかァ?」

打止「ふぇ?」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:24:46.93 ID:Jig4nJt00
一方「ブラックコーヒー飲めますかァ〜?」

佐天「飲めますよ♪」

一方「キクケケケコケいいねェいいねェ!上等だァ!俺達気が会うかも知れねェなァ!!」

打止「あなたどうしちゃったの!?ってミサカはミサk」

一方「俺ァよォ…これまで数え切れねェくらいの妹達をこr…って!おめェ!なンだァ!?それァ!!?」

佐天「?」

一方「チッ…」ビリッ

一方通行は自らのシャツを破り、佐天の額に巻いた。

一方「とりあえず応急処置だァ…危ねェところだったぜェ…。その絹のような肌に傷が残るといけねェからなァ…」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:42:58.90 ID:Jig4nJt00
打止「ちょ、ちょっとぉ!あなたたちまだ真昼間だっていうのに何をしているの!ってミサカはミサカは腰に手を当てて怒ってみる!」

一方「るせェなァ。お子様の時間は終わりなンだよォ。」

打止「まだ昼の二時なんですけど。ってミサカはミサカはツッコんでみる。」

一方「お昼だァ?…そうだ。いいねいいねェ!最高に愉快なこと思いついたぜェ!」

一方「なァ。これから一緒にランチと洒落込まねェかァ!?」

佐天「へ?いいですけどぉ、私あまりお金持ってないかもでぇ−す」

一方「ははっ!クケコカコ!なにもそンなこと気にしる事ァねェ…俺がいくらでも出してやるからなァ!」

一方「金ならいくらでもある!お前とランチできるなら口座空っぽにしてもいい!」

打止「な!?」

佐天「やたー♪」

初春「佐天さんバチ当たりますよ…?」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:58:13.72 ID:Jig4nJt00
とあるカフェ。

一方「そンでよォ…!まだガキのオレに戦車がズバァー!っとだなァ!」

佐天「わぁ!凄いですねぇ!」

一方「ンでェ…なンでてめェまで着いて来てンですかァ?」

打止「私は監視役だよ!あなたを放っておいたら何をするかわからない!ってミサカはミサカは自身の役割を主張してみる!」

佐天「初春も帰って良かったのに〜」

初春「ひ、酷いです佐天さん!」

一方「人様の恋路の邪魔をするたァいい度胸じゃねェかァ」

打止「な!?恋って!」

一方「だけどオレの情熱は止められないぜェ!」

一方「ウェイター!『ラブラブドリンク』を頼むぜェ!」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 05:09:56.98 ID:Jig4nJt00
打止「あ!これは私たちの思い出の!」

一方通行がそう注文するとウェイターは二つのグラスを持ってきた。
ストローを見ると、枝分かれした先がハートの形になって巻かれている。

一方「さァ遠慮はいらねェ!飲もうぜぇ!」

佐天「こ、これはちょっと…」つっ

打止「ほら嫌がってるじゃない!ってミサカはミサカは」

一方「黙れッ!」

一方「なァ…?もしかしてオレのこと嫌いかァ…?」

佐天「え、いや嫌いとかそういうんじゃなくて、その…」

一方「正直に言ってくれェ」

佐天「全然嫌いじゃないです!む、むしろ憧れというか…ただ、これはちょっと恥ずかしい…かな…」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:25:45.24 ID:Jig4nJt00
一方「そうかァ…ウェイター!コイツを下げてくれェ!」

一方「すまねェなァ…無理させようとしちまって…」

一方「俺ァこんな愉快な気持ち初めてだからよォ…つい舞い上がっちまって…」

佐天「一方通行さん…」

一方「俺ァダメだなァ…お前のことを独り占めしたくて…」

佐天「///」

一方「最強最強といわれる俺だけどよォ。好きな女の前じゃこンなに弱いなんてオカシイよなァ?」

一方通行の赤目の先が佐天に向かう。
そこには怪しくも悩ましい輝きがあった。

一方「だけど俺のこの気持ちだけは真心なンだァ。憧れとかじゃなくてよォ…俺のこと…真剣にみてほしいンだァ…」

佐天「この能力イイ…」ポー


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:38:20.91 ID:Jig4nJt00
打止「ムキィーーー!!あなたはいったいどうしちゃったの!?ってミサカはミサカはあなたの態度に嫉妬の炎を燃やしてみる!」

一方「さァ!気を取り直して欲しいものがあったらじゃンじゃン頼ンでくれェ!お前の喜びが俺の幸せなんだからなァ!」

佐天「あ、あの!さっきのジュース…やっぱり飲みたい…かも///」

一方「あァ?なにも無理する事ァねェンだぞォ?」

佐天「いえ…一緒に飲みたいんです!」

一方「おめェ…。フッ…わかったぜェ…ウェイター!『ラブラブジュース』!」

ウェイターは言われるままに『ラブラブジュース』を持ってきた。

一方「さァ頂こうぜェ…」

佐天「いったっだっきまぁ〜す♪」

初春「佐天さん…見てるコッチが恥ずかしいです…」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:59:05.64 ID:Jig4nJt00
カップルはテーブルの上のグラスを挟んで楽しそうにジュースを飲む。

佐天「このジュース凄くおいしいですね!」

一方「俺ァよォ。こういう甘ったるいもンは普段飲まねェンだけどよォ…きっとおめェと飲むからこンなに美味いンだろうぜェ」

佐天「そんな…一方通行さんお上手ですね♪」

一方「嘘じゃねェよ!…おめェの目ェみて嘘なンて…つけるかよォ…」

そこには既に二人の世界が構築されていた。
更に外の世界に取り残された二人がいる。

初春「甘々ですね…」

打止「むぅー!私とあれを飲んだ時はあんな台詞言ってくれなかったよ!ってミサカはミサカは胸に湧き上がる怒りを抑えながらに愚痴ってみる!」

ストローの分かれた先の尺が短いためか、二人の顔はお互いの吐息が感じられるほど近い。

一方「おめェを見てると吸い込まれそうだぜェ…長いまつ毛に綺麗な目だァ…瞳も黒くて大きいンだなァ…」

一方「おめェの周りの女のこと考えたら可哀想になってくるぜェ。この瞳の前にはどんな花もどんな宝石も敵いやしねェんだからなァ…」

佐天「ふふふ///一方通行さんも素敵ですよ。白い肌も綺麗ですし、赤い目もカッコいいじゃないですか。」

佐天「そ、それに…指も細長くて綺麗です///」


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:07:59.00 ID:Jig4nJt00
一方「ハハッ!美人の上に口まで達者ときたもンだ!こいつァとうとう非の打ち所がないようだぜェ!」

佐天「お世辞なんかじゃないですよっ!私真剣なつもりで…」

一方「…」

一方「なら…期待してもいいンかよ…?」

一方「俺ァ期待しちまってもいいンだよなァ…?」

佐天「一方通行さん…///」

一方「唇…綺麗だなァ…」

佐天「///」

一方「俺ァもう…俺…」

二人の顔が近づいてゆく。
そこへ入ってきたのはヒステリーを起こした鳥のような金切り声だった。

打止「キィーーー!!!もう黙ってられない!!あなた達それ以上近づいたら承知しないんだからっ!ってミサカはミサカは溜まった怒り大爆発!!!」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:18:47.96 ID:Jig4nJt00
初春「佐天さん!やりすぎです!こんな公共の場でそ、そんな破廉恥な…!///」

佐天「ゴ、ゴメンゴメン!だって、つい雰囲気に呑まれちゃって…」

一方「だァーー!さっきからなンなンですかァ!?クソガキがァ!!」

打止「言ったでしょ!私はあなたが何をするかわからないから着いてきたのよ!?ってミサカはミサカは再度あなたに忠告してみたり!」

一方「はァ?何様ですかァ?おめェは俺の保護者ですかってのォ。」

打止「わ、私はあなたの…!あなたの……」

一方「ハッ…付き合ってられねェなァ。頼むからもう俺たちの邪魔ァしないでくれェ」

打止「!!」

打止「私は…あなたのことがこんなに好きなのになんでいつもわかってないのぉってミサカはミサカは涙ながらに訴えて…ぅわーん!」

初春「ほら!あのコ泣いちゃったじゃないですか!」

佐天「あちゃー…ちょっとやりすぎちゃったかな…」つっ

初春「わかったらさっさと戻してあげてください!」

佐天「はいはい。それっ!」




佐天「って、あれ?」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:33:40.37 ID:Jig4nJt00
一方「チッ…泣けば全て解決一件落着ですかァ?全くどうしようもねェな。」

打止「うっ…うえっ…あ、あなたは…うぇっ…ぐしっ…」

初春「ちょっと佐天さん!戻ってないじゃないですか!」

佐天「あっれー?おっかしぃなぁー…えいっ!えいっ!」

ウェイター「お客様。空いたお皿はありますでしょうか?」

佐天「あ、いえまだ結構です。」

ウェイター「そうですか。しかし私が来たのはあなたの鈴のような声を聞きたかったからです…。」

佐天「へ?あ、あれ?」

初春「佐天さん!?」

佐天「ど、どうしよう初春!戻せなくなっちゃった!」

初春「えぇー!!?ってなんか他のお客さんもこちら見てますよ!これって不味いんじゃないですか!?」

客1「ウェイター!僕の愛しい人にちょっかいを出さないでくれ!君は下がりたまえ!」

ウェイター「申し訳ございませんお客様。私はお客様に使える身でありますが、ここを下がるわけにはいきません。」

ウェイター「例えこの店をやめることになっても…いや、どうしても引き下がらなくてはいけないというのならこのような店はこちらからやめてやるっ!」バサッ

ウェイターは誓いの声を上げたかと思うと、エプロンを外して床に叩きつけた。


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:52:09.19 ID:Jig4nJt00
客2「君達!繊細な彼女の前で争いごとは控えるんだ!」

客3「あぁ…なんて瑞々しい肌なんだ…まるで風にそよぐ花びらのよう…」

佐天「あ、はは…」

一方「おィ!てめェら俺を差し置いてなにしてくれちゃってンですかァ!?」

打止「ちょっと!まだ話は終わって…」

一方「るせェ!クソガキはパフェでも食ってろォ!そこのウェイター!パフェを一つ頼む!」

元ウェイター「私はもうウェイターではない!他の者に頼んでくれたワえ!だから可愛いコよ…どうか僕を一人の男として…」

佐天「え、いや、あの…み、みなさーん。喧嘩はやめましょうよぉ…って…。」

一方「ほォ…上等じゃねェかァ…!するとなにかァ?俺とも張り合うってことだよなァ?」

元ウェイター「最強だろうがなんだろうが知らないが、僕のこのコに対する気持ちの前ではそんな肩書きは通用しない!」

元ウェイター「僕は『最強』をも超えてこのコに一輪の花を捧げに行くさ!」

客4「二人で主人公にでもなったつもりかい?このコの為とあっちゃその戦いに僕も参加させてもらうよ…!」

女客「はぁ!?ちょ、ちょっと客4!どうしちゃったのよ!?」

一方「カカキクカケキク!いいぜェ!まとめてぶっ潰してやンよォ!掛かってきやがれェーーー!!」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:03:12.18 ID:Jig4nJt00
初春「さ、佐天さん!この状況はまずいですよ!とりあえず外へ逃げましょう!」

佐天「う、うん!」

カランコロン。
二人は今にも爆発しそうな緊張しきった店内を後にした。

客5「うううぉああーーーー!!!」

一方「クキケコカコキキ!!効かねェよ三下どもがァー!」ピキーン

元ウェイター「ぐうぉおおーーー!!!負けられるかぁーーー!!!!」

一方「そらそらそらそらっ!!!」

ドカッバキッグシャミチッデロンッ

店内からはおぞましい叫び声と肉の裂けるような音が聞こえてくる。
どのような地獄絵図が繰り広げられているのかは想像もつかない。

佐天「うわぁ…」

初春「さぁ!早くこの場を離れましょう!」

佐天「う、うん!って、わっ!」

周りを見渡せば無数の男達が佐天達を囲んでいた。
顔は紅潮し、目はうつろ。
火照った眼差しは怪しく佐天を見つめていた。


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:16:42.57 ID:Jig4nJt00
初春「な、なんだか皆さんさっきと少し様子が違いませんか…?」

佐天「うん…さっきにも増して目が行っちゃってるような…ってうわぁ!」

猫「にゃー」スリスリ

佐天は足に異様な触感を覚えた。
慌てて足元を見ると猫が自分の脚に股を擦り付けているではないか。

初春「きゃっ///」

佐天「ちょ、ちょっと猫ちゃん!お願いだからやめてっ!」つっ

猫「にゃー…」

脚をバタつかせてなんとか猫を振りほどいたが、周りにいる男達はそうもいかないだろう。
冷たい汗が噴出す。

男1「恐れないでほしい!僕だって怖いさ…だけど君に僕の全てを捧げたいんだ!」

男2「あぁ!なんて罪深いコだ!こんなに多くの男を惑わすなんて!僕の心は今にもはちきれんばかり!」

坊や「お姉ちゃん…。僕じゃ…ダメかな…?」

老人「年の差なんてのは関係ない…。お嬢さん。アンティークは好きかね?」


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:31:02.04 ID:Jig4nJt00
男達が迫る。
しかし、その気持ちには一片の偽りも汚れもない。
愛の最終的な形として、純情をぶつけようとしてきているのだ。

佐天「どどど、どうしよう初春!このままじゃ私……」

初春「大丈夫ですっ!佐天さんは私が守りますから!だから安心してください!」

佐天「初春…あ!危ない!」

初春「え?きゃああ!!」

振り返ると男の一人が初春を羽交い絞めにしてきた。

佐天「初春!」

初春「佐天さん!逃げてください!」

佐天「そんな!わ!わ!わ!近寄るなぁ!」

バキィ!ビリビリ!

突然現れた少年が初春を捕らえる一人を殴り倒したかと思うと、
一緒に現れた少女から放たれた電撃が佐天の周囲を一掃した。

美琴「逃げるわよ!二人とも!」

上条「ったくなんだってんだよコイツらぁ!」

佐天初春「御坂さん!上条さん!」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:49:03.92 ID:Jig4nJt00
美琴「とりあえずこっち!」タタタッ

初春「はい!」

佐天「上条さんも!」

バキッ

上条「おぅ!」

とある公園。
そこには白い修道服を着た銀髪の少女と目の下にクマの出来た白衣の女がが立っていた。

禁書「あ!とーまー!」パタパタ

小さな手を振り、自己の小さな存在がそこにあることを報せていた。

上条「おーっす。遅くなって悪りぃ。」

どうやら上条たちはこの公園で落ち合うようにあらかじめ約束していたようだ。

初春「あ、木山先生もいる!どういうことですか?」

美琴「どうもコイツの様子がおかしいことに感づいた私が木山先生に相談したのよ。」

上条「ビリビリに蹴られた頭を右手で抑えて正気に戻った俺が提案したことなんですけどね…・。」

美琴「な!?細かいこといちいち五月蝿いわねぇ!」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:02:10.05 ID:Jig4nJt00
木山「ちょっとそっちの少女…こっちに来てもらえるかな…?」

佐天「あ、はい…」

木山は佐天の頭を覗くように丁寧に調べ始めた。

佐天「あ、あの〜?」

美琴「どうですか!?なにかわかりましたか!?」

木山「んん…いや何も…。ただ、経過を整理して考察すると今回の異常な現象は頭をぶつけた事が起因となっているのは確かだと思う…・。」

木山「しかし、打ち所の痣を見ても脳に影響するような強い衝撃だったとは思えないんだ…。」

美琴「そうですか…」

初春「だけど、それだと何が原因なのか…」

佐天「も、もしかして私一生このままなんてこと…!」

上条「…」

上条「大丈夫だよ!手段がなかったとしても、俺たちがその手段を何とか見つけ出してみせる。」

上条「これまでも色んなことに巻き込まれてきたけど、なんとかやってこられた。上条さんに不可能はない!」

佐天「上条さん…」


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:15:00.81 ID:Jig4nJt00
美琴「またアンタはそうやってカッコつけて…私達もいるってぇの。」

初春「そうですよ!私達もついてますし。一緒になんとかしましょう!」

佐天「御坂さん…初春…!」

佐天「あ、あの…そういえばまだ御坂さんと上条さんに謝っていませんでしたね…。」

美琴「ん?あぁ、さっきの…別にいいのよ。そんなの。」

佐天「よくありません!今回のことで気づかされました…無闇に能力を使うものじゃないってこと…。」

佐天「私…自分に能力が身についたのがとても嬉しくて…」

佐天「ううん!それだけじゃありません!これまで自分が最底辺にいたから…最底辺じゃなくなったから…上の立場にいた御坂さんたちをちょっとからかってやろうって思っちゃって…。」

佐天「そしたら男の人も私にチヤホヤしてくれるのがなんだか面白くなっちゃって…だけど、二人を見てて、そういう関係は能力じゃ手に入らないものなんだなって気づきました。二人とも困らせてしまって本当にごめんなさい!」

美琴「べ!?別に私達そんなか関係じゃ!!///ね、ねぇ!?///」

上条「なんだかよくわかんねぇけど、そんなに自分を責めることねぇよ。今はとりあえずこの状況を何とかしなくちゃだからな。な?ビリビリ?」

美琴「」

上条「?」



116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:34:44.22 ID:Jig4nJt00
禁書「とーまぁ。ちょっと…」

禁書目録は上条に美琴達の輪から少し離れるように呼び出した。

上条「ん?どうした禁書目録?」

禁書「あのコの額の痣…」

上条「ん?あぁ、アレか。たしかさっきガラスにぶつけたとか言ってたなぁ。」

禁書「あの痣の形。魔方陣になってるんだよ…。」

上条「なんだって!?痣が!?」

上条「…俺には単なる痣にしか見えないけどなぁ…。第一、あのコは学園都市のコ。他の生徒と例外なく能力のカリキュラムを受けてるんだぜ?」

禁書「あれは異性を虜にしちゃう力がある。性格には魔術ってよりも軽いおまじないみたいなものだから、この都市の人でも例外なく使えちゃうんだよ。」

上条「おまじないって…まじないがこんなに強い力発揮するんかよ?」

禁書「ううん。通常はホントにおまじない程度のもの。」

禁書「だけど、あのコの長くて黒い髪。花の装飾品。その他にも目の虹彩の形状だとか、服装、日付や天候だとかが偶然にも条件を満たし、あり得ない確立でおまじないの力を増大させているんだよ。」

禁書「だけど、さっきも言ったようにこれはあくまでおまじない程度のもの。魔術ほどの大きな力は発揮できていないけど…これ以上力が大きくなるとあのコちょっと危険かも。」

上条「んー…とりあえずはそのおまじないってのの効力を打ち消せばいいんだな?」

禁書「端的に言えばそうだね。」


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:20:52.76 ID:Jig4nJt00
上条は佐天に近づき、額を見せるように言った。

上条「(これが魔方陣ねぇ…)」

佐天「?」

上条「佐天さん。ちょっとごめん。」ピトッ

そういうと上条は右手を佐天の額に置いた。
が、何かが変わった様子はない。

上条「あれ?」ピトッピトッ

佐天「か、上条さん?」

美琴「アンタなにやってんのよぉ?」

禁書「とーま!とーま!」

禁書目録が上条に駆け寄る。

上条「禁書目録。俺の右手が効かないみたいだぞ?」

禁書「痣っていうのは内出血だから、皮の内側に魔方陣があるような状態って考えたほうがいいんだよ。」

上条「なんだって!?じゃあ…」

禁書「うん。この痣が治るまで待つしかないかも…。」


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:32:57.77 ID:Jig4nJt00
上条「そうだ!服装だとかが関係してるなら髪飾りを外すとかすれば…!」

禁書「やめておいた方がいいんだよ。ここまで大きな力が働いてる場合、下手にいじるとどんな力が発動するかわからないんだよ。」

禁書「痣が引き金になった場合は、痣から何とかしないと…。」

上条「コックリさんの十円玉を鳥居に戻すみたいなもんか…くそっ…!」

美琴「ちょっと、さっきからなにコソコソ話してんのよ?」

上条「え、いや、ちょっと痣が濃いもんだから、大丈夫かなぁ…なんて思って…」

初春「そうですね。さっきよりも少し濃くなってるみたいですし、ちょっと病院で見てもらったほうがいいかも知れません。」

佐天「えぇ〜?大丈夫だよぉこのくらい。」

初春「ダメです!早めに見てもらわないと痕が残ったらどうするんですか!?」

佐天「もう〜初春まで一方通行さんみたいなこと言ってぇ〜」

初春「な!?それとこれとは違うじゃないですか!///」

佐天「はいはい。初春の気持ちはよぉ〜〜くわかりましたから。」

初春「うぅ〜佐天さんのイジワルっ!」つっ

上条「一方通行?…そうだ!」


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:43:06.21 ID:Jig4nJt00
上条「二人とも一方通行に会ったのか!?」

初春「ふぇ?」

佐天「はい。さっきこの公園で見つけて一緒にカフェに行ったんです。」

上条「そのカフェの場所は!?」

佐天「さ、さっきの美琴さん達が来てくれた通りの…あ!上条さん!」

美琴「ちょっと!何しに行くのよ!」

場所を聞いた上条はさっきのカフェまで走り出した。
その頃、一方通行は未だにカフェの中で愛の戦いに明け暮れていた。

一方「クケキクケケキカコ!どうしたァ!?お仕舞いかァ!?」

ワイムキ「く、くそ…学園都市第一位ってのは伊達じゃないな…。」

打止「いくらなんでもあなたちょっとやりすぎよ!?ってミサカはミサカは注意を促してみたり!」

一方「そうさ!俺のLOVEってやつには際限がねェンだよォ!!」

ガー。
手動の自動ドアが開く。

上条「一方通行!」


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:58:29.51 ID:Jig4nJt00


一方「なんだァ?三下じゃねェかァ?まさかてめェもこのカーニバルの参戦者かァ?」

上条「…(コイツはちょっと厄介だぜ…!)」

一方「いいぜェ…でもなァ!今回ばかしはてめェにヒーロー役は力不足だァーー!!!」ダッ

一方通行は叫びと同時に上条に向かい飛び掛った。

上条「くっ!」

身構える上条。
その瞬間、自動ドアが二人の間を遮った。

上条「目を覚ませ一方通行!」

一方「クケーーー!!」バリーーン

一方通行はそのままドアに激突した。
どういうわけか、ベクトル操作が働かないではないか。

一方「ゲハッ!う…うぅ…」ばたっ

額から血を流しその場に倒れこんだ。


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:07:41.78 ID:Jig4nJt00
上条「…」

一方「(バカなッ!こんな薄いガラス戸一枚、俺に貫通できねェはずはねェ!!)ハッ!まさか!」

一方通行は気づいた。
ドアに激突する刹那、上条は右手でドアを押さえていたのだ。

上条「(つ、都合よくドアが閉まってくれて良かったぜ…!)」

一方「てめェが触れたドアはベクトル操作できませンでしたってかァ!?」

一方「ハハッ!さすがだぜェ!三下ァ!うっ…く!」ふらっ

上条「(今だ!)」

上条はドアを開けて渾身の一撃を振り絞った。

上条「うおおあぁぁああ!!」バキィッ

一方「ふぎィあ!!!」ピキューン

どさっ。

打止「わわわっ!大丈夫!?ってミサカはミサカは慌ててあなたに駆け寄ってみる!」

上条「心配ないさ。起きろよ一方通行。」

一方通行「う…うぅ…っててて…」ムクッ


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:16:18.25 ID:Jig4nJt00


打止「はぁ!大丈夫だった!?ってミサカはミサカは」

一方「ン…俺は?…あァン?ン??ンンン!!?」

上条「まぁ…そう過去を悔やむなよ…」

打止「ふぇ?どういうこと?もしかしてあなた正気に戻ったの??」

一方「チッ…こいつァ凄惨な俺の人生の中でもワーストを記録する黒歴史だぜェ…」

上条「そのことでお前に頼みがあって来たんだ。」

一方「あァン?」


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:26:19.95 ID:Jig4nJt00
とある公園で美琴たちは上条の帰りを待っていた。

美琴「ったく…あいついつまで待たせるつもりなのよ…」プンプン

初春「まぁまぁ、きっと何か考えがあってのことなんですよ。」

禁書「あ!噂をすれば戻ってきたんだよ!」

しかし、遠くに見える上条の後ろに着いてきたのは例の如く白い悪魔だった。

上条「遅くなって済まない。」

美琴「全く何してたのよぉ…って、それ一方通行じゃない!」

初春「あ、さっきの女の子も。」

上条「こいつはもう大丈夫だ。それより一方通行。頼んだ。」

一方「…」のそのそ

佐天「ひっ!」ビクッ

一方通行が佐天に近づき、顔を覗きこむ。

一方「この痣を治せばいいンだな三下ァ?」

上条「あぁ、頼む。やっちゃってくれ。」


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:38:25.59 ID:Jig4nJt00
上条に右手で頭を抑えられた一方通行は佐天の額に指先を置いた。

佐天「痛っ!」チクッ

初春「佐天さん!額の痣が!」

一瞬痛みが走ったかと思うと、額の痣は見る見る消えていった。

一方「よし、これでどうだァ? って!勝手に手ェ離してんじゃねェ!」

上条「大丈夫だろ。ほら。お前も大丈夫そうだし。な?禁書目録。」

禁書「うん!これで効力がなくなったみたいだよ!とーまあったまイイ!」

上条「当ったり前だろぉ?上条さんに不可能はないって言ったじゃねぇか。」

一方「おィおィ。痣ァ治したのは俺様だぜェ?」

佐天「へ?あ、あれ?一方通行さん平気なんですか??」

美琴「ちょ!ちょっと待った!どういうことよ!?意味わからないわ!」

禁書「そのコの額の痣は魔法j」

上条「だぁーー!!黙ってろ禁書目録!え、えーとつまりこれは、その」




134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:52:53.52 ID:Jig4nJt00
木山「ふん…恐らく、彼女の傷口から少年が能力を用いて、生態電流と脳内物質をコントロールし、開発された彼女の脳の一部を刺激することで元の状態に戻したのだろう…。」

上条「そ、そうだ!そういうことだ!うんうん!」

美琴「…ふぅ〜ん……」

佐天「上条さんすっごーい!!そんなこと良く思いつきましたねぇ!!見直しちゃいました!」

上条「あ、っはは…」

初春「何はともあれ、これで一件落着ですね!」

佐天「一時はどうなることかと思ったよ〜」フゥ

初春「これに懲りたらその悪戯な性格を改めてくださいね!」プンプン

佐天「は〜い…って、一方通行さんその額…」

一方「あぁ、コレはさっき三下とやりあったときにな。」

上条「ん?そういやぁ、ちょっと痣になってk」

佐天「!!? 大変っ!ビリッ!」

少女は自らのスカートを破り、一方通行の額に巻いた。

一方「……あァン??」

佐天「ふぅ…応急処置ですよ♪」


135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:53:46.56 ID:Jig4nJt00
おしまい はてなブックマーク - 佐天「男の人を魅了する能力かぁ…」

上条「意味が分からん…!!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:03:50.10 ID:rs2HI0+b0 [1/75]
       
『1 非日常』


ある日。上条当麻は打ち止めと一緒に帰宅した。


「ただいま。インデックス」

「おかえり〜。今日は帰ってくるの早かったんだね」

「ちょっとわけありでな。
 予定を繰り上げて帰ってきた」

「ふ〜ん」

インデックスは気のない返事をした。
ダルそうに床に寝転びながら雑誌を読んでいる。

それはいつもと変わらない日常。上条は安堵のため息をついた。

(ふぅ。やっぱり家は落ち着くぜ。禁書もいることだし、
 夕飯まで三人で遊んで時間をつぶすとしよう)


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 13:07:40.65 ID:rs2HI0+b0

今日は休日。

とある事情により一方通行から打ち止めを預かった。

といっても今日限定の付き合いだが、
最寄のショッピングモールまで買い物に連れて行ってやった。

フードコートで好きな食べ物を食べさせてやったりと
色々と世話をしたのだが、途中で御坂美琴に遭遇したので走って逃げてきた。

超電磁砲に関わると面倒なことになりそうだったからだ。

打ち止めのことを詮索されてロリコン扱いされるのは目に見えていた。


ちなみに本当のことを言えば、一方通行にロリコン雑誌1000冊を寄贈して
取引しただけなのだ。不幸体質で世の女性に絶望した上条にとって、
幼女は天使のような存在だった。


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:11:03.59 ID:rs2HI0+b0

「おーい。みんなでトランプでもして遊ばないか?」

「うん。やるー!!」


打ち止めは乗り気の様子だ。

元気に話す姿が子供特有の無邪気さを感じさせる。

その笑顔が上条の元気の源だった。


(ふぉおお。すごく可愛いけど、いずれは。はは…)

彼女がいずれ美琴のように成長するのかと思うと
せつない気持ちで胸が締め付けられそうになった。


「まあ、たまにはいいかも。どうせ暇だったし」


禁書は重い腰を上げてくれた。意外と面倒見がいいのだ。

彼女との同棲生活にもすっかり慣れたが、最近では淡白に
なってきた。ここに来た当初はもっと明るくて文句ばかり
言っていたが、すっかり大人しくなってしまった。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:15:03.20 ID:rs2HI0+b0

だが、それは悪い意味ではなく、むしろ成長が見受けられた。
家事を積極的に手伝ってくれるなど、傍若無人さは息を潜めた。

上条たちは三人でテーブルを囲み、トランプを切り始めた。


三人はババ抜きや七並べして遊んだ。上条と禁書は
手加減して、できるだけ打ち止めが勝てるように調整してやった。

上条達にとっては何でもない遊びだが、
幼い打ち止めは十分楽しんでくれた。

やがてトランプにも飽きてきたのでテレビを見ながら
ボーっとしていたら眠くなってきた。


「ぐがー、ほげー」 「すぴー」


下品に寝息を立てているがインデックス。打ち止めは静かに眠っていた。

打ち止めほどでないにしても禁書の外見も幼い。

実年齢を上条に教えてくれなかったが、英国人としては
信じられないほど童顔だった。

寝ている時の無防備な顔は上条の好みだった。
打ち止めと並んで横になっている姿は姉妹のようだった。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:18:58.45 ID:rs2HI0+b0

「ふぁ。俺も眠くなってきたな。
 まだ夕飯の支度まで時間あるし、寝ておくかな」

上条が時計を確認しながらあくびを噛み殺した。

そして床に横になって目を閉じようとした。

その時である。


トン トン トン


何事かと思って勢いよく起き上がる。

眠気がすっかり覚めてしまった。


トン トン トン


明らかに扉が叩かれている音だった。聞き間違いではなかった。

上条がその音を探るため眼を細める。


「…」

音は玄関から発せられているようだった。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:21:58.25 ID:rs2HI0+b0

「なんだ…?」


来客の可能性が高いが、何か嫌な予感がした。

胃の中がきゅっと締め付けられるような
痛みを感じて気持ち悪くなる。


慎重に扉まで歩いて近づいて

耳を当ててみる。


……

……


音はしなくなった。


人の気配もしない。


不気味な静寂だった。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:25:11.13 ID:rs2HI0+b0

「誰かのいたずらか?」



不審に思いながら再び部屋の中央に戻る。

インデックスと打ち止めは眠ったままだ。


カチ カチ カチ


時計の針は正常通り時間を刻んでいる。


(気のせいだったのか? 疲れてるせいかな…)


肩を撫で下ろした上条が再び横になろうとしたその時。



 『〜〜〜〜〜〜〜hkjdhlajhgdjlsgs!」


今度は人の声と獣の鳴き声を混ぜたような奇妙な音が聞こえていた。


(一体何が起きてる?)


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:29:20.43 ID:rs2HI0+b0

上条はいよいよ恐怖し始めた。

普通に生活していて聞けるような音ではなかった。

不可解という意味では、魔術師や能力者の存在を疑うべきだ。


だが、彼の直感はそれとは違う答えを導こうとしていた。

それを裏付けるように新たな異変が発生した。


 『キキキキキキキキキキキキキキキキ』


その引っかくような音はバスルームの方から聞こえてきた。

思わず耳を塞ぎたくなるような不快音。

それに伴って自覚できるほど動悸が激しくなってきた。


上条は震える手を押さえながらそこの扉をゆっくり開く。

彼はこれ異常ないほど目を見開いた。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:33:07.35 ID:rs2HI0+b0

わずかに開けられた口から言葉を発しようとしたが、
それすらできないほどの衝撃を受けていた。


   『キキィ… キキィ…』


それは人の指がタイルを引っかく音だった。

浴槽は何者かの血で真っ赤になっている。

そのお湯の上に千切れた人の手が浮いていた。

それはまるで生きているかのように指先をわずかに動かして音を奏でていた。


「…っ!!」


上条は一瞬で血の気が引いてしまった。

尻餅をついた情けない格好のまま禁書たちのもとへ戻る。


「おい起きろ! 大変なことになったんだぞ!!」


うつ伏せで寝ている禁書目録の身体を揺さぶる。


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:37:04.53 ID:rs2HI0+b0

なりふりなど構ってられない。

気が動転しておかしくなりそうだった。

早く彼女に事情を知って欲しくて、一緒に悩む仲間が欲しくて、
力を込めた両手で彼女の肩を握っていた。


しかし、どれだけ激しく揺さぶっても彼女が目覚めることはなかった。


「……?」


上条の手にはべっとりと真っ赤な血がついている。

手のひらからあふれるようにドロドロの液体が床へ落ちていった。

よく見ると、禁書の胸元を中心に血だまりが広がっている。

彼女の顔は青ざめた死人の色をしていた。


「…ぅ!!」


猛烈な吐き気が上条を襲った。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:41:07.62 ID:rs2HI0+b0

つい先程まで禁書目録は生きていたはずだった。

仮にこれが殺人だとしたら、上条がバスルームに
行った間に犯行を実施したことになる。

それに加えてまだこの家の中に潜んでいる可能性が高い。

だが、人の犯行と仮定するとあまりにも迅速すぎるのだ。
よって計画犯罪だと考えられるわけだが…


(落ち着け……落ち着くんだ……!)


上条は深呼吸して少しでも平常心を保とうとした。

そういえば打ち止めはどうなったのかと思って部屋を見渡した。



(なっ……!!)


その光景を目にした上条は、叫ばずにいるのが精一杯だった。


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:46:00.38 ID:rs2HI0+b0

信じられないことに、片腕を切り落とされた打ち止めが宙を浮いていた。

禁書と同じように青白い顔をしており、そのまますーっと水平方向に移動していた。


明らかに人間の動きではない。

人間の犯行を前提とした論理を組み立てる余裕などなかった。


打ち止めは一瞬だけ上条の方を振り返った後、
玄関の扉に吸い込まれてしまった。

つまり閉じられた玄関をそのまま通り抜けてしまったのである。


(……な……なな……なにが……おきて……)


手が振るえ、歯の噛みあわせが合わない。

気絶してしまえばどれだけ楽になるだろうと思っていた。


すると…


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:50:34.31 ID:rs2HI0+b0

『aghfaslgkshajkfhjshfajklsfafjasadfasdadadadsa!!』


またしても様々な音が混じったような基地外じみた音が発せられる。

何が起きているのか確認する勇気はなかった。

頭を抱えながら室内でうずくまる。

できるだけ禁書の死体が視界に入らないようにした。


『gagagagagagagagahuhughghghghghghghghghgahghahgah!!』



音は鳴り続けて止まらなかった。

しかもすさまじい大音量を発生させており、
耳を塞いでも耐え切れるものではなかった。

うるさいのを通り越して頭痛がしてきた。

もう我慢の限界だった。


(ちくしょう!!)


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:54:26.97 ID:rs2HI0+b0

もう部屋の中にいるのは限界だった。

半ばヤケクソになりながら玄関を開けて外に出る。


(……はは。何だよこれ)


もはや苦笑いするしかなかった。

そこは見慣れた通路ではなかった。


古い病院の廊下になっていた。

老朽化が進み、壁や床には所々ひびが入っている。

薄暗い廊下の先は全く見えず、天井に付けられた
頼りないランプがわずかに照らしているだけだ。


見えない恐怖。

長く、どこまでも続いてく地平線のような廊下。

今自分が立っているこの場所ですら危うく感じられる。

次の瞬間に床が抜け落ちてしまいそうな錯覚を感じるほど怖かった。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 13:59:39.77 ID:rs2HI0+b0

(う……)


それはあくまで見た目の問題だが、何より耐えられないのが匂いだった。

一瞬もどしそうになったのを必死で堪える。

血や薬品の匂いが充満していてこの世の地獄のようだった。

目をつむろうとすれば余計に匂って気分を害する。

肺の中まで汚染されてしまいそうな嫌悪感を感じていた。


カッカッカッカッ…


甲高く響くのは人の足音だった。



キュルキュルキュル……


まもなくして汚れた白衣を着た看護士が車椅子を押してきた。

頼りない足取りで歩いており、車椅子には髪の長い少女が乗せられていた。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:03:03.29 ID:rs2HI0+b0

キュルキュルキュル……


看護士は上条のことを無視して脇を通り過ぎていった。

まるで上条の姿が見えないかのように。

そして右手に見える手術室のような部屋に入っていった。


すぐにその部屋の明かりが点いた。

中からは数人の男性の話し声が聞こえてきた。

低くてよく響く声は、男性医師のものかと思われた。


グチョ グチャ ピチャ チャ


まるで臓器を取り出すような気持ち悪い音が断続的に鳴り響いた。

あの施術室の扉の向こうでは悪魔の宴が行われているようだ。


何が起きているのか視認することはできないが、
それがかえって恐怖を倍増させる結果となった。


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:27:10.66 ID:rs2HI0+b0

(ううぅぅぅ…!)


上条は両手で口を押さえながら吐き気と戦っていた。



キュル……


気がついたら上条の背後に車椅子が用意されていた。

その気配にすら気がつかないほどの一瞬の出来事だった。

これだけ静かな病院内なのだから、近づいてくれば
少しは音がしてもいいはずだった。

だが、それはワープしてきたかのように背後に
現れて、かすかにタイヤの音を鳴らしただけだった。


異変はそれだけではない。

それを押しているはずの人がいなかった。

さらに上条の体が後ろから引っ張られて車椅子に座らされる。

見えない何かに引っ張られたのだ。


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:30:57.93 ID:rs2HI0+b0

無論。人の気配は全くない。


キュルキュルキュル……


もはや自身の正気を疑うほかなかった。

車椅子は勝手に動き始めたように思えた。


否。

今度はそれを押している人影があった。


その女はミサカミコトに瓜二つだった。

血走った目つきは彼を地獄にいざなう死神のように思えた。

上条はすでに腰が抜けていて一歩も動けなかった。

無常にも車椅子は手術室の目前まで進もうとしたとき、
上条は喉が焼け付くほど叫び始めた。



「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:33:58.95 ID:rs2HI0+b0

視界が回り始めた。

意識がぐるぐると螺旋のように回転する。

全ての思考回路を停止させて死を受け入れようとしたとき。


「はっ!」


上条は目を覚ました。

そしてショッピングモール内の喧騒が耳に入ってくる。


『いらっしゃいませー』 『またのご来店をお待ちしております』 『〜〜〜〜〜♪』


店員の声や流行の音楽など。どれも存在したはずの日常の音だった。


「そうか…俺は…」


上条は買い物の途中で昼寝したことを思い出したのだった。

財布の中には買ってくるものが書かれたメモが入っている。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:37:04.49 ID:rs2HI0+b0

「大丈夫?」


美琴が心配そうな顔で問いかけてくる。

そのすぐ横には打ち止めの姿。アイスを食べながら
上条の顔を怪訝な表情で見ていた。


「え…? 御坂がなんで一緒に?」

「あんた。何も覚えてないの?」


彼女の話によると、今日は三人でモールで遊んでいたらしい。
美琴とは店内で偶然会ったので途中から一緒になったとのこと。

適当にゲームショップやら洋服売り場などをブラブラして
いたら、眠気を訴えた上条がベンチで寝初めたので驚嘆したらしい。

美琴は真剣な顔で上条の容態を気にしてくれたが、
上条は心配ない旨を必死で伝えた。

スーパーで食料品を買った後、
その日は早く帰って寝た。


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 14:41:05.55 ID:rs2HI0+b0

次の日。

学校はいつも通りの日常だった。

何気ない気持ちで授業を聞き流しながら、
昨日の嫌な夢は忘れようと決心したのだった。

だが、今日の体調は万全とはいえず、猛烈に眠くて困っていた。

先生に注意されながらも、何とか授業をやり過ごしたが、
放課後になるともう限界だった。

一緒に帰ろうと誘う土御門達を無視しながら机に伏せ、
目を閉じたら一瞬で夢の世界へと誘われた。


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:11:38.71 ID:rs2HI0+b0

    『2 狂った少女』



「今日からここで一緒に暮らしましょう」

美琴が上条の手に手錠をかけた。

「…!?」

上条が困惑するのも無理はなかった。

以前から美琴の傍若無人さに呆れるばかりであったが、
今回はとうとう一線を越えてしまったという印象だ。

人の自由を侵害する権利がどこにあるのかと考え、
怒りで大声を出してしまう。

「ふざけるな! なんで俺がおまえなんかと暮らさなきゃならないんだ!?
 いい加減にしないと…」

胸の中がムカムカして怒りが炎のように湧き出てきた。

「こんなことしてただで済むと思うなよ!? だいたい、おまえは
 以前からちょっとおかしいと感じてた。やっぱりおまえは…」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:15:03.63 ID:rs2HI0+b0

怒鳴りながらも周囲を見渡してみた。

見覚えのないこの場所はどうやら美琴の部屋らしく、
お嬢様らしい格式のある部屋である。

永遠に続くかと思った彼の説教を止めさせたのは美琴の
凍てつくような一言だった。


「当麻」

「―っ!」


空気が張り詰めるとはこのことだった。

美琴は大きな声を発して上条を脅したわけではない。

だが、その一言が異常な説得力を持っていた。



チッ チッ チッ



時計の針の音が妙に大きく聞こえた。


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:18:56.60 ID:rs2HI0+b0

不気味な静寂に包まれる室内。

上条は悪寒と未知の恐怖から動悸が激しくなっていた。

何か自分から話をするべきかと思っていると、
美琴が口を開いた。


「お願いだから私を怒らせないでほしいの。
 私ね、今とっても精神的に不安定なの。できれば当麻を傷つけたくない」


彼の頬に触れる美琴の手も冷たかった。

まるで異世界からの使者のように思える彼女から感じる雰囲気は、
上条に底知れない恐怖を与えていた。

下の名前で呼ばれるのも初めてだったので余計に緊張した。


「脅すようなことを言ってごめんね。そんなに緊張しないで大丈夫よ?」


一転して甘い声だった。

彼女は明らかに作り物と分かる下手糞な笑みを浮かべている。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:22:16.94 ID:rs2HI0+b0

欠落した感情と人としての常識。

まるで人形だった。


「あなたと仲直りしたいの。
 ……今なら二人だけだし。いいよね?」


それはキスの許可を求める言葉だった。

上条の返事など待たずに顔を接近させてから一言呟く。


「動かないでね」


押し付けられた唇の感触は柔らかかった。

美琴がわずかに口を開くだけで熱い吐息が漏れる。

息継ぎするタイミングが見つからずに苦しむ上条だが、
目を開けていると狂気に染まった美琴の顔が見えてしまうのできつく目をつむった。


「っぷは!」

たっぷり30秒ほど時間をかけてから唇を離してくれた。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:26:23.24 ID:rs2HI0+b0

美琴が舌舐めずりして彼の唾液がついた部分を味わっていた。

その姿は妖艶でとても中学2年生の女子には見えなかった。


「どうして泣いているの?」


美琴が涙を流している上条を抱きしめながら聞いた。

上条はなぜ自分がこんな目に合うのかと考えていたら
くやしくなって耐えられなくなったのだ。

好意を抱いていないし、付き合ってすらいない年下の女の子に
いじめられているのは我慢できるものではなかった。

抵抗しようかと思ったが手錠の感触があまりにも
硬くて冷たくて、諦めてしまうのだった。


「よしよし。大丈夫だよとーま。私がずっと一緒にいてあげるんだから」


美琴の言葉は全く慰めになっていなかった。

優しく頭を撫でてくるその手を振り払えればどんなに
楽になるだろうかと上条は考えた。


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:30:33.68 ID:rs2HI0+b0

これからどれだけ彼女と過ごせばいいのか分からないが、
戻ることが出来ない現実世界のことを考えると、
枯れ果てたはずの涙がもう一度頬を伝うのだった。


「インデックス……」


大食いのシスターのことを思い出したので不意に口に出してしまった。

この学園都市での生活で最も上条に影響を及ぼしたのが彼女だ。

嫌というほど事件に巻き込まれたし、彼女の世話焼きもした。

おいしいご飯を作って彼女を喜ばせることは、気がついたら
生きがいの一つになっていた。



「だれ? そのひと? もしかしてあのシスターさんのことなのかな?」

「ぐ……うぉ……はっ……」

「聞きたいのはね。どうして私と愛し合ってるのに他の女の名前が出てくるかってこと。
 その無神経さ、すっごくムカツクよ? 殺したいくらいにね」

「……ぅぅ……っ……」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:34:17.85 ID:rs2HI0+b0

「私を怒らせないでって言ったはずよね? ねえ。本当に分かってる?」 


締め上げられた首の痛み以上に彼女の眼光が恐ろしかった。

射抜くような眼光という表現で言い表せるほどのものではない。

心臓を鷲掴みにされるような悪寒と絶対の死の恐怖を呼び起こすものだった。


上条が知っていた美琴はこれほど恐ろしい少女ではなかったはずだった。

勝負勝負と喧嘩を仕掛けてくるのはまだ可愛い方だったと、
今になって気づかされるのは皮肉な話だった。


「……あ。ごめんね。やりすぎたよ」


上条の手足が震えだしたところで開放してくれた。

彼は口を大きく開けて酸素を求める。

地獄から生還した兵隊のように深刻な顔をして
力なくその場に倒れてしまった。

首筋に残った真っ赤な手の跡には、美琴の怨念がこもっているような気がした。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:38:12.97 ID:rs2HI0+b0

「あれぇ。大丈夫?」


倒れている彼の上に覆いかぶさるように美琴が乗ってきた。

汗をかいている彼の顔を取り出したハンカチでふきながら
本当に心配そうな顔をしている。


「俺に恨みがあるんだろ? でなけりゃこんなことするわけないもんな。
 もう殺せよ。その方が気が楽だ」

「どこまで当麻は朴念仁なの? あなたのことが大好きだから
 こんなことをするのよ?」

「…悪いが迷惑だ。おまえみたいな暴力的な女と付き合うなら死んだ方がマシだ」

「ふふ。うふふふ……ふふ。そんな生意気なこと言われたら
 殺したくなるじゃない。いいから黙って私の言う通りにしてなさい」


美琴は自身のサマーセーターに手をかけて脱いでしまった。

次にYシャツのボタンを一つずつ外していき、脱いだものはその辺に放り捨てる。

スカートを脱ぐためにチャックに手をかけたところで、上条が声を張り上げた。


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:42:24.86 ID:rs2HI0+b0

「待て。やめろ!! おまえは正気じゃない。後で必ず後悔するぞ?」

「もう手遅れだよ。当麻をここまで連れてきたのだって犯罪だもん。
 苦労したんだよ? 黒子にも手伝ってもらったし」

「何でもいいからすぐにやめろ。それ以外のことなら何でもしてやるから」

「ガタガタうるさいなぁ。いいから黙ってなさいよ」


まもなくして美琴は一糸纏わぬ姿になった。

中学生としては高めの身長に、細身の身体のラインが特徴的だった。

余裕のある笑みを浮かべながら上条に接近して…


「どう? 私の裸を見て興奮した?」

「あいにくだがな、おまえのような子供に興味はない」

「うふふふふ。本当にそうかしら?」


美琴はズボン越しに上条の股間を撫で始めた。円を描くように
ゆっくりと手を動かすと次第に上条のそこが反応してきた。


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:46:00.15 ID:rs2HI0+b0

「や…やめろ」

「身体は正直だよね。私ね、これでも常磐台では美少女と呼ばれてる
 人種なんだけど。私を見て本当に興奮しないの?」

「……」

「私の身体。全て当麻のものなんだよ? 胸もお尻も。
 全て滅茶苦茶に犯してくれていいんだよ?」


彼の視界に彼女の美しい乳房が映る。

怪しい言葉を吐く美琴の唇に目線が吸い寄せられる。

すらりと伸びた下半身をつい見てしまいそうになる。


「楽にさせてあげるね」


それを確認した美琴がズボンのチャックを開けて彼のモノを露出させる。
おもむろにそれを口に含み、舌を伸ばして愛しそうに舐める。

「……」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:49:58.98 ID:rs2HI0+b0

美琴の舌の動きは官能的だった。

整った顔を崩すことなく一心不乱に作業に没頭していた。

嫌でも艶かしい彼女の肢体が視界に入ってくる。

少し視線を下げれば上目遣いの美琴の顔がすぐそこにあるのだ。

上条はすぐにでも達しそうになるが、必死で耐えていた。


(インデックス……。おまえに会いたい。おまえは今どうしてる?)

現実逃避するために目を閉じてすぐに浮かんだのが、愛らしい禁書目録の笑顔だった。

財政事情の苦しい中、昨晩は奮発してお肉をたくさん焼いて
やると、上機嫌で完食してくれた。

それがうれしかったので自分の分の焼肉も分け与えてやったら、
子供のような笑顔で喜んでくれた。


(どうしてこんな気持ちに…)

上条の精神は幼い子供のように不安定になってしまった。

一方的な可逆に耐え切れなくなった精神が退行している結果だった。
それは人間に備わった自衛機能だ。


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:53:03.58 ID:rs2HI0+b0

「うふ」


美琴はフェラチオを中断して上条に馬乗りになる体制に入った。

すでに愛液で濡れている秘所を指で開き、上条のモノに押し付ける。


抵抗なくすんなりと挿入されてしまった。

彼女とついに繋がってしまったのだ。


「はぁ……はぁ……」


上下運動する美琴の体が激しく揺れる。

上条の視線は彼女の控えめな胸に釘付けになってしまった。


美琴の身体はスリムで腰回りなどは折れてしまいそうなほど細い。

暖かい膣内が上条のモノをきつく締め付けて離さない。

彼女の奥まで挿入されるたびに快楽で頭がおかしくなりそうだった。


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 15:57:19.20 ID:rs2HI0+b0

「はぁ……はぁ……はぁ……」


部屋の空気が変わっていく。

この部屋には二人しかいない。


せつなそうに吐息をもらす美琴と苦しそうな上条。

汗の臭いと性と匂いが充満して異様な空間となった。



「とう……ま……」


快楽に酔った彼女の視線は宙をさまよっている。

ひたすら官能的な刺激を求める若い身体は止まることを知らなかった。

蛍光灯の光を浴び、十代の美しい肌が汗でなまめかしく輝く。

ショートカットの髪の毛が肌に張り付いているのが刺激的だった。


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 16:01:09.39 ID:rs2HI0+b0

(耐えろ。まだチャンスはある。これは神がくれたチャンスだ)


上条は奇跡的に外すことに成功した手錠を見ていた。

手錠に不備でもあったのか、気がついたら緩んでいることに気がついたのだ。



美琴は行為に夢中で全く気がついてない。


それから自分と美琴が絶頂に達するまで待った。

荒い息を整えるために床に横になった美琴の背中を叩き、
驚嘆して振り返った彼女を思い切り引っ叩いた。


「きゃぁ!」


彼女は短い声を発して吹き飛ぶように倒れた。

乱れた髪の毛のせいでその表情は見えない。


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 16:04:59.53 ID:rs2HI0+b0

「今までよくもやってくれたな」

「なにを…」

「黙れ。おまえは最低のクズだ。このキチガイ女め!」


上条は物に対して行うように美琴を蹴った。

一切の手加減なしだ。

腰のあたりを押さえてうずくまる彼女に対する
同情心は微塵もなく、さらに追い討ちをかける。



「おまえなんか死んだ方がいい!」

「…!」


感情が爆発していた。

上条は美琴の髪の毛を引っ張りながら平手打ちを何度も喰らわした。

本来なら抵抗できたはずの美琴だが、突然の事態に付いていけず、
殴られるままだ。


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 16:08:13.11 ID:rs2HI0+b0

さらにお返しとばかりに、顔が真っ青になるまで首を絞められてしまう。


「ぐるし……やめて……」

「ふ。いい顔だな。首絞められるのがどれだけ苦しいか分かったか?」

「ぁ……うぅ……がは……」


それから首を開放しては呼吸をさせ、
また締め直すなどして地獄に突き落としてやった。


「どうだ? 少しは俺の痛みが分かったか?」

「……っ……うっ……ぐすっ……」


流れ続ける涙と鼻水で顔を汚した美琴は、上条に頭を踏まれていた。

大好きな彼に嫌われてしまったことと、殴られた体の痛みとが重なり、
心がずたずたに引き裂かれてしまった。

涙で視界が曇ってしまって何も見えなかった。


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 16:12:02.65 ID:rs2HI0+b0

「ふん」


上条はしゃがんで美琴の湿った髪の毛に触れる。

派手に乱れて顔を隠してしまっているそれを優しく掻き分ける。


「おい御坂。おまえ、クズのくせに顔だけは可愛いよな」

「……ひぐっ……っ……お願い。嫌いにならないで……」


諦めの悪い美琴はまだそんなことを言っていた。

両手を伸ばして上条の足元にすがりつく。

そして潤った瞳で彼を見上げながらこう懇願した。


「…わ、…私に……何しても……いい。…あなたの奴隷にでも
 なります……。だから……嫌いにならないでください……」


嗚咽交じりで必死に発した言葉だった。


続きを読む はてなブックマーク - 上条「意味が分からん…!!」

黒子「これはまさか……男性器ですの……?」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 17:33:04.47 ID:opevzx820

黒子「実際に見たことはありませんが、股間についた棒状のものといえば他に思いつきませんの……」

黒子「何故……私の股間にこのような汚らわしいものが……」

黒子「悪夢ですわ……。いえ、そう、これはきっと夢ですわね! でなければこんなこと到底信じられませんの!」

黒子「夢であると証明できればいいのですわ! 早く目覚めるんですのよ黒子! こんなもの! フン!!」ドスッ

黒子「ッ! ブオオオゥ!!!」

黒子「な……なんですのこの……腹の底へと響いてくる鈍痛……。何かが競り上がってくるような不快感は……」

黒子「ゆ、夢でこの痛みはありえませんの……。では現実……? まさかそんな! 私は殿方になってしまったということですの!?」

黒子「いえ、冷静になるのです黒子。こんなことありえませんわ。あってはいけないことですの。きっと誰かの能力、嫌がらせか陰謀か」

黒子「そうにちがいありませんわ。お姉さまと私の仲をひがんだ誰かの周到に準備された陰謀……ん?」

黒子「お姉さま、そういえばお姉さまは……」

美琴「スー……スー……んん、ゲコ太かわいいよぅ……」

黒子「いつも通りに寝ていらっしゃる……。ではやはりこれはげ・ん・じ・つゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:34:32.30 ID:opevzx820

黒子「何故ですの!? なぜ私にこんな不幸が舞い降りてきてしまったんですの!? 神様、黒子が一体何をしたというのですか! 私はただお姉さまと身も心もひとつになりたいと願っただけですのに!」

美琴「んん〜、何よ黒子、うっさいわね……。もう起きる時間……?」

黒子「!?」びくぅッ

黒子「いいいいいいいえいえいえいえいえいえお姉さま、まだまだまだ寝ていらして結構ですわよ! むしろ寝ていてくださいまし!」

美琴「だったら静かにしてなさいよ……全く……スースー」

黒子「あ、危ないところでしたの……。こんなものお姉さまに見られでもした日には、問答無用で電撃をくらうはめに」

黒子「それはそれで一興かもしれませんわね……」

黒子「いえいえそんなことを妄想してる場合ではありませんの。こうなった原因を探るんですのよ黒子」

黒子「そういえば昨日、佐天さんに教えてもらったおまじないを実行しましたわね……」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:36:14.21 ID:opevzx820

昨日

佐天「なんか面白そうなおまじない見つけたんですよ白井さん!」

初春「またですか佐天さん。ほんとそういうの好きですよね〜」

黒子「全く、懲りないお方ですわね。そもそも科学の頂点であるこの学園都市でおまじないなどという非科学的な……」

佐天「え〜でもでも、学園都市だからこそこういうものが面白いんじゃないですか! それに好きな人と結ばれたいっていう乙女心に科学なんて野暮ですよ野暮」

黒子「ちょっと詳しく聞かせて頂けませんこと!!」ガタンッ!

初春「ど、どうしたんですか白井さん、目が怖いですよぅ」

黒子「何を言っていますの初春! 私はいたって正常ですわよ! さあ佐天さん、そのおまじないとやらの内容を早く!!」

佐天「あ、えと、はい。え〜確か、ひまわりの種を両方の鼻の穴に詰めて、それを鼻息で吹き飛ばしたら地面に落とさないで口の中に入れて噛まずに飲み込むって……」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:37:09.73 ID:opevzx820

黒子「するとどうなるんですの?!」

佐天「あ、あの、それで、成功すれば一週間以内に好きな人と身も心も結ばれるって……」

初春「うわぁ……。胡散臭い上に絶対人には見られたくないですね……って白井さんどうして私の頭をまさぐってるんですか?」

黒子「なぜあなたの頭の花にひまわりの種がないんですの!?」

初春「は、花って何のことですか! やめてください白井さん!」

黒子「ええい、こうしてはいられませんわ。私急用を思い出したので帰らせていただきますの!!」

初春「え、白井さん今日は用事ないって……」

黒子「ではお二人ともごきげんよう!!」

初春・佐天「……なにあれ」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:38:08.96 ID:opevzx820

黒子「そう、そして百円ショップでひまわりの種を買い占めておまじないに挑戦すること100回以上」

黒子「ついに成功したあとは、散らばった種を片付けて疲れきって眠ってしまったんですわね……」

黒子「そして朝起きたらこの有様。おまじないのせいだとは思いたくはありませんが、他に思いつく原因も……」

黒子「そもそも一体どうして、身も心も一つになることが男性器を得ることに繋がるのでしょう……」

黒子「身も心も……身も……ん、身……?」

黒子「まさか、そうなんですの……? ですがそれなら辻褄も合いますわね……」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:39:08.89 ID:opevzx820

黒子「確かに女性としての私では、本当の意味でお姉さまと体は一つになれませんわ。お姉さまの花を散らすには道具という無粋なものを使うしか方法はありませんの」

黒子「それではあまりにも風情がありませんし、指ではこの黒子の本当の愛も伝わりにくい……。つまりそういうことですの?」

黒子「お姉さまと文字通り一つになるには、黒子が女であってはならないと……。」

黒子「どうせならお姉さまに私の花を散らして頂くというシチュエーションのほうが燃えましたのに……」

黒子「股間についた男性器をもてあまし、羞恥と欲望の狭間で黒子を犯すお姉さま……いい」ジュルリ

黒子「まあ今更そんなことを考えても遅いですし、今はこの状況をどうするかですわね」

黒子「佐天さんの話では、一週間以内に結ばれるということでしたし。男性器が生えるほどの効果を持つおまじない、これは本物のようですわね」

黒子「非科学的ではありますけれど、だとしたらこれは千載一遇のチャンスですわ! お姉さまを黒子だけの物にできるのですから!」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 17:59:35.94 ID:opevzx820
>>16
よしこい!


黒子「しかし先程の反応を見るに、お姉さまはまだ私に恋心を抱いているようには見えませんでしたわね」

黒子「普段通りの反応に見えましたし……。やはり一週間が勝負ということでしょうか」

黒子「しかしいったいどうすれば……?」ブルルっ

黒子「んっ、いやですわ、お手洗いにいきたくなってまいりましたの」

黒子「ん〜、みれば見るほどに不可思議な形態ですわね……。これでどう用を足せばよいのでしょうか」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 18:02:49.04 ID:opevzx820

黒子「男性は立って用を足すものと聞いてはおりますけど、さすがにそれは……」

黒子「やはり座ってするべきですわね、んしょんしょ」

黒子「……固くて上を向いてますわ。これでは便器の外にお小水がでてしまいますの」

黒子「こんなに固く屹立するものですの? 男性器とは不便ですわねぇ」

黒子「とにかく下を向けなくては出すものも出せませんわ」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 18:06:43.19 ID:opevzx820

黒子「下を向けるとちょっと痛いですけど、しかたありませんわね。きっと用を足し終われば小さくなるのかもしれませんし」

黒子「何かを我慢すると大きくなるといつか何かで読んだ気もしますし、きっとお小水のことに違いありませんわ」

黒子「んッ……」ちょろちょろちょろ

黒子「ふう、すっきりしましたわ。やはりここは拭くのですわよね? なんだか多少たれておりますし」

黒子「それにしてもまだ大きいですわね。どれ」ふきふき

黒子「!?」ビクビクン!


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:09:54.42 ID:opevzx820

黒子「なななな、なんですの今のは! 体の芯に電流のように……」

黒子「お姉さまの電気とは違う、いえ、あちらも快感といえばそうですけれど、こちらはまた別次元というか……」

黒子「も、もういちど。ゴクリ」フキフキナデナデ

黒子「フアアアァァ!」

黒子「も、もの凄い快感ですわ……! こ、これは一体?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:14:43.25 ID:opevzx820

黒子「これは、いつもに倍する快感というか……」

黒子「ああ、男性器が先程よりも大きくなっていますわ」

黒子「もしや男性器はこの快感を求めて固く屹立していましたの……?」

黒子「これを小さくするにはこの快感の先をみる必要がありそうですわね……」

黒子「けっしてもっと気持ちよくなりたいとか、そういう邪なことではなく、そ、そう! このままでは下着も穿けませんし、生活にも支障をきたしますもの! 仕方ありませんの!」

黒子「で、ではいきますわよ……」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:19:33.79 ID:opevzx820

黒子「ふ……うん……はぁ……」ゴシゴシ

黒子「クッ……も、もどかしいですわ……。きちいいのに、もっと気持ちよくなりたいのに……」コスコスコスコス

黒子「あ、ち、違う、気持ちよくなんか……。これは男性器を小さくするために仕方なく……」コスコスコスコス

黒子「ああ、何か先のほうから液が……?」コスコスクチュクチュクチュ

黒子「!? ああ、この滑りがたまらなくいいですの! これは一体……?」

黒子「あ、何か奥から……男性器の奥のほうから何かこみ上げて!!! アアアアアアア!!」ピュっ!どぴゅピュ!!

黒子「……はぁ……はぁ……っふぅ……」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:24:58.77 ID:opevzx820

黒子「な、何ですの今の……。頭の奥がしびれて、世界が真っ白になって……」

黒子「今までに感じたことのない快感が押し寄せて……。股間から何か白く輝くものがほとばしった様な……?」

黒子「もしや、今のが保健体育で習った射精……? だとしたら今のは私の精子ですの……?」

黒子「ッ! ド、ドアに白いものが盛大にぶちまけられておりますの! まずいですわ! 掃除をしなくては!」

黒子「これが私の精子……。これが赤ん坊を作るのですわね……」

黒子「これがお姉さまの中に入ると私とお姉さまの子が……」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:31:29.81 ID:opevzx820

黒子「はっ!いけませんわ! 私たちはまだ学生。子供を成すならもっと大人になってしっかりと生活基盤を築き上げてからでないと!」

コンコン

美琴「ちょっと黒子! なんか叫び声が聞こえたけど大丈夫!? あんた一体なにやってんの?」

黒子「おおおおおおおおお姉さま!? ちちち違いますの黒子は黒子は!!」

美琴「はあ? 違うって何言ってんのあんた。ほんとに大丈夫?」

黒子「だだだ大丈夫ですの! 悪かったお通じが一気に開放されてしまってちょっと歓喜の声が出てしまっただけですから!」

美琴「……あっそう……。私寮のトイレ使うわ……」テクテク パタン

黒子「行ったようですわね。変な勘違いをされてしまったようですけど、とりあえず掃除する時間は稼げましたわ。今のうちに……」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:36:42.66 ID:opevzx820

黒子「ふう、終わりましたわね。なんだか不思議な匂いが残っていますけれど、消臭剤でごまかせるはず」

黒子「しかし、手でこすっただけであの快感。実際にお姉さまの中に入った日にはどうなってしまうのやら……」

黒子「想像もつきませんわね……。まず、どういう経緯でお姉さまと繋がるのかも気になりますし」

黒子「ここはやはり佐天さんと初春に相談でしょうか」

黒子「佐天さんからもっと詳しくおまじないのことを聞かなくては、幸い今日は学校もジャッジメントもお休みですし、都合がいいですわ」

黒子「善は急げですの! あ、もしもし初春ですの? 実は……」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:40:38.52 ID:opevzx820

黒子「と、いうわけですの」

佐天・初春「はあ……」

黒子「なんですのその薄い反応は」

佐天「だって……ねえ?」

初春「ええ、あまりにも突拍子がないというか。ていうか白井さんおまじないやったんですね……」

黒子「……ッ! そ、それは、ジャッジメントとして不穏なまじないの危険性を知るためにわが身を犠牲にしてですわね……!」

佐天「あ〜はいはい偉いですね白井さんは」ニヤニヤ

黒子「なんですのその笑いは」

佐天「いえいえ。で、ほんとにくっついてるんですか? その、……おちんちん」

初春「ちょっと佐天さん!」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:44:40.60 ID:opevzx820

佐天「だって気になるじゃ〜ん! だいたいたかがおまじないでねえ? 女が男になるなんてさあ」

初春「そ、それはそうですけど……」

黒子「……私が嘘をついているとでも?」

佐天「いやいや、そういうわけじゃないですよ? でもいくら学園都市といえども流石に……ねぇ?」

初春「……」

黒子「お二人の態度からは私が嘘をついているという疑いがありありと表れていますわ。よろしい」

佐天・初春「????」

黒子「そこまで疑うのなら見せてさしあげますわ! 後悔なさってもしりませんわよ!? ていっ!!」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:49:00.68 ID:opevzx820

佐天・初春「……!!!???」

黒子「……信じますわね?」

佐天「うっわマジでついてるよこれ……」

初春「いやああああああ白井さんしまってくださいいいいいいいいい!! やだああああああああ!!」

黒子「流石は佐天さん冷静ですわね。逆に初春は落ち着きなさいな。その態度はすべてをひけらかした私にあまりにも失礼でしてよ?」

初春「そうですけどそうですけどぉぉぉぉ!!」

佐天「初春はかわいいなぁ。大丈夫だよ。白井さんは白井さん。今までだって裸を見たことあるじゃん」

初春「そそそそそんんな! おちんちんついてる白井さんさんなんて見たことありません!」

佐天「おちんちんってことはわかるんだね?」ニヤニヤ

初春「ッ!!////」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:53:20.66 ID:opevzx820

初春「そそそ、それくらいはわかります! 授業でイラストだってみてますし!」

佐天「でも生は初めてなわけでしょ? どう? 感想は?」

初春「かかかかかかんそうなんてそんな……!」

佐天「ほれほれ〜言ってみ? 言ってみ?」

初春「ふぐぅぅぅぅ……」

黒子「全く、それくらいになさったらいかがです? 佐天さん。股間を曝け出して仁王立ちもあまり気分のいいものではありませんのよ」

佐天「あ、ごめんなさい。でもまあ、見事に男性器ですよね〜」

黒子「全く動じないあなたが空恐ろしいですわ……」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 18:57:11.86 ID:opevzx820

佐天「で、どうでした?」

黒子「? 何がですの?」

佐天「いじってみなかったんですか?」

黒子「……ッ! ななななんたることをおっしゃりますのあなたは……!」

初春「いじ……いじ……////」ボシュウ……

佐天「え〜? だっていきなりこんなの生えてくるんですよ? どうなってるのか気になって観察とかしません?」

黒子「しししし、しませんわそんなこと!! いい加減になさい!?」

佐天「ふ〜ん? でもトイレ行きましたよね?」ニヤニヤ

黒子「う、それは、まあ……」

佐天「だったらはからずも触らずにはいられませんよね?」

黒子「くっ……」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:02:34.99 ID:opevzx820

佐天「おしっこの時どうしたんですか?」

黒子「不、普通に座ってしましたわよ!」

佐天「しづらくなかったですか?」

黒子「な、なぜそう思いますの?」

佐天「あたしの情報によると、男性は朝おちんちんがおっきくなっちゃって、とってもしづらいそうです」

佐天「しかもそのおっきくなったおちんちんを鎮めるには、賢者、いわゆるオナニーをして気持ちを静めるしかないそうなんですよねー」

黒子「あなたなぜそんな知識を持ってますの!?」

佐天「今時の中学生なら常識ですよー」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:06:14.65 ID:opevzx820

佐天「で、小さくするためにオナニーしちゃいましたか? しらいさ〜ん?」

黒子「するわけありませんわそんなことこのジャッジメントの白井黒子がそんなことをそんなことをッッッ!!」

佐天「ふふ〜ん? あっやしいな〜」

初春「…………」気絶中

黒子「いい加減にしませんと怒りますですわよ!!」

佐天「あ〜はいはいすいませんってば。 ん〜じゃあさ、白井さんがやってないっていうなら、あたしがやってあげましょうか?」

黒子「は?」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:10:04.04 ID:opevzx820

佐天「だから〜、あたしが白井さんのおちんちんをいじって観察してあげましょうかって」

黒子「あなた何言ってますの……?」

佐天「だってすごく気持ちいいそうですよ? はまっちゃう人なんか猿みたいに何回もやっちゃうらしくて」

黒子「だからってなんであなたに……!」

佐天「練習ですよ練習。 御坂さんに触られてすぐいっちゃったらつまらなくないですか?」

黒子「なななななんでそこでお姉さまが出てきますの!? お姉さまは全く関係ないしこのこともご存知なくて……!」

佐天「そうなんですか? じゃあますます練習しておかなきゃ」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:14:25.67 ID:opevzx820

黒子「いいいいです結構ですの! やはり相談したのが間違いでしたわ! 帰りますの!ごきげんよう」

佐天「逃がさん!」きゅっ

黒子「あうぅんっ!」

佐天「ふふふ、こんな面白い機会、逃さずにはいられませんよ?」

黒子「な、何故テレポートできませんの?! というかなぜそこを掴むのですかあなたは!」

佐天「丁度ぶらさがってたんで。 あと、集中できなくなるかなって思って」

黒子「う、触られているだけで演算がうまくいかないですの……!」

佐天「ふふふ、御坂さんを好きなんでしょう? 協力しますって」

黒子「な、なんでそれを?」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:17:08.21 ID:opevzx820

佐天「誰がどう見てもばればれじゃないですか」

黒子「そんな……」

佐天「それに御坂さんと白井さんがくっついてくれればあたしにも有利なんで」

黒子「ど、どういうことですの……?」

佐天「上条冬馬」

黒子「ッ!!」

佐天「……ね?」サワリ

黒子「んっ……ですわね」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:22:52.78 ID:opevzx820

黒子「で、でも練習といったって一体……。それにこんなことをしたからといってお姉さまが私と愛し合ってくださるとは……」

佐天「ふふ、まあまあ、おまじないでおちんちんが生えたんですよ? なら御坂さんと突きあえる可能性だってかなり大きいじゃないですか!」

黒子「それは私も考えましたわ。ですがそううまくいくものでしょうか」

佐天「だから〜、そう信じましょうって! 信じれば力になるんでしょう? 白井さんががんばってくれなきゃ、あたしだって希望を失っちゃいますよ!」

黒子「さ、佐天さん……。そうですわね……。能力者たるもの、信じる心を無くしてはいけませんものね! いいですわ! この白井黒子、一命を賭してお姉さまを我が物にしてみせますわ!!」

佐天「それでこそ白井さんですよ!(計画通り)」ニギニギ


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:28:53.88 ID:opevzx820

佐天「じゃあまずは……って初春? ありゃ〜、気絶しっぱなしかぁ」

黒子「いいのではなくて? そのまま寝かせておけば。 初春にまでこのような痴態を見られてはさすがの私も少し……」

佐天「ですね。じゃあ初春には仕上げだけ手伝ってもらいましょうか」

黒子「仕上げ? なんのことですの?」

佐天「まあまあ、あとのお楽しみってことで。じゃあまずは〜……。普通に触ってみようかな」

黒子「い、痛くしないでくださいましね……?」

佐天「ん〜かわいいなぁ白井さん。そんなところもあるんですね!」

黒子「か、からかうものじゃありませんわ! 私だって怖い時ぐらいありましてよ!」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:33:06.21 ID:opevzx820

佐天「ふふっ、さてさて」ナデリコナデリコ

黒子「あっ、んん……」

佐天「へー、表面はざらざらなんだ〜……。まだやわらか……っ!?」

黒子「ど、どうしましたの?」

佐天「急におっきくなった! あはは! むくむく立ち上がっていきますよ白井さん!」

黒子「い、いちいち報告しなくてもよろしいですわ! さっさと終わらせてくださいまし!」

佐天「え? そんなに待ち遠しいんですか? んも〜しらいさんってばH〜」クスクス

黒子「そ、そういうわけではあひゃんっ!」

佐天「んっふっふ〜。なでなでしてあげますよ〜。あ、つるつるになってきましたね〜」サワサワ


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 19:37:08.14 ID:opevzx820

佐天「おお、血管が脈打ってる……。すごい、こんなにおっきくなるんだ……」

黒子「さ、佐天……さ……」

佐天「あは、さわるたびにぴくぴくって。ほんと別の生き物みたい。白井さんが動かしてるんですか?」

黒子「そ、そんなわけ……」

佐天「顔を隠しちゃって、恥ずかしがる白井さんもいいなあ」

黒子「言わないで……くださいまし……あっ」

佐天「んふふ〜。あ、なんか先っちょから汁? みたいなのが……。これねばねばですね」

黒子「あ、それは……!」

飯くってきます


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:07:43.66 ID:opevzx820

佐天「ん? これがなにか知ってるんですか?」ヌチュヌチュ

黒子「し、しりませんわ……そんな……ふぁっ!」

佐天「……ふ〜ん。 ほれほれ〜」くちゅくちゅ

佐天「おお、まだでて来るなあ」チュクチュクネチャネチャ

黒子「い、あ……だめ……ですの……それは……あぅぅぅっ!! いい……!」

佐天「ふふっ、いい表情ですね白井さん……。 じゃあそろそろやめておきましょうか」

黒子「えっ……!?」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:12:49.39 ID:opevzx820

黒子「ど、どうしてですの……? まだ、まだあれが出ていな……」

佐天「ん? あれってなんですか? 何が出てないんです〜?」にっこり

黒子「あ、いえ、それは……。な、なんでもありませんわ!」

佐天「嘘」グチュウ

黒子「キャウッ! あ、佐天……さ……! そんなに強く握っては……!」

佐天「嘘はだめです。ねえ?白井さん。もう正直に言ってもいいんじゃないですか?」

黒子「しょう……じきに……ですの……?」

佐天「ええ。もう白井さんが自分でいじって射精したことぐらいわかってるんですよ?」

黒子「そんな……私は……そんなこと……ああぅう!!」

佐天「も〜、駄目ですよ? ジャッジメント白井ともあろう人が」ギュウウウウウ


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:15:17.93 ID:opevzx820

黒子「くぁ……駄目で……すの……さてん………さ」

佐天「は〜い、復唱してください」

黒子「ふ、復唱?」

佐天「そしたらもっといい気持ちになれますよ? ね?」

黒子「もっと……ですの……ゴクリ」

佐天「ええ、もっとです。御坂さんも喜びますね」

黒子「お姉さまも……」


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:18:22.65 ID:opevzx820

佐天「私白井黒子は〜」

黒子「…………」

佐天「復唱」

黒子「……わ、私、白井黒子は……」

佐天「お姉さまのことを想像して〜」

黒子「お姉さまのことを……想像して……」

佐天「自分におちんちんを生やして〜」

黒子「お、おちんちんを……はやして……////」

佐天「おなにーしちゃう悪い子です〜」

黒子「お、おな、おな……に……してしまう悪い子です……の……」

佐天「よくできました、ごほうびだよ〜!!」

黒子「!!??」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:23:07.31 ID:opevzx820

黒子「(な、なんですのこれ!? 一体何が? 手でこすられるのとは比べようがないほどの……!)」

黒子「(温かくて……濡れていて……絡みつくような……!?)」

黒子「(さ、佐天さんは一体何をなさってますの? 私は何をされてますの!?)」チラリ

黒子「そんなっ!?」

佐天「ふぁ、ひらいふぁん、ふぁおふぁふふのひゃめふぁんふぇふえ?」ジュルジュル ジュポッジュポッ

黒子「く、咥えて……佐天さんが私のを咥えて……はうっ、あうっ! 駄目ぇ! 口動かすの、駄目ですのおおお!」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:28:06.11 ID:opevzx820

黒子「いけませんの! こんな……くぅ! こんなのは……!佐天さん……ッ!!」

佐天「ひゃにひっふぇんれふか? ふぉ〜んふぁにふふりゃまふぇへ〜」ジュッジュッグチュッ

黒子「だって……だって、だめ……なもの……は! ふぁぁぁぁ! あれが! あれがきちゃいますの! きますの!」

佐天「ふぉ〜ろ? びゃふぃへふはあひ」

黒子「きますの!きましたの! きましたわああああああああ!!」 ドクドクッ! ブピュゥ!

佐天「……やだ、いっぱい出しすぎですよ? 白井さん……?」

黒子「……はぁっ、はぁっ……ん……あ……」


102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:32:48.67 ID:opevzx820

佐天「ふ〜ん、これが精子ってやつか〜。ね! 白井さん見てました? すんごい勢いでびゅーって飛んできたんですよ!」

黒子「う……はぅう……」

佐天「ありゃ? 白井さん、白井さ〜ん? やっば、やりすぎたかな〜。かわいくってつい調子に乗っちゃったけど……」つんつん

黒子「ひゃぅっ!!」ビクン!

佐天「あ、まだ大丈夫そうですね? ぴくんぴくんしてるけどちっちゃくなってないし」

佐天「よ〜っし、じゃあ本番いきますか!」

黒子「ま、待ってくださいまし佐天さん……。本番ってなんですの……?」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:34:10.20 ID:opevzx820

ひゃにひっふぇんれふか? ふぉ〜んふぁにふふりゃまふぇへ〜」

何言ってんですか? こ〜んないふくらまして〜

ふぉ〜ろ? びゃふぃへふはあひ

ど〜ぞ? だしてください


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:38:31.95 ID:opevzx820

佐天「初春ですよ、う・い・は・る〜」

黒子「?」

佐天「後のお楽しみって言ったじゃないですか」

黒子「そういえばそんなこと……んッハァ」ピクン

佐天「あ、白井さんってばも〜。期待に股間膨らませちゃってこのこの〜」

黒子「な、なんの期待ですの! それに初春でなにを……!」

佐天「男女の関係の練習です」

黒子「はいい?」


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:41:31.64 ID:opevzx820

佐天「だから、男と女が一つになるっていったら、やっぱりセック○ですよね?」

黒子「あなたの思考がまったく読めませんの」

佐天「んも〜だから〜! 御坂さんと一つになるんですよね!?」

黒子「え、ええ、できればそうなりたいと……」

佐天「どうやって?」

黒子「え?」

佐天「どうやって御坂さんと一つになるんですか? やり方は?」

黒子「そ、それは……」


111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:43:58.71 ID:opevzx820

佐天「やり方もわからないで、どうして御坂さんと一つになれるなんて思えるんです?」

黒子「う……言われてみればもっとものようにも聞こえますの」

佐天「だから実践練習です」

黒子「初春でですの?」

佐天「初春でです」

黒子「それは……あまりにも……。それにはじめてはお姉さまに……」

佐天「甘い! 甘すぎですよ白井さん!!」

黒子「ひっ!!」ビックウ


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:48:09.25 ID:opevzx820

佐天「やり方を知ってこそ、御坂さんを虜にできると思いませんか?」

黒子「それは……」

佐天「御坂さんもきっと初めてです。そこをやさしくリードしてこそ、白井さんの株もぐぅ〜っと上がるんです。頼れる後輩です」

黒子「うぅ……」

佐天「お互いなにも知らないまま、適当に始まっちゃって、ぐだぐだなまま終わって気まずい思いを味わいたいですか?」

佐天「最悪、それが埋まらない溝になって二人は永遠の別れなんてことも……」

黒子「そ、それはいやですの! お姉さまと離れるなんて許容できませんの、何があっても!」

佐天「でしょう?」ニヤリ


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:53:38.64 ID:opevzx820

黒子「ど、どうすればいいんですの佐天さん! いいえ、佐天様! この黒子にご教示くださいませ!」

佐天「んっふっふ〜、いい心がけですよ白井さん……いいえ、黒子!」

黒子「佐天様……!」

佐天「あなたが御坂さんと一つになるために越えなければならない壁。それは初めてという一生に一度の出来事を快感の波と共に記憶に刷り込むこと!」

黒子「記憶に……! お姉さまの記憶に私を……!」

佐天「ええそうよ。怖くて震えてるかもしれない御坂さんを落ち着かせて、優しく、時に激しく、快楽の海にあなたの手で溺れさせるの黒子」

黒子「私の手で……」

佐天「そのための初春よ、黒子。彼女を使って己を高めるの」


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 20:59:11.18 ID:opevzx820

黒子「私自身を高める……!」

初春「うぅ……ん……ひぃぃぃぃぃぃ……」悪夢をみているようです

佐天「さあ、まずは初春を……。そうね、ベッドに縛り付けましょうか」

黒子「しば……それはいくらなんでも……」バチーン! 

黒子「あうっ!」

佐天「甘いこと言っちゃ駄目よ黒子! 目的のためなら鬼にもなる必要があるの! それに初春なら……初春ならきっと……」

黒子「佐天様……」

佐天「初春なら友情のために自分から協力を惜しまないわ。 ただ、あまりの快感に暴れられたら困るから縛るだけ」

黒子「初春……。あなたったらなんて友人思いで淫乱なんですの……グスン」

佐天「さ、黒子。初春という名の淫獣が目覚める前に」

黒子「はい、佐天様……。ありがとう、初春」


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:02:24.85 ID:opevzx820

黒子「これでよし……ですの」

佐天「準備はできた、黒子?」

黒子「はい佐天さま。これならば簡単にはほどけませんの」

佐天「よ〜し、それじゃはじめようかな! っとその前に準備してくるからちょっと待ってなさい。あ、初春は下着姿で靴下そのままにしておいてね」

黒子「はい佐天様」

in wc
佐天「あ〜、少コミってすごいわよね〜。ほんと役に立つわ」チョロチョロチョロ


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:05:38.81 ID:opevzx820

佐天「お、いいかんじじゃな〜い」

黒子「言われたとおりの格好にしておきましたわ」

佐天「流石テレポーター、いい仕事ね。う〜ん、初春ってばこんなかわいらしい下着つけちゃって。うりうり〜」

初春「ん……んぅ……」

佐天「起きないわね、まいっか〜」

佐天「さ、始めるわよ黒子」

黒子「はいですの」


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:09:19.48 ID:opevzx820

ぴちゃ……ぴちゃ……

ちゅ……くちゅ……
  「そう……いい……もっと……」

  「こう……はい……ですの……」

初春「(ん……なんかくすぐったい……ような気持ちいいような……)」

初春「(それにちょっと体が熱い……。私寝てた……?)」

初春「ん……」ギシ「あれ……?動けない……?」

佐天「あ、初春おっはよ〜」

初春「あ、佐天さん、おはようござ……ってえええええええええ!?」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:13:16.66 ID:opevzx820

佐天「何いきなりおっきい声だしてんのよ初春ぅ〜」

初春「うええ?! だ、だってこれなんで私下着で、しかもああ!! 縛られてるじゃないですか!」

佐天「なかなか早い状況判断だね初春君」

初春「変な冗談やめてこれほどい……んんにゃぅ!! ふぇ? 何です今の!」

佐天「にゃう〜だって。初春かっわいい〜、ね? 黒子?」

黒子「ん……ピチャ……レロ……はいですの、佐天様……」レロレロ

初春「ええええっ! し、白井さんなにをっていうかどこを舐めて……! きゃうぅっ!」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:17:04.18 ID:opevzx820

黒子「どこって……太ももの内側ですの……。他の場所がよろしかったでしょうか?」

初春「そういう問題じゃ……あっ……くぅ!!」

佐天「いいねいいねいいよ初春その反応!! もう燃えてきちゃう! おねーさんたまない!」

初春「や、やめさせて……くだっ……! さいぃぃぃ……」

黒子「気持ちよく……ありませんの……? 私一生懸命やってますのに……」

初春「き、気持ちいいからやめてってじゃなくて! なんでこんなことをしてるんですか!」

佐天「気持ちいいならいいじゃない。続けて黒子」

黒子「はい佐天様」


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:20:42.19 ID:opevzx820

黒子「次はどこを?」

佐天「じゃあブラを脱がさないで乳首甘噛みで」

黒子「はいですの」

初春「ひっ! いやです! 駄目です! ああっ!」

黒子「固いですわね」コリコリ

佐天「なんですと〜? いやよいやよも好きのうちかな初春君?」

初春「そんなわけ……ないですよ……! ひゃああ!」

佐天「ん〜実にいい反応。お手本のようだね〜」


131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:24:48.44 ID:opevzx820

佐天「じゃあ次は背中嘗め回していこうか」

黒子「はいですの。ではうつぶせにテレポートさせますの」

初春「んっぶ! ぷはっ!」

黒子「すべすべで綺麗ですわよ、初春…」レロレロ

佐天「ブラ外して、背骨に沿って上から下、したから上になぞりなさい。胸も優しく撫でてあげてね?」

黒子「ん……こうですの……?」レロー サワサワ

初春「ッッッ!!! くぅ……あッ……!!」


132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:29:07.71 ID:opevzx820

佐天「うまいうま〜い。これなら御坂さんもいちころね〜」

黒子「お姉さまも……本当ですの……?」

佐天「もっちろ〜ん! すんごいテクだよ黒子! ほら初春のここはもうこんなだよ!」グチュウ!

初春「カッハッ……! んんやぁああぁ!! さ、さて、さ、そこだ、えええええ」

佐天「いやあ、濡れ濡れってこういうもんなのか〜。それにしても初春、おもらしみたいだよ〜」

初春「い……やあ……言わないでくださいぃ……」

佐天「よし黒子全身いたるところを嘗め回してあげなさい! ただしここ以外ね」グッチュウ

初春「……ッア! アアアアアアアアアっ!!!」


135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:34:43.53 ID:opevzx820

佐天「初春、何回くらいイッた?」

黒子「わかりませんわ。一時間以上股間以外を嘗め回しましたけれど……。何度も痙攣しておりましたわね」

初春「……ふ……うう……はぁ……」ピクンピクン

佐天「ふむ……じゃあそろそろいれますか」

黒子「つ、ついに入れるんですのね……ゴクリ」

佐天「こんだけやれば初春だってがまんできないはずよ。ほらあの目、完全に欲しがってるし」

初春「早く……早く……」

黒子「初春ってば……なんて熱い眼差しですの……。私もここの脈動がおさまりませんの……」

佐天「じゃあ、初春の足を広げてあげて」

黒子「はいですの……」
 

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/26(金) 21:40:02.78 ID:opevzx820

黒子「入れますわよ……初春……」

初春「あ……白井さんのが……入る……入っちゃいますぅ……」

佐天「おお……ゴクリ」

ツ  ヌチュ グチュ

初春「あ、先っちょ、先っちょ入るの見えるぅぅぅう……」

黒子「入りますわ、入りますわよ初春!」

佐天「じれったいなあ……。一気に入れなさい!!」蹴りっ 

ドン!

初春「ッヒ! あ……か……ッ!!! 一気に……はい……て……」

黒子「な、なんですの! なんですのおおおおおおおおおお!!」


続きを読む はてなブックマーク - 黒子「これはまさか……男性器ですの……?」

上条「やべっ!ハンターだ!」

1 名前:SS初挑戦[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:02:45.75 ID:oq00/WcG0

色々とおかしい点は有ると思う。時系列とかも考えないで書くからな
まあ、寛大な心で見てってくれ




。。。。。。。。。。。。。。



黒子「皆様ご機嫌麗しゅう。司会の白井黒子と申しますの」


黒子「只今より、学園都市主催の超人気イベント、『逃走中』を開始致しますわ」


2 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:13:03.92 ID:oq00/WcG0

黒子「まず、企画の簡単な説明を致しますわ」


黒子「といっても、ルールは非常に単純ですの。やることはズバリ、『鬼ごっこ』」


黒子「通常の鬼ごっこと大きく異なる点は2つ。60分の制限時間が有り、逃げ切れば賞金100万円。能力の使用が可能。この2点ですわ」


黒子(このルールだとわたくしの能力はチートなので、無理矢理司会役を任されましたの)




6 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:23:15.70 ID:oq00/WcG0

黒子「尚、本家の『逃走中』とは違い、自首制度は御座いませんので悪しからず。他にも本家様とは異なる部分が有るのでご注意を」


黒子「そして逃走可能範囲ですが、このイベントの為に設定された『特設学区』の中に限定します。範囲外に出れば、もちろん失格ですの」


黒子「あとはこの企画の目玉、『ミッション』ですが、これはおいおい説明致しますわ」


黒子「それではここで、選手紹介に移らせて戴きますの」


8 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:31:57.85 ID:oq00/WcG0

逃走勢力
・上条当麻
・一方通行
・御坂妹(10032号)
・佐天涙子
・木山春生
・青髪ピアス
・姫神秋沙
・神裂火織
・風斬氷華


ハンター勢力
・御坂美琴
・土御門元春
・黄泉川愛穂


14 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:42:11.13 ID:oq00/WcG0

黒子「ハンターが少ないと思われるでしょうか?ご心配なく、これだけでは終わりませんわ」


黒子「さて、これにて下準備は終わり、と言ったところでしょうか」


黒子「それでは、これから逃走者の方々に散って戴きます。1人で行動するのも良し、チームを組んで行動を共にするも良し、ですわ」


黒子「彼らが特設学区に入ってから10分後、ハンターを解放致します。そこから60分逃げ切ることが出来れば、逃走者の勝利ですの」


黒子「全員を捕獲すればハンター全員に賞品が与えられますので、ハンターの方も頑張って下さいまし」




16 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:49:40.17 ID:oq00/WcG0

黒子「それでは逃走者の皆さん、用意はよろしいですわね?」


黒子「ではここに、第一回・学園都市主催『逃走中』の開始を――宣言致しますの!」


黒子「さあさあ、逃走者の方々はさっさと逃げて下さいまし!」


PM12:50 逃走者、特設学区内へ


17 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:00:24.81 ID:oq00/WcG0

上条「さて、どうするか。とりあえずスタート地点から一番遠い場所を目指すのがベストだろうか……」


御坂妹「あの」


上条「ん?御坂妹か。何だ?」


御坂妹「行動を共にさせて戴きたいのですが、とミサカは率直にお願いしてみます」


上条「え?あ、おう。いいぞ」


御坂妹「ありがとうございます、とミサカは深く頭を下げます」


上条「そんな大袈裟な。まあ、女の子一人じゃ心細いだろうからな。上条さんなんかで良ければお共しますよ」


御坂妹(あなたと一緒にいたいだけで、心細いなんて微塵も思っていないのですが、とミサカは心中で呟きます)


19 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:12:32.39 ID:oq00/WcG0

御坂妹「よろしくお願いします、とミサカは再度頭を下げます」


上条「そんな固くならなくてもいいんですがねえ。ま、いいや。じゃあ、どこに逃げるか決めようぜ」


御坂妹「あなたはどこに逃げるか決めていなかったのですか?とミサカは尋ねます」


上条「いや、とりあえずスタート地点から離れようかと思ってたんだけど……どうかな?」


御坂妹「安直な考えですね、とミサカはあえて辛口でコメントします」


上条「は、はは……」


上条(意外とハッキリ物を言うんだな……)


御坂妹「しかし間違ってはいないと思います。強いて言えば、隠れられる場所を探しつつ逃げるのがベストではないでしょうか、とミサカは提案します」


24 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:27:04.53 ID:oq00/WcG0

上条「うん、そうだな、そうしよう。ってあれ?建物の中って入っていいんだっけ?」


御坂妹「いえ、先程の司会の方は言っていませんでしたが、事前に配られたルールブックには屋内は侵入禁止と書いてありました、とミサカは出来る女をアピールします」


上条「そうか。白井も意外と抜けてるところあるんだな」


黒子(抜けてるのは>>1ですの。ふざけんなですの)


上条「ま、方針も決まったし早速逃げますか!」


御坂妹「まだ焦る必要は有りません。体力を温存しながら行きましょう、とミサカは頭の良さをアピールしつつ進言します」


上条「っと、それもそうだな」


上条(アピールってなんだ……?)




25 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:38:37.80 ID:oq00/WcG0


。。。。。。。。。



青ピ「ひっめがっみちゃ〜ん!」


姫神「どうしたの」


青ピ「ボクと一緒に行動せん?」


姫神「……嫌。メリットが無い」


青ピ「ひどいこと言うなあ、姫神ちゃんは。メリットなら有るで!いざってときは我が身を犠牲にしてでも姫神ちゃんを守り通す覚悟やさかい、姫神ちゃんの生存率がグーンとアップするで!」


姫神「……まあ。それなら」


青ピ「やっほう!ほな、さっさと逃げようか!」

青ピ(よっしゃあ!こりゃあフラグ確定や!姫神ちゃんと愛の逃避行やぁぁぁあ!)


姫神「ちょっと。あまり引っぱらないで。痛い」


30 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:57:38.21 ID:oq00/WcG0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


一方通行「……ったくよォ、なンで学園都市第一位の実力者様がこンなくだらねェイベントに参加しなくちゃならないンですかァ?」


一方通行「あのチビ、勝手に選手登録しやがって……。金ならいくらでも有るってのによォ、無駄な好奇心働かせやがって」


一方通行「ああ移動すんのめんどくせェ。この辺で待機すっか。すぐに見つかるかもしれねェが、まあ能力でなンとかなるだろ」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


木山「さて……運動には自信がない私が生き残るには、うまく隠れてやり過ごすしかないだろう……」


木山「あの子たちの為に、なんとしても研究費を獲得したいものだ」


32 名前:改行規制うぜェ[] 投稿日:2010/03/22(月) 21:03:39.18 ID:oq00/WcG0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


佐天「どうしよ、知ってる人いないや。初春も来れば良かったのになぁ、『その日は大切な用事があるので……』とか言っちゃって」


佐天「さて、無能力者の私が1人で逃げ切るにはどうしたものか」


佐天「う〜む……」


佐天「……ま、考えてても仕方ないか!とりあえずテキトーに逃げよ〜っと」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


風斬「どうしよう……」


風斬(………………)


風斬「あっ、と、とりあえずここから離れなきゃ」


40 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:08:55.12 ID:oq00/WcG0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

黒子「……もうすぐ10分経過ですわね」


黒子「さてハンターの皆さん準備はよろしくて?」


美琴「ばっちりよ。私が全員とっちめてやるわ!」


黒子「勇ましいお姉様……素敵すぎますのぉぉぉぉお!」ダキッ


美琴「ちょ、くっつくな!」バチッ


41 名前:>>39描写がめんどいからAllorNothingってことにした[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:15:59.89 ID:oq00/WcG0


黒子「おっと、マイクとインカムが壊れてしまいますの」サッ


美琴「あ、ごめん黒子」


黒子「大丈夫ですわ。ですが、張り切り過ぎて街を破壊しないようにお気を付け下さいまし」


美琴「な!わ、私がこんな遊びで熱くなるわけないじゃない!」


黒子(……ムキになりやすい性格ですし、お姉様は冗談抜きで、真剣に監視せねばなりませんね……)


土御門「オイ司会者さん!もう間もなく13時だぜい!」


黒子「あらいけない!それではハンターの皆様は所定の位置へお願いしますわ」


黄泉川「遊びだからって、手加減はしないじゃん!」


黒子「いいですわね?それでは……スタートですの!」


――13:00 ハンター解放


43 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:31:12.07 ID:oq00/WcG0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

――観客席


イン(ry「とーま大丈夫かなぁ。不幸体質なだけに心配かも」


舞夏「兄貴は無駄に運動神経良いからなぁ。上条当麻じゃ多分敵わないよ」


イン(ry「むっ!とーまだって筋力は結構あるんだよ!なんだかんだで毎日筋トレしてるもん!」


舞夏「筋力だけじゃなぁ〜」


イン(ry「む〜っ!」


鉄装「黄泉川先生がんばってくださいね〜」


重福(佐天さん……頑張って……)


44 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:46:26.51 ID:oq00/WcG0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

美琴「さて、と。どうしようかしら」


美琴「他の2人はさっさとどっかいっちゃったしなぁ……」


美琴「とりあえず適当に……って、この企画って能力使って良いのよね?」


黒子「はい、ケガを負わせない程度でしたら攻撃も可能ですの」


美琴「ふーん、思ったより過激ねぇ……って黒子!?なんであんたがここにいるの!?」


黒子「わたくし、リポート役やら監視役やら、色々と兼任しておりますの。不正行為などは見逃しませんので、妙な事は考えないで下さいまし。では」


美琴「しないわよ!……って消えちゃった。黒子も大変ねえ〜」


46 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:51:34.98 ID:oq00/WcG0

美琴「ま、気を取り直して」


美琴「能力が有りなら……!」ビリビリ


美琴「成功!私の能力なら簡易レーダーも作れんのよ!範囲は大したことないけど……って!」


美琴「早速1人ひっかかった!ラッキー!」


美琴「ええと……こっちか!絶対逃がさないわよ〜!」


48 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:59:48.59 ID:oq00/WcG0

美琴(この角を曲がってすぐのところにいるわね……)


美琴(それにしても、なーに堂々と大通りに立ってんだか)


美琴(馬鹿か、自信過剰の馬鹿ね)


美琴(よし、勘付かれない内に飛び出して一気に捕まえるわ。……せーのっ!)


美琴「見付けたわよっ!」バッ


一方通行「!?」


美琴「げっ!?」


51 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 23:11:11.13 ID:oq00/WcG0

一方通行「っ……てめェかよ……!」カチッ


美琴(〜〜〜っ!考えるのは後っ!)


美琴「覚悟おおおおおお!」バッ


一方通行「おっとォ!?俺の能力忘れちゃいませんかァ!?」


美琴「しまっ……!」パキィン!


一方通行「馬鹿野郎が!三下なんぞに捕まる気はねェよ!じゃあな!」ビュン


美琴「痛……った〜!」


美琴「しくったわ……。ベクトル反射、厄介ね……」


美琴「ってか触れないなら絶対捕まえらんないじゃない!卑怯だわ、なんでアイツに参加許可出たの!?」


美琴「……って愚痴ってもしょうがないか。ああでも悔しい!」


53 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 23:17:07.90 ID:oq00/WcG0

美琴「後を追いたい……けど、もうレーダーに反応なし、か。これじゃ無理ね〜」


美琴「つーか移動もやけに速かったわね。どうせベクトル操作だろうけど」


美琴「ま、とりあえず、対策が思い付くまでアイツは後回しね」


美琴「そういやアイツ、ここで何を……って」


美琴「自販機?」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


54 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 23:24:06.05 ID:oq00/WcG0

一方通行「あンのババア、最悪のタイミングで出てきやがって!おかげでコーヒー買い損ねたぞクソっ」


一方通行「……っと、もう撒いたな」


一方通行「正直、能力制限はツライぜェ……、節約しねえと持たねェな……」カチッ


一方通行「さァて、どうすっかなァ」


Prrrrrrrrrrrrrr


一方通行「……あン?」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


56 名前:1[] 投稿日:2010/03/22(月) 23:31:35.69 ID:oq00/WcG0

上条「!?」


上条「な、なんだ!?……って携帯か、びっくりさせやがって」


御坂妹「ミサカの携帯電話も同時に鳴りました、とミサカは報告します」


上条「同時に?どれどれ……っと、メールか」


メール『ミッション1』


上条「ミッション?」


60 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:01:13.22 ID:GqlWKO1R0

メール『逃走者の皆様にお知らせですわ』


メール『このメールには1つの課題が記されています』


メール『課題に挑めば、捕まる危険が高まります。ですので、その課題にチャレンジするか否かはあなた方の自由ですわ』


上条「ん?それなら、こんなもの誰も挑戦しないだろ」



61 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:03:14.13 ID:GqlWKO1R0

メール『課題はこちらですわ↓』


メール『柵川中学校の校庭に有る2つのスイッチを、2人で同時に押せ』


メール『もし仮にあなたが単独行動をしていても、仲間を集める為に携帯電話を利用することは一向に構いませんの』


メール『さて、ご理解戴けたましたでしょうか?』


メール『最後に、大事な情報を教えて差し上げます』


メール『スイッチの解除に失敗した場合、特設学区の中に新たなハンターを2名放ちますの』


メール『もう1度申し上げますが、この課題に挑戦するか否かはあなたが決めてよろしいんですのよ?』


メール『それでもチャレンジする方は、頑張って下さいまし』


メール『では』


62 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:08:35.17 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

佐天「え、柵川って私の学校じゃん」


佐天「う〜ん、どうしよう……」


佐天「ハンターが増えるのは嫌だけどなぁ」


佐天「……ここからだとちょっと距離あるし、せっかくいい隠れ場所見付けたから動きたくないし、そもそも仲間がいないし……」


佐天「ん〜……ここは他の人が解除してくれることを祈ろう!お願いします!」


65 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:13:30.67 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

一方通行「めんどくせェ、無視だこンなもン」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

木山「私には荷が重いな……」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

風斬「ちょっと自信ないなぁ……」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

神裂「ふむ……」


神裂「後々の為、ここは解除しに向かいましょう」


神裂「問題は……仲間」


神裂「……上条当麻……」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


67 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:20:54.24 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

青ピ「どうする?姫神ちゃん」


姫神「ここは。止めておくべき。だと思う」


青ピ「せやなぁ、姫神ちゃんを危険な目に遭わせとうないし、ここはスルーしとこうか」


青ピ「というか、どうせかみやん当たりがやってくれるとボクは踏んでんねん」


姫神「……その可能性は。高いかも」


青ピ「やろ?」

青ピ(期待しとるで、かみやん!)

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


69 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:29:27.25 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

御坂妹「どうしましょう、とミサカはあなたの反応を待ちます」


上条「……やろう、俺とおまえで」


御坂妹「あなたならそう言うと思っていました、とミサカは優しく微笑みながら暗に同意します」


御坂妹(先程のあなたのセリフに少しドキッとしたことを、ミサカは必死に隠します。赤面していないでしょうか)


上条「よし、それじゃ……」


Prrrrrrrrrrrrrrrr


70 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:35:47.02 ID:GqlWKO1R0

上条「ん?今度は電話か。はい、もしもし」


神裂「あ、あの……か、上条当麻ですか?」


上条「そうだけど。おまえ、神裂か?」


神裂「は、はい」


上条「なんからしくねえな、大丈夫か?」


神裂「い、いえ、そんなことはありません、大丈夫です。それより、先程の電子メールの件なのですが」


上条「ああ、あれは俺が行く」


神裂「え?」


72 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:43:37.98 ID:GqlWKO1R0

上条「俺が行くって言ったんだよ」


神裂「し、しかし仲間が……」


上条「それなら問題ない、一緒に行動しているヤツがいるんだ」


御坂妹「先程のミッションですが、制限時間が設けられているようです、とミサカはそれとなく急かします」


神裂(女性の声!?)


上条「何!こうしちゃいられないな!悪い、切るぞ!」


神裂「え、あ、あの、私も」ブツッ


神裂「…………」ツー・・・ツー・・・ツー・・・


神裂「………………」


神裂「…………………………」ショボーン


74 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:49:16.36 ID:GqlWKO1R0

上条「というか、柵川中学ってどこだ!?」


御坂妹「既に調べてあります、とまたもミサカは器量の良さをアピールします」


上条「おお!でもどうやって?」


御坂妹「事前に配られた地図を見ただけです、とミサカは種明かしをします」


上条「な、なるほど。そういやそんなもんあったな。で、目的地まではどのくらいだ?」


御坂妹「走れば5分で着きます、が、制限時間も残り5分です、とミサカは冷静に報告します」


76 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:57:42.64 ID:GqlWKO1R0

上条「マジかよ!急ぐぞ!」


御坂妹「諦めるという選択肢を最初から排除している所がとてもあなたらしいです、とミサカはこっそり呟きます」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


上条「はぁ、はぁ……見えた!」


上条(あのごついロッカーの中にハンターがいるんだろうな……)


上条「ってあと10秒しかねえ!くっそおおおおおおお間に合ええええええええええ」


御坂妹「待って下さい」ガシッ


上条「げふぁ!!!」



79 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:06:48.56 ID:GqlWKO1R0

御坂妹「この建物の陰に隠れましょう」


上条「ちょっ……ゲホッ、待て……」


御坂妹「落ち着いて下さい、あの距離ではどうしても間に合いませんでしたよ、とミサカは諭します」


上条「!」


御坂妹「あのまま行けば、解放されたハンターに捕まっていたでしょう、とミサカは推測します」


御坂妹「それならば、ここからこっそりハンターの情報を掴む方が建設的です、とミサカは意見を述べます」


上条「……うーん……ま、お前が言うなら間に合わなかったんだろう。ありがとな、助かったよ」


御坂妹「それより、ハンターがボックスから出て来ましたよ、とミサカは絶妙な照れ隠しを実行します」


上条「!」

80 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:16:05.66 ID:GqlWKO1R0

初春「うぅーーーん、日差しが気持ち良いです〜」


初春「いやぁ〜、この中で待機するのも中々しんどかったですね、固法先輩」


固法「そうね。ただじっとしているだけ、ってのも意外と疲れるわ」


初春「それじゃあその分、ハンターとして思いっ切り活躍してきて下さいね!」


固法「もちろん!……って、初春さんは行かないの?」


初春「私は特設学区の監視カメラをハッキングして、情報をハンターの皆さんに流します!」


固法「はは……えげつないことするわねぇ」


82 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:22:05.61 ID:GqlWKO1R0

上条「なんだって……!監視カメラって、そんなの反則だろ……!」


御坂妹「そうですね、しかしこの情報を手に入れられた私たちはとても幸運です、とミサカは重要な事実に気が付きます」


上条「……そうか!監視カメラがまずいってわかってるなら、それを避ければ……!」


御坂妹「! お静かに、眼鏡の女が何か喋っています」


83 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:28:04.86 ID:GqlWKO1R0

固法「じゃ、私はそろそろ行くわ。バックアップは任せたわよ、初春さん」


初春「了解です!任せて下さい!……あ」


固法「どうしたの?初春さん」


初春「固法先輩、ちょっとここら一帯を透視してみたらどうでしょう」


固法「? まあ、やってみるけど、どうして?」


初春「このミッションを遂行しようとした人が近くにいるかもしれないじゃないですかぁ」




88 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:37:53.30 ID:GqlWKO1R0

上条「あの眼鏡の人、透視能力者か!?まずい、逃げるぞ!」ガシッ


御坂妹「!」


上条「ってこの路地裏、すぐにいきどまりじゃねえか!」


上条(くそっ……!何か手はないか!?)


上条(この距離だと、飛び出してダッシュしても、俺はともかく御坂妹が追い付かれちまう可能性がある……)


上条(……仕方ない、俺が囮に……!)


御坂妹「囮作戦は却下です、とミサカはあなたの心中を読んで先回りします」


上条「!」


御坂妹「あなたが犠牲になってミサカ1人が助かっても、ミサカは嬉しくありません、とミサカは進言します」


91 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:49:54.59 ID:GqlWKO1R0

上条「おまえ……」


上条「……わかった。じゃあ、あっちが気付いた時点で猛ダッシュだ。いいな?」


御坂妹「了解しました、とミサカは頷きます」


固法「……演算、終了!」ギィン!


92 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:51:31.02 ID:GqlWKO1R0


固法「さて、と……」


上条(……あの人が何か反応を見せた瞬間、走る!)


固法「ん〜……」


上条(まだか……?もしかして、気付かないふりして近付いて来てるのか?でも、足音は……)


固法「残念!」


上条「!!!」グッ!


固法「この辺には誰もいないみたいね」


上条「!?」


94 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:58:49.37 ID:GqlWKO1R0

初春「そうですかぁ〜、良いところに目を付けたと思ったんですけどねぇ〜」


固法「ふふっ、そういうのは自分で言うことじゃないわよ」


上条(どういうことだ……?)


初春「やっぱりそうですかね?あはははは」


固法「まったくもう、私そろそろ行くわよ?」


初春「はっ!そうですね、ハンターのお仕事しなくちゃ!」


固法「そうね、それじゃお互い頑張りましょ!また後でね!」ダッ!


上条「! しゃがめ!」




95 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:05:42.36 ID:GqlWKO1R0

タッタッタッタッタッタ……


上条「…………」


御坂妹「…………」


上条「……行ったみたいだな」


御坂妹「ええ、脳天花畑さんも移動したようです、とミサカは報告します」


上条「ふう、とりあえず助かったみたいだな」

上条(脳天花畑さん……?)


上条「……まあいいや。でも、なんであの人は気付かなかったんだ?まさかハッタリだったのか?」


御坂妹「おそらく、あなたの右手のおかげではないでしょうか、とミサカは推測します」


97 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:11:48.43 ID:GqlWKO1R0

上条「俺の右手……?そうか、幻想殺し……!」


上条「……いや、でもおかしい。俺はともかく、御坂妹は見付かっちまうはずだろ?」


御坂妹「あなたの右手に触れていたからではないでしょうか。というか、今も手を繋いだ状態のままですが」


上条「! っと悪い!」


御坂妹(離してほしくなかったなぁ、とミサカは心中でうなだれます)


98 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:19:43.23 ID:GqlWKO1R0

上条「すまん、悪気はなかったんだ……。でも、いつだ?上条さんは繋いだタイミングをまったく覚えていないんですが」


御坂妹「あの脳天花畑さんが固法先輩とやらに余計な提案をした瞬間です、とミサカは記憶を遡って答えます」


上条「……ああ、あの時か」


御坂妹「もしあの時に耳打ちでもされていたら、2人も助からなかったでしょう、とミサカは考えます」


上条「そうだな、あぶなかった……」


御坂妹「脳天だけでなく、脳内もお花畑な方で助かりました、とミサカはさりげなく渾身のギャグを放ちます」


上条「は、はは、そうだな」

上条(脳天花畑さんに恨みでもあるのだろうか……?)


99 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:28:38.72 ID:GqlWKO1R0

Prrrrrrrrrrrr

上条「! またミッションか?」


御坂妹「いえ、どうやらハンターが解放されたという情報が一斉に送信されただけの様です」


上条「なんだ、俺たちには必要ない情報だな。……っと、そうだ」ポチポチ


御坂妹「何をしているんですか?とミサカは唐突にメールを打ち始めたあなたに疑問を抱きます」


上条「いや、監視カメラのことをみんなに教えとこうと思って」


御坂妹「なるほど……、とミサカはあなたの気配りに感心します」


上条「よせよ、こんくらい当り前さ。……よし、送信完了!俺たちも移動しよう、ここだと場所が悪い」


御坂妹「そうですね、とミサカは同意します」


101 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:44:19.32 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

青ピ「あちゃー、ハンターが増えてもうたみたいやね」


姫神「残念。でも。仕方ない」


Prrrrrrrrrrr


青ピ「ん?メールやな。……はっはっは、やっぱりかみやんはチャレンジしたんやな」


青ピ「まあ解除には失敗したけど、ハンターの情報を掴んでくれた、と。かみやんにしては上出来やなぁ」


青ピ「姫神ちゃん、監視カメラには気ぃつけような」


姫神「言われなくても。わかる」


青ピ「さて、ますます移動しにくくなったな……っと!姫神ちゃん!」グイッ


姫神「!?」


102 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 02:50:27.98 ID:GqlWKO1R0

黄泉川「くそ、スタートしてからまだ誰にも会ってないじゃん。かくれんぼが好きな根性無しばっかりで面白くないじゃん」


青ピ(黄泉川先生かぁ……、見付かったら逃げ切れんなぁ)


青ピ(アカン、ますます移動しにくくなった……。でもここもいずればれるやろうしなぁ)


青ピ(せめて姫神ちゃんだけでも逃がさな、せっかく建てたフラグが台無しや)


青ピ(……うーん)

104 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:02:01.90 ID:GqlWKO1R0

青ピ(よし!)


青ピ「姫神ちゃん、聞いて」


姫神「何?」


青ピ「このままやと2人共見付かってまう。それを避ける作戦があるんや」


青ピ「まず姫神ちゃんはこの路地の一番奥に隠れてもらいたいんやけど、ええかな?」


姫神「いいけど。青髪くんは。どうするの?」


105 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:04:23.46 ID:GqlWKO1R0

青ピ「ボクはその手前の十字路の真ん中に立っとる、要するに囮役や」


青ピ「いや、かまへん!姫神ちゃんの為なら喜んで捕まったるわ!気にせんでええ!」


青ピ「それに……約束やしな」キリッ


青ピ(……決まった。完全に決まったでこれは。フラグ完全成立や。ひゃっほう)


姫神(私は。何も言ってないのだけれど)


青ピ「そういうわけや、姫神ちゃんは大人しく隠れとるんやで?」


姫神「……わかった」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


106 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:12:48.62 ID:GqlWKO1R0

初春『御坂さーん、きこえますかー?』


美琴「!? う、初春さん!?なんで!?」


初春『さっきハンターとして解放されたんです』


美琴「初春さん、ハンター予備軍だったんだ。いきなりだったからちょっとびっくりしちゃった」


初春『へへー、びっくりさせようと思ってたので、成功ですね。佐天さんにも内緒にしてたんですよー』


美琴「へぇ、つまり初春さんの中ではトップシークレットだったってことね」


初春『あはは、そうですね。ってそうそう、その佐天さんなんですが』


美琴「?」


初春『いま御坂さんがいる場所の近くに隠れている可能性が高いです』


美琴「!」


108 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:20:19.02 ID:GqlWKO1R0

美琴「それ、ホント?」


初春『100%ではないですが、かなり信憑性はあると思いますよー』


初春『さっき監視カメラのハッキングを完了させましてですね、録画をちょっと巻き戻してみたんです。そしたら……』


美琴「……わかった、この近くのカメラに佐天さんが写ってて、」


初春『はい、それ以降、今まで写ってないんです。つまり……』


美琴「この辺りから離れていない可能性が高い、ってわけね」


初春『さすがですね、御坂さん。その通りです』


109 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:27:29.33 ID:GqlWKO1R0

美琴「ありがとう初春さん、やっと1人捕まえられそう」


初春『えへへ、どういたしまして。佐天さんには申し訳ないですけど……』


美琴「これも勝負、ってことで諦めてもらいましょう」


初春『やっぱり御坂さんは負けず嫌いですね〜』


美琴(……これは、褒められてるのかしら)


初春『でも、佐天さんが監視カメラの死角をくぐって移動した可能性もあるので……』


美琴「ないわ」


初春『え?』


美琴「ばっちり1人、レーダーに引っ掛かってるわ」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


110 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:37:56.99 ID:GqlWKO1R0

Prrrrrrrrrrrr

佐天「うわっ!びっくりさせないでよも〜」


佐天「またメール?さっきハンター解放のお知らせが来たばっかりなのに……」


佐天「ま、どうせミッションだろうから無視でいいや」


111 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:41:42.62 ID:GqlWKO1R0

佐天「…………つまんないなー」


佐天「どっか別のとこ行こうかなー」

佐天「でもハンター増えて危なくなってるしなー」


佐天「うーん」


佐天「………………」


佐天「こうして悩んでいる内に時間が過ぎて行って、いつの間にか」


美琴「私に見付かっちゃうわけね」


佐天「そうなんですよねー」

佐天「…………」


佐天「ひゃああああああああああああああああああああああああ!!!!」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


112 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:53:03.59 ID:GqlWKO1R0

――スタート地点

黒子「佐天さん、残念でしたわね」


佐天「あっ、白井さん。いやぁ〜、御坂さんには敵いませんでした。あはは」


美琴「ま、サポートしてくれた人のおかげなんだけどね」


佐天「サポート?って、誰がですか?」


美琴「それは……あっ、あそこにいるわよ」


佐天「へ?……って、あれってまさか……!」


初春「あ、佐天さん、お疲れ様です〜」


佐天「う、初春ぅぅぅぅ!?」


114 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:59:38.33 ID:GqlWKO1R0

佐天「ちょっと、なんで初春がここにいるのよ!っていうかサポートって!?」


初春「えへへ、実は……」カクカクシカジカ


佐天「うっそ〜、信じらんない。私初春にはめられたんだ……」


初春「どういう意味ですか、佐天さん!」


佐天「あははははは。ま、今回は完全に私の負けだわ、初春の作戦勝ち」


初春「えへん!これでわかりましたか?私だってやるときはやるんです!」


115 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 04:09:18.92 ID:GqlWKO1R0

佐天「で・も」バッ!


初春「へ?」バサァ・・・!


佐天「まだまだ調子に乗るのは早いかもねぇ〜」フフン


初春「ひいいいいやああああああああああああ!!!///」


イン(ry「わあ!あの人のパンツ、いちごパンツだったよ!おいしそ〜」


舞夏「そういうこというなよー、マナーわるいぞー」


黒子(相変わらず騒がしいお2人ですの……)


黒子「まあ、それはさておき……まずは、1名ですわね」


――13:15 佐天涙子、脱落


119 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 04:19:53.43 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

神裂「……上条当麻は失敗したようですが、良い情報を入手してくれました」


神裂「監視カメラ、幸いそこまで数が多いというわけではありませんね」


神裂「これなら、上条当麻を探すことが出来ます」


神裂「…………」


神裂「――っ!?わ、私は何を言っているのでしょうか。か、上条当麻を探す必要性がどこにあるというのでしょう」


神裂「お、落ち着きなさい、神裂火織じゅうはっさい」




122 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 04:27:12.66 ID:GqlWKO1R0

神裂「そう、私は神裂火織18歳、まだ慌てるような年齢じゃない……」


神裂「大丈夫、私は冷静です」


神裂「落ち着いて、移動しましょう。いえ、上条当麻を探す為ではありません。あくまでも状況を見た判断をした上でのk」


黄泉川「おっと!やっと1人見付けたじゃん!」


神裂「!?」


神裂(マズい……!)ダッ!


黄泉川「逃がさないじゃん!」ダッ!





神裂


128 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 04:57:36.84 ID:GqlWKO1R0

神裂(相手は1人……それなら)


固法「! あなた、逃走者ね!」


神裂「!?」


神裂(挟まれた……っ!)


神裂(くっ、一旦路地へ入るしかない)ダッ!


黄泉川「おっと、多人数相手にそれは悪手じゃん!そこの赤い革ジャン!挟み撃ちにするじゃんよ!」


固法「わかってますよ、私はこっちに」


黄泉川「頼んだじゃん!」


129 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:07:10.41 ID:GqlWKO1R0

神裂(この先は……十字路のようですね、まだ追いつめられたわけでは――)


青ピ「ん?ハ、ハンターか!?」


神裂「なっ!」


青ピ「って、おねーさん逃走勢力の人やないか。そんなに慌ててどうしたんや?」


神裂「ハンターが来ます!」


青ピ「なんや、ハンターかい。さすがにハンターはボクの守備範囲外y……ってホンマかいなそれ!」


神裂「他に私が逃げる理由がありますか!」


青ピ「そりゃごもっともや!ならはよ逃げな!真っ直ぐか左、どっち逃げる!?」


130 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:14:35.39 ID:GqlWKO1R0

神裂「右は!?」


青ピ「行き止まりや!」


神裂(二者択一ですか……!)


神裂(……おそらくハンターは挟み撃ちを狙って片方が先回りしているでしょう)


神裂(時間・距離を考えれば――)


神裂「前へ逃げ……!」


美琴「あっ!みっけた!」


神裂「っ――!?」



134 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:21:37.02 ID:GqlWKO1R0

神裂「このタイミングで……!」


固法「逃がさないわよ!」


黄泉川「もう逃げられないじゃん!」


青ピ「えええええええええ!?囲まれとるやないか!アカン、さすがにこりゃ無理や!」


神裂(――仕方ありません、ワイヤーで上へ……!)


美琴「絶対逃がさないんだからっ!」バチバチッ!


神裂(電撃!?)


神裂「危ないッ!」バッ!


青ピ「うわっ!?」


135 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:25:26.62 ID:GqlWKO1R0

黄泉川「ちょっ……!?」


美琴「あっ……!」


黄泉川「ぐうっ!」バチッ!


美琴「やっば!って――」


固法「えっ!?」


美琴「ちょっ……!」


ガツン!


136 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:28:00.57 ID:GqlWKO1R0

神裂(――今しかない!)


神裂「口を閉じなさい!」


青ピ「へ?」


バシュッ!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。


138 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:34:08.13 ID:GqlWKO1R0

固法「いった〜い」


美琴「痛たた……、吹っ飛んだの今日2回だわ……」


固法「って、あなた御坂さんじゃない!」


美琴「え?あっ!固法先輩!大丈夫ですか!?」


固法「わ、私は大丈夫だけど……」


黄泉川「レェェェェルガンンンンッ!!!」


美琴「ひっ!?」


140 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:40:46.50 ID:GqlWKO1R0

。。。。。。。。。。。。。。。。。



美琴「……すいませんでした……」


黄泉川「次はちゃんと狙って撃つじゃん!レベル5だからって調子に乗りすぎんのは良くないじゃん!」


美琴「……はい……」


固法(撃つこと自体は構わないんだ……)


固法(御坂さんがお説教受けるシーンなんて珍し……じゃなくて)


固法「とっ、ところで、あの人どこにどうやって逃げたんでしょうねぇ〜?」


143 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 05:48:16.22 ID:GqlWKO1R0

黄泉川「知ったこっちゃないじゃん。ここにいないってことは逃げられた、次は捕まえてやる。そんだけじゃん」


固法「ま、まあ確かにそうですね!それじゃ、また別れて探しましょうか!行きましょ、御坂さん!」


美琴「わかりました……」


黄泉川「気を付けるじゃんよ!」


固法「は〜い」


黄泉川「……さて」


黄泉川(………………)


黄泉川「……燃えてきたじゃん」


タッタッタッタッタッタ・・・・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。


152 名前:>>149 修正[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:07:25.43 ID:GqlWKO1R0

青ピ「いやぁしかし」


神裂「?」


青ピ「良くもまぁあんな状況から逃げだせたなぁ」


神裂「……そうですね」


青ピ「まったくもう、ラッキー以外の何物でもあらへん。もしかしておねーさん、幸運の女神なんとちゃいます?」


神裂(……!)


神裂「そんなことは、ありません」


神裂(妙に勘の良い少年ですね……)



青ピ「はは、冗談やがな。そんなまじめに返さんでもええのに。……おっと!『女神』のところは冗談じゃないでぇ?」


153 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:14:45.76 ID:GqlWKO1R0

神裂「申し訳ありませんが、私はそろそろ移動します」


青ピ「え?せっかくビルの屋上なんていう絶好の隠れ場所に来たんにか?」


神裂「ええ、ここにいても進展がなさそうなので」


青ピ「うおっ、急に振られた!さすがのボクでも不意打ちには弱いんやでぇ〜」


神裂(……何を言っているのでしょう?)


156 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:19:50.58 ID:GqlWKO1R0

神裂「何か無礼を申し上げたのなら、謝ります」


青ピ「かまへんよ、ってかおねーさんホントまじめやなぁ」


神裂「すみません……」


青ピ「いやいやいや、ここ謝るとこちゃうで?……ま、ええわ。人探し、頑張ってな」


神裂「なっ!何故人探しなどと……」


青ピ「なんとなくそんな気がしただけさかい、深く考えんとき」


神裂「………………」


青ピ「………………」

159 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:25:42.82 ID:GqlWKO1R0

神裂「……それでは、私は行きます」


青ピ「気ぃつけてなぁ」


神裂「……あなたも、お気を付けて」スッ


青ピ「…………」


青ピ「あーあ、行ってしもた。ま、フラグ立つ気配がまったくなかったからなぁ」


青ピ「……それにしても、えらいミステリアスな人やったなぁ」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


161 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:34:46.56 ID:GqlWKO1R0

上条「……なんか、そろそろハンターに出くわす気がする」


御坂妹「それは死亡フラグですか?とミサカは確認を取ります」


上条「いやいや、不吉なこと言うなって。そういうのはな、口にすると現実になっちまうものなんだって」


御坂妹「初めに言ったのはあなたですが、とミサカは鋭く切り返します」


上条「……、…………」






土御門(ククク……やっとみつけたぜい、かみやん!)


163 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:42:28.02 ID:GqlWKO1R0

土御門(誰か仲間がいるようだな、ここからだとちょうど陰に隠れて見えないが)


土御門(さーて、どう近付くか……)


土御門(あの建物とあの路地を利用して……いや、待て)


土御門(これは所詮ゲーム!何も本気になる必要はないにゃー。楽しくやるのが一番に違いない)


土御門(そうだ、楽しまなければ意味がない!そうと決まれば……)


土御門「見付けたぜえええええ!かみやああああああああああん!!!」


土御門(純粋な『鬼ごっこ』で勝負だぜい!かみやん!)


164 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:47:28.61 ID:GqlWKO1R0

上条「!!!?」


上条(つ、土御門!?なんであんな遠くから!?)


上条「と、とにかくやばい!逃げるぞ!」


御坂妹「もう逃げていますが」スタコラ


上条「ちょっ、置いてかないでくれ!」ダッ!


土御門「待ちやがれぇぇぇぇ!かみやぁぁぁぁぁぁぁあん!」ドドドドドドド




166 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 07:02:00.76 ID:GqlWKO1R0

御坂妹「右」タッタッタッタ


上条「はい!」タタタタタタ


御坂妹「左」タタタタタタタ


上条「なんの!」ダダダダダダ


御坂妹「左、と見せかけて右、とミサカは余裕もないのになんの意味もないフェイントを入れてみます」シュタタタタタ


上条「なにやってんですかぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドドド


土御門「まぁぁぁちぃぃぃぃやぁぁぁぁぁがぁぁぁぁれぇぇぇぇえええええ!!!」ドゴゴゴゴゴ


御坂妹(キリがありませんね、とミサカは暴れる心臓を抑えながら判断します)


168 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 07:15:22.72 ID:GqlWKO1R0

上条「やばい、どんどん距離が縮まってるぞ!」


御坂妹「ミサカの体力はもう限界に近いです、とミサカは報告します」


上条「な!?いつまでも表情変わんないから上条さん全然気付きませんでしたよ!?頼む、もうちょい頑張ってくれ!」


御坂妹「もう無理」


上条「おおおおおおい!諦めんな!キャラ変えんな!」


169 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 07:17:29.31 ID:GqlWKO1R0

御坂妹「何か光明があるのですか?とミサカは尋ねます」


上条「ない!けど考えてる!」


御坂妹(それはないのと同じですね)


土御門「うひょおおおおおおおう!楽しいなぁぁぁ!かみやぁぁぁぁん!」


御坂妹(……仕方ありません)


御坂妹「賭けに出ます。この角を曲がったら話を合わせて下さい。3、2、1」


上条「え?何!?」


御坂妹(いきます)バッ!


171 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 07:34:04.19 ID:GqlWKO1R0

御坂妹「つっかまーえたっ!」ダキッ


上条「は!?っと、え?は!?早く逃g」


御坂妹「合わせなさい」ギロリ


上条「はい」


土御門「かぁぁぁぁぁみやぁぁぁぁあ…………ん?」ズササササササ


御坂妹「この御坂美琴様から逃げようったってそうはいかないんだから!甘いのよアンタは!」


上条「え、えっと……」


172 名前:1[] 投稿日:2010/03/23(火) 07:36:19.97 ID:GqlWKO1R0

上条(これは一体……って御坂美琴?――そうか、わかったぜ!御坂妹!お前の作戦が!)


御坂妹(どうやら伝わったようですね)


上条「くそー、ビリビリめー待ち伏せとは卑怯なー」


土御門「…………」


上条「ちくしょーう、せっかく土御門から逃げ切れると思ったのになー。ビリビリに捕まっちまったー、くそー」


土御門「…………」


御坂妹(こいつはひでェ)


続きを読む はてなブックマーク - 上条「やべっ!ハンターだ!」

御坂「私はハワイに行きたいのよ」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/16(火) 14:06:06.45 ID:sz0RXMuJO

御坂「アンタのテレポートなら簡単でしょ。一生のお願いだから!」

黒子「そうは言われましても、黒子は今宿題中なんですのよ…」カリカリ

御坂「いいじゃない、そんなの後で私が手伝ってあげるからさ」

黒子「こういうものは自分でやらなければ意味がありませんの」

御坂「お願いったらお願い!くーろーこー」ジタバタ

黒子「そ、そんなにくっつかないで下さいましよ。一体どうしましたの?」

御坂「じ…実はね」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 14:16:09.03 ID:sz0RXMuJO

御坂『はぁ、クラスの皆は海外旅行に行ってるのに私だけ補習なんて…。不幸よぉ』

上条『なんだ御坂、お前も補習か?夏休みなのにご苦労なこった』

御坂『そういうアンタこそ。今日はあの二人はいないの?』

上条『あぁ、青髪は大阪、土御門はイギリスに旅行だとよ』

御坂『ふぅん、でアンタは寂しく学園都市で夏休みを過ごすわけね』

上条『お前だって同じだろうが、偉そうに言えないだろうが』

ダッダッダッ

インデックス『とうまー大変なんだよー』

御坂『ん?あれはインデックスかしら』


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 14:23:32.48 ID:sz0RXMuJO

インデックス『商店街の福引きでハワイ旅行当たっちゃたよー!』

御坂『な、なんですって…!?』

上条『おやおや、これはこれは、夏休みを侘しく学園都市で過ごす御坂美琴さん。上条さんの今年の夏はハワイのようですが』

インデックス『ハワイだよー海外なんて始めてだよー』

御坂『なっ、なによハワイハワイって…。あ、そうだ忘れてたわ!』

上条『なんだよ』

御坂『わ、私も実は黒子にハワイ旅行誘われたてたんだったわ!あんまりしつこいから断ってたの』


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 14:48:51.28 ID:sz0RXMuJO

遅いね、スマンw
今度は書き溜めますね


御坂「というわけ、なのよ。証拠に写真取ってくる、なんて言っちゃって」

黒子「仕方ありませんのねぇ、お姉様は」ゴソゴソ

御坂「じゃあ連れて行ってくれるの?」

黒子「そうは言ってませんのよ。お姉様は何時も、そうやっていつも能力に頼ってばかり…」

御坂「お説教は後で聞くから、早くなんとかしてよ!」

黒子「ふぅ分かりましたのよ、ようはその殿方にバレなければ宜しいんでしょ」サッ

プルルルル

御坂「ん?アンタ一体どこに電話を」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 14:55:45.22 ID:sz0RXMuJO

黒子「もしもし、初春ですの?今宜しいで……え、今忙しい?三日に一回ポップするレアモンスター待ち?」

御坂「い、一体なんの会話をしてるのかしら」

黒子「そんなゲームなど後で宜しいですのよ!…え、ゲームじゃなくて人生?初春、あなた何を言っていますの…」

御坂「ねぇ…ねぇ、くーろーこ。ハワイはー?」

黒子「お黙りなさいまし、お姉様!いま初春が大変な事になってますのよ」

御坂「初春さん…?一体なにが起きてるっていうのよ」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 15:08:11.29 ID:sz0RXMuJO

黒子「とにかく、今からそっちのに行きますのよ!わかりま……、む切れましたわね」

御坂「どうしたのよ、初春さん?風邪でもひいてるの」

黒子「風邪…といえば風邪かも知れませんが…。学園都市において長期休暇時に良く発症する病。電脳悪性依存症ですわ」

御坂「電脳悪性依存症?始めて聞く名前ね」

黒子「その病に掛かってものは、常にネットゲームに接続していなければ精神の自我が保てなくなりますの」

御坂「そういえば微かに思い出したわ。ネットワークを経由し、人物になんらかの影響を及すウイルスみたいな能力があるって」

黒子「とにかく、急ぎますわよ!」ダッ


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 15:20:14.79 ID:sz0RXMuJO

御坂「初春さーん!いないのかしらね」ピンポーン

黒子「…そんなはずはありませんの。この水道メーターは確かに動いていますわ」

御坂「うーん、それじゃなんで出ないんだろ」

黒子「仕方ないですわね、お姉様掴まって下さいまし!」ガッ

御坂「えっ?ちょっといいの勝手に」

シューン!


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 15:30:33.72 ID:sz0RXMuJO

御坂「うわ、なんなのよコレ!?コンビニ弁当や空き缶のゴミで一杯…」

黒子「やはり遅かったのですわ…、初春開けますわよ!」ガッ

ガラガラ

初春「あ、…こんにちは……チャイム鳴らしてくれれば良かったのに」

黒子「散々ならしましたわよ、その様なヘッドフォンを付けていれば当たり前ですわ!」

初春「ヘッド…フォン?…あぁそうですね……。少し汚れてますが、適当にゴミを退して座って下さいね」ガサガサ

黒子「うぅ……、分かりましたのお姉様?これが電脳悪性依存症ですわ」

御坂「そ、そんな…なんて酷いのかしら……。初春さんの、初春さんの頭の花が枯れてる」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 15:47:35.42 ID:sz0RXMuJO

御坂「このゲーム雑誌の山をどかして…っと」ガタ

黒子「初春、少しやり過ぎではありませんの?今日の所はその辺りで…」

初春「え……、そんなの無理ですよ…。さっき狩りが始まったばっかりなんですよ」カタカタ

御坂「良く分からないけど、始まったばっかりならいいじゃない」

初春「良くないですよ…、私が抜けたらPTを組み直すのに何時間かかると思ってるんですか……」カタカタ

御坂「何……時間?そんなにかかるものなの」

黒子「それが電脳遊戯の恐ろしい所なんですのよ」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 15:54:03.78 ID:sz0RXMuJO

御坂「なんだか恐ろしいのね、電脳遊戯って。……あ、このペットボトルのお茶もらっていい?」スッ

黒子「それは、いけませんのぉぉぉぉッ!お姉様ぁぁぁぁぁ!」ガシッ

御坂「痛いっ、アンタなにすんのよいきなり!アンタの分も残しておくから」

黒子「違いますの…これは違いますの…。少しお手洗いに行ってきますわ……」

スタスタ

御坂「何なのよ、変な黒子ねぇ…」

初春「全く……、これだから…佐天は…」

御坂「ん?佐天さんがどうしたの」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 16:07:18.37 ID:sz0RXMuJO

佐天『マクロ登録?寄生?…うーん一体何の事よ。私こういうの苦手なんだけどなぁ』カタカタ


初春「全く……、これだから佐天さんは…」ブツブツ

御坂「ねぇ、黒子。初春さんどうしようかしら?私がここで初春さんのノートパソコンに電流ながしてやってもいいんだけど」

黒子「いまの初春にそのような事をすれば……、明日の朝日は拝めませんのよ」

御坂「だったらどうしたらいいのよ…」

黒子「パソコンを破壊してもまた買い直すだけ…、元を断たねばなりませんわ」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 16:20:58.36 ID:sz0RXMuJO

御坂「元を…?一体どうするつもりなの」

黒子「初春はノートリアスモンスターの持っている、レアアイテムを欲しがってますわ」

御坂「うーん?良く分からないけど、初春さんはそのレアアイテムっていうのが手に入ったら気が済むってこと?」

黒子「そういう事ですわ、なので私達も初春に協力しますのよ」

御坂「協力ってどうやって…?」

ガサガサ

黒子「初春、この端に置いてあるノートパソコンを二台ほど借りますわよ!」バッ

初春「え……、それは…構いませんけど…」カタカタ


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 16:42:09.92 ID:sz0RXMuJO

黒子「ソフトのインストールは完了ですわ。後はキャラの作成ですわね」カタカタ


御坂「うーん、ここは無難に私と似た様な感じにしようかな」カタカタ

黒子「キャラの作成が終わったら集合しますわね。初春、佐天さんも呼んで下さいまし」

初春「はーい、分かりました」カタカタ


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 16:49:42.85 ID:sz0RXMuJO

御坂「さて、回りに沢山人がいるわね……黒子たちはどこかしら」

佐天「あ、御坂さんですよね?そのキャラクター」

御坂「そうだけど…、あなた佐天さん?」

佐天「そうですよ。そのキャラ、御坂さんそっくりだからすぐに分かりましたよ」

御坂「結構頑張ったからね、分かってもらえて嬉しいわ」

佐天「後は、初春達だけなんだけど…」

バッ

「グォォォォンッ!」

御坂「な!いきなりモンスターが?くらいなさいッ!」ブォン

バキィ!!


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:04:00.11 ID:sz0RXMuJO

「…………」ピクピク

佐天「凄いですね御坂さん!初めてとは思えませんよ」

御坂「ゲーセンに通ってたのが役にたったかな。それにしても街中でこんなベヒーモスみたいなのが出るなんて…」

「ひ……酷いですのよ、お姉様……」

佐天「あれ?今このモンスター喋りませんでした」

御坂「止めてよ佐天さん。そんな事あるわけないじゃい」

ベヒーモス「仲間にいきなり切りかかるなんて、なんて非常識ですの…」

御坂「って、アンタ黒子なの!?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:11:46.46 ID:sz0RXMuJO

黒子「お姉様とわたくしの絆はそんなものでしたのね」ブツブツ

御坂「分かる訳ないでしょ!なんでそんな姿なのよ」

黒子「こっちの方が強そうなんですのよ。まるで人がゴミのようですわ」

佐天「それは思いっ切り死亡フラグだけどね…」

ダッダッダッ

御坂「あ、初春さんが来たのかしら?」

黒子「はて、それにしては沢山いらっしゃるような」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:18:43.01 ID:sz0RXMuJO

佐天「不味い、あれはゲームマスター!きっと御坂さんが白井さんを攻撃しちゃったから」

御坂「そんな事言われても、知らなかったんだから!」

黒子「言い訳は後にして早く逃げますわよ!」

ダッダッダッダッ

御坂「ま、待って皆。まだ初めたばっかりだから、操作方法が…」

ブォォォォン!…バタバタ

「……………」スチャ

黒子「なっ、一振りであの数を一瞬で!なんて腕ですの」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:33:38.04 ID:sz0RXMuJO

剣士「他愛の無い…鎧袖一触とはこの事か…」

黒子「助かりましたのよ、お陰で助かりましたわ」

剣士「…志しを持たぬ雑兵と話す舌など持たん。直ぐに立ち去るがいい」

佐天「………ッ!ぷ」ブルブル

御坂「ん、どうしたのよ佐天さん?そんなに口を抑えて」

佐天「い……いへ…なんでもッ!無いで…」ブルブル

黒子「何か良く分かりませんが、今の内に逃げますわよ!」ダッ

御坂「(……そういえば、私なんでこんな所いるんだっけ)」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:42:46.51 ID:sz0RXMuJO

佐天「ぷはぁー!まっさか中二病をリアルで見れるなんて、笑いを堪えるのに大変だったよ」

黒子「あの殿方…素敵な方でしたわね。御礼が言えなくて残念でしたわ」

御坂「大丈夫よ、黒子。旅を続けていればきっとまた会えるわよ」

佐天「…………え?」

黒子「いきますわよ、佐天さん。この世界の命運はわたくし達、冒険者の手に掛かっていますのよ」

御坂「ロードスの平和は私が守るわよ!」

佐天「え……えっと。じゃ取り敢えずレベル上げでもしましょうか…」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 17:58:30.32 ID:sz0RXMuJO

御坂「えぃぃぃッ!」ブン

ズバッ!

佐天「あ、またレベル上がりましたね!おめでとうございます」

御坂「ありがと、結構レベル上がってきたわね」スチャ

黒子「にしても初春はまだですの?」

トコトコトコトコ

御坂「あら、何かしらあのネコちゃん。可愛いわね」

佐天「あ、初春さんこっちですよ!」

黒子「あら、あの小動物が初春でしたの。遅いですわよ」

御坂「ヨロシクね、初春さん」

初春「あれ…?何かおかしくない?」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:08:00.78 ID:sz0RXMuJO

御坂「おかしいって何が?」

初春「あなた達今レベルいくつ?」

黒子「わたくしが14でお姉様が15になった所ですわね」

初春「なんでタメ口なのかな、おかしくないかな」

御坂「(え、えぇ…………?)」

黒子「お姉様になんて無礼な、黒子は許しませんわよっ!」ダッ

初春「啼け、魔眼のケルベロス!」ブォン

ドガーーーン!

黒子「はぶんっ!」ドサッ

佐天「白井さんしっかり!この電脳空間では学園都市みたいにレベルの高さは絶対なのよ…我慢してあげて」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:20:49.55 ID:sz0RXMuJO

黒子「もう勘弁なりませんわ。お姉様、電気を利用してハッキングなどできませんの?」

御坂「うーん、さっきからやってみてるんだけど。この空間じゃ思うように能力が使えないみたいね」

初春「なにをブツブツ言ってるんですか?早く倒しにいきますよ」

佐天「いきなりですか?まだ私達レベルとか装備があまり整ってないんだけど…」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:33:27.15 ID:sz0RXMuJO

初春「仕方ないですね、装備は私のをあげます」ガサガサ

佐天「げ…これは相場100000ルピーはするローブじゃない?貰っていいの」

初春「構いませんよ、スキル上げで作った物ですから。ほら御坂さんたちも」バッ

御坂「うーん、気持ちは嬉しいんだけど……ねぇ?」

黒子「やはり、こういうものは自分の力で手に入れなければ面白くありませんわよ」

初春「焼き付せ、セラフィム・カリオン!」

ズギャーン!

御坂・黒子「はぶっんっ!」ドサッ


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:39:02.99 ID:sz0RXMuJO

御坂「ちょっとぉ!何するのよ、いい加減にしないと私も怒るわよ」

初春「面白くない?あなたは何をしにここに来ているのですか。戦争に面白いも何もありません」
御坂「(何しにって…ゲームなんだけど)」

佐天「そ、その通りですよねぇ…」

初春「一分一秒無駄にせず、効率を常に求めていきますよ」

佐天「は、はぁいー分かりましたぁ…」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:48:08.42 ID:sz0RXMuJO

黒子「ジャッジメント・デュラハン!ですのっ」
ドガャーン!

初春「レベルアップおめでとうございます。これでサポートジョブがつけれますね」

御坂「(そりゃ…この装備と初春さんの回復魔法があればねぇ)」

黒子「(安全過ぎて、黒子面白くもなんともありませんのよ…)」

佐天「それじゃ、一旦街に戻ろうか?」

初春「そうですね、そろそろノートリアスモンスターが現われるはず…。情報収集もしないといけません」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 18:58:21.89 ID:sz0RXMuJO

「武器は装備しなきゃ意味がないじゃんよ」

「大魔皇帝クレイジーヴィーナスは頭の角が弱点です、…とミサカは懇切丁寧に教えてあげます」

「私は悪いシスターじゃないんだよー」


…………
……


佐天「どうですか御坂さん?何か情報は掴めました」

御坂「どれも関係ない情報ばっかりね。黒子の方は?」

黒子「くろこしょうがあれば船と交換して貰えるみたいですわよ」

佐天「船かぁ、私達にはあんまり必要ないかな」

スタスタ

初春「………………」

御坂「初春さんおかえり。見つけた?そのなんとかモンスターっていうの」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 19:10:01.86 ID:sz0RXMuJO

初春「不味いですね…どうやら既に他のPTが討伐に向かったようです」
佐天「それは大変、早く私達も行かないと!」

黒子「まぁまぁ、佐天さん。そんなに慌てずとも…、そのPTの後に私が倒せばいい事でありませんの」

初春「もし倒されれば、次に出現するのは一ヵ月くらいかかりますけど」

御坂「一ヵ月か。それじゃ、その間色々クエストとかこなしたいわね」

黒子「わたくしも一緒にお供させてもらいますわ」

御坂「普段ゲームとかしないから、なんだかワクワクしてきたわ」

佐天「あ、あのぉ…本当にいいんですか?一週間ですよ…」

御坂「別に問題ないわよ、宿屋にずっと泊まってればいいんでしょ」

佐天「あ、いえ…実は一週間っていうのは…」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 19:20:56.14 ID:sz0RXMuJO

御坂「現実の時間で一ヵ月ですって!?」

黒子「ちょっと待って下さいまし。宝の地図でもせいぜい数時間ですのよ!」

佐天「それがネットワーク電脳遊戯の恐ろしい所なんだよ…。私も気が動転して一週間だなんて言っちゃた」

御坂「そんなに掛かったら夏休みが終わっちゃうじゃない」

黒子「ここでわたくし達が倒さなければ初春は間違いなく不登校になってしまいますわ」

御坂「初春さん、場所を教えて!ソイツを倒しにいくわよ」

初春「分かりました、地図でいえばサンドリア王国から東の…ここです」

黒子「分かりましたわ、急いでテレポートしますわよ」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 19:49:13.69 ID:sz0RXMuJO

―サンドリア―

御坂「ここがサンドリアか、エルフが沢山いるわね」

初春「悪いですが、観光をしている暇は無いですよ。はやくボストーニュ監獄へ」

佐天「(初春さんを…。ううん、初春をなんとしても元に戻さないと!)」

黒子「ご心配なく佐天さん。初春は必ずわたくしが元の様に咲かせて差し上げますわ……、ジャッジメントの名にかけて!」

佐天「白井さん……、うんそうだよね!」

ダッダッダッ


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 19:55:00.56 ID:sz0RXMuJO

御坂「ここがボストーニュ監獄…、どのモンスターもかなりの強さね」

初春「雑魚に構っている暇はありません…、佐天さんお願いします」

佐天「分かったわ、インビジとスニークいくわよ」ブォン

御坂「あれ?私の姿が消えちゃった」

黒子「なるほど、これならば雑魚モンスターを相手にせずに進めるわけですのね」

佐天「そういう事、じゃ初春さん道案内お願い」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 20:01:19.89 ID:sz0RXMuJO

御坂「なんだか、いかにもな装飾のされた扉が見えてきたわね」

スタスタ

初春「ついに…ついに、来ましたか。私ともあろう者がドキドキしてきましたよ…」

佐天「補助魔法は皆にかけたし、準備は何時でもいいよ」

御坂「黒子……アンタ分かってるわね」

黒子「勿論ですのよ、初春は必ずわたくし達の手で取り戻しますわ」

御坂「その為にも…、この戦い!」ガッ

黒子「負けられませんのよぉ!!」ガッ

バターーーン!!


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 20:13:00.12 ID:sz0RXMuJO

Imagineの攻撃、Marauder Dvogzogに154のダメージを与えた。
Marauder Dvogzogは倒れた。

御坂「あ……あれ?もしかしてもう…」

黒子「あのお方が倒してしまいましたの…。ってあの方は確か」

御坂「ゲームマスターから守ってくれた剣士さんじゃない!」

初春「………………」ガクガク

佐天「どうしたんですか?初春さん…」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 20:20:31.78 ID:sz0RXMuJO

初春「よくも、この初春飾の夢をぶち壊してくれましたね…。夏休みを全て注ぎ込み、準備を整えたというのに」

剣士「貴様…ウィンダス人か……。腐った国に属さねば、貴様も苦しむことはなかったろうに」

佐天「…ッ!だ、だからそれ…ぷっ。ぐっ…ぷっ」ブルブル

御坂「またね、どうしたのよ佐天さん?」

初春「許さん…許さんぞ虫けらめ!そのレアアイテム力づくでも頂きますよ!」バッ

黒子「え…?ちょっとお待ちなさい初春!」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 20:38:48.94 ID:sz0RXMuJO

このゲームはFFっぽい別物という事で、細かい所かなり適当ですしw


初春「輝け、ジェルマニック・クルセイダー!」

ドガーァン!

剣士「初春飾、私を敵に回すには君はまだ…未熟!」

黒子「なっ、初春のなにか凄い魔法をくらって、ほとんどダメージがありませんの!?」

剣士「我々はバストゥーク共和国の真の開放を掴みとるのだ!ウィンダスからの悪しき呪縛を我が正義の剣によってな!」バッ

佐天「ーッ!タンマ…、本当に…ヤバッ!っぷ」ゴロゴロ

御坂「ちょっ、だからどうしたの!なんで床を転がってるのよ!?」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 20:50:39.51 ID:sz0RXMuJO

初春「私はあなたの様な無駄にキャラを作っている人は嫌いなんですッ!返事は『おK』『うい』等の二文字で充分なんですよ!」ブォン

ドガァーン!ドガァーン!

黒子「くっ、初春止めて下さいまし!そんな事をして何の意味がありますの!?」

初春「私は絶対手に入れなければならないんです!レアアイテムを…じゃないと私が今までやってきた事は何だったんですか!」ブォン

バキィ!

御坂「もう…、もうこんな事は止めにしようよ初春さん…」

初春「み、御坂さん、邪魔しないで下さい。退かないのなら、あなたもろとも」

御坂「思い出してよ初春さん!あなたがこのゲームを始めた目的は本当にそんなアイテムを手に入れる事だったの!」

佐天「御坂さん……」

御坂「最初は私達みたいに純粋に、ゲームを楽しんでいたんじゃないの?周りのプレイヤーは敵なんかじゃなくあなたの仲間だったんじゃないの!?」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:03:42.37 ID:sz0RXMuJO

初春「ゴチャ、ゴチャと…、ならばあなたから先に消してあげますよ!私は無駄が嫌いなんです」

御坂「初春さん…いつから違ったの…あなたの道は」

剣士「無駄か……。ならば何故キミはただの精霊魔法に呼称を付ける?」

初春「そ、それは……」

剣士「アンタも本当は心の底じゃ思ってるんだろ!冒険者の一員じゃなくて、主役に…勇者になりてぇって!ずっと、ずっと思ってたんじゃねぇのかよッ!!」

初春「私は…私は…そんな無駄な…」

佐天「……いいんだよ、初春。もう我慢しなくて、ここには私達しかいないんだからさ」サッ

初春「さ、佐天さん……」

黒子「初春、良く分かりませんが、あなたの気が済むようにおやりなさいまし…」

初春「白井さん…分かりました。私もう我慢しません…」バッ

御坂「初春さん、一体何を……?」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:23:23.08 ID:sz0RXMuJO

初春「私の本当の名前は、ファーストスプリング!幼い頃一家全員をサンドリア騎士団に殺された過去を持つ。復讐の為、獄炎の魔術師の元で激しい修行を受ける。
身体の無数の傷はモンスターとの戦いによるものと思われがちだが、実は修行による時のもの。
(優秀な魔術師である私は、モンスターとの戦闘において深手は負った事はない)
その余りにも強大な魔術故、敵味方から『彩天使・フルカラーアルケミスト』と呼ばれています!!」

剣士「それがお前の幻想設定か……力強く、そして神々しく輝いていやがるぜッ!」


黒子「さ、佐天さん…そ、そんなに笑っては…初春に…っぷ!し、失礼ですの、…ぐっ!ぷぷぷッ!」

佐天「し、白井さんだって…あははッ!もう駄目だっ、あはははっははッ!ういーはるー!」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:34:53.38 ID:sz0RXMuJO

初春「これで終わりですッ!究極精霊奥義、ガイアシンドローム!」

剣士「いくぜ、テメェの幻想設定。この一振りでたたき切ってやる!幻想斬ッ!」

御坂「くっ……!?」

私の目の前で両者の身体が激しくぶつかりあう。
その瞬間激しい閃光が辺りを包み、耳を突く激しい爆音。そして、黒子と佐天さんの笑い声がボストーニュ監獄に鳴り響いていた。


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:44:00.59 ID:sz0RXMuJO

…さん、御坂さん。しっかりして下さい。

御坂「う、うーん……。あれ、初春さん!?ってことは電脳空間から抜け出せたのね」

初春「はい、心配かけてすいません。あの人と全力で闘ったお陰か、気分もスッキリしちゃって」

御坂「ふふっ、それは良かったわね。私は慣れない事したから肩が凝っちゃたわ」

黒子「ファーストースプリング、お姉様。ボケっとしてないで早く部屋の掃除を手伝ってくださいまし!」

初春「ち、ちょっと!その名前で呼ばないで下さいよー」

御坂「あはは……」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:51:46.16 ID:sz0RXMuJO

黒子「さて、ゴミも全て片付けましたし、初春の花も取り替えましたし、抜かりはありませんわね」

初春「ごめんなさい、私迷惑かけてばっかりで…」

御坂「能力に掛かっていたならしょうがないわよ。それにしても何で解けたのかしら」

黒子「初春のあの叫びに、さすがの電脳ウイルスも逃げ出したんではありませんの?」

初春「だーかーら、それは!」

御坂「ま、そういう事にしときましょうか。じゃあそろそろ帰るわよ黒子、門限も危ないし」

黒子「あら?ここに何をしに来たかお忘れですの」

御坂「忘れてって……。あっ!そ、そういえばハワイよッ!!」

初春「ハワイ?なんですかそれは」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 21:58:53.17 ID:sz0RXMuJO

黒子「……と、いう訳でして初春にはこのお姉様の写真と、このハワイの背景を合成して欲しいんですの」

初春「そういう事なら任せて下さい!しっかり恩返ししますよ」

御坂「なるほどね、パソコンに得意な初春さんなら朝飯前って事ね!」

初春「任して下さい。まずはスキャナで取り込んで、ウィンドウズのペイントを起動します」

御坂「うんうん…それで?」

初春「後はこうやって、上手く背景を切り抜いて、貼り付け……っと」

御坂・黒子「…………………え?」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 22:08:02.19 ID:sz0RXMuJO

翌日
=公園=

御坂「あら…、また会ってわね。アンタ、ハワイに行ってたんじゃ無かったの?」フラフラ

上条「お前知ってるか?ハワイに無料で行けても、ウチには外食代もホテル代も無いんだぜ」フラフラ

御坂「あら、そうなんだ…残念ね」

上条「お前の方こそ白井とハワイだって言ってただろうが?」

御坂「アンタ知ってる?写真を上手く合成するのにはフォトショップってソフトがいるんだって…」

上条「へぇ…、なんだか良く分からないが残念だな」

御坂・上条「ハァ……、帰ってネットゲームでもするかな(しようかしら)…」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 22:28:11.08 ID:sz0RXMuJO

御坂「あら、アンタもやってたんだ?大変だったわよ、黒髪でツンツン頭の剣士さんに助けて貰ったから良かったけど」

上条「ん……ツンツン…、剣士…、助ける?なぁもしかしてお前のキャラって短髪でスカートの下に短パン履いてたりするのか……?」

御坂「なんでアンタがそんな事知ってるのよ!?も、もしかして…」

上条「ぐぁぁぁぁぁぁ、不幸だぁ、黒歴史だぁ!!頼むからこの事は黙っててくれ」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 22:29:21.06 ID:sz0RXMuJO

御坂「黙るってなんで?初春さんを救ってくれた時は、結構カッコ良かったわよ」

上条「へ……?カッコ…良い?俺が……」

御坂「あ、も、勿論アンタじゃないわよ!あくまでもゲームの剣士さんの事よ!」

上条「へいへい、分かってますよ…。それじゃこれからパーティー組んでもらえますか?電撃モンクさん」スッ

御坂「ふふっ。喜んで、ツンツン剣士さん」スッ

上条「んじゃあ行くとしますか、幻想空間ヴァナディールへ!」

御坂「私はハワイに行きたいの!」


黒子「ファースト・スプリングー、今日は健康的に外で遊びますわよ」

佐天「ファースト・スプリングー、今日のスカートの中身を拝見させてもらうよー」

初春「だ・か・ら、ファースト・スプリングって言うの止めて下さいよぉぉ!」

=おしまい=
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