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御坂「新しい身体検査・・・?」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:02:24.21 ID:SMkYGIXq0

身体検査
ドドド・・・ン!!!

御坂「ふう」

黒子「さすがわお姉様!」

御坂「でもそろそろあの測定も限界っぽいのよねー。そもそも能力の強度といったって、ここで測ってるのは単純なパワーだけだし・・・」

黒子「ですがお姉様、お姉様の能力は既にレベル5。これ以上の身体検査方法というのも学園都市といえどもそうそうあるとは思えませんわ。」

御坂「そうねぇ・・・レベル5ってのも困りものねー」

黒子「まぁ!素敵ですわお姉様!では黒子がお姉様のレベル1のお胸をせめてレベル3にしてさしあげぶべら!!」

御坂「ドサクサにまぎれて変なとこ触ってんじゃないわよ!!」バチィ


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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:04:23.01 ID:SMkYGIXq0

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とある研究所
研究員「やあ、久しぶりだね。能力の調子はどうだい?超電磁砲というのも最近上達しているようだね。」

御坂「そりゃあ順調よ。この分だと年内には毎分10発は打てるようになるわ。」

研究員「毎分10発か。昔のかわいい戦車を思い出すよ。まぁあっちの砲弾初速は450m/secがせいぜいだけどね」

御坂「何の話よ?。それより、新しい身体検査の方法案があるんでしょう?早く試してみたいわ。」

研究員「ああ、そうそう。こっちの部屋に来てもらえるかな?」

御坂「なにこの部屋、刑務所の面会室みたいなところね?」

研究員「ああ、そこに金属の棒があるだろう?君は指示に従ってその棒に電流を流すんだ。」

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6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:07:24.38 ID:SMkYGIXq0

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前日のこと
上条「ああ〜お金がねぇお金ありません。」

研究員「そこの不幸そうな君。お金がないんだって?ちょっとしたバイト、頼まれてくれないかな?」

上条「誰が不幸だって?まぁいいや、バイトっつったってなぁ・・・夜には帰らなきゃいけないんで無理かと・・・」

研究員「いやいや、大丈夫。明日のお昼過ぎから夕方までのほんの3,4時間だよ。バイト代は前払いだ。」

上条「うおおこんなに!?・・・これ怪しい話すぎるでしょ!こんな俺にこんな幸運が舞い降りるなんてありえねえ!ありえないんだよありえないです三段活用!」

研究員「君の『幻想殺し』が我々の研究に必要なんだ。おっとこれを僕が知っていることは内緒だよ。」

上条「アンタ・・・何者だ?わかったよ、そのバイト、乗った。」

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10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:12:53.51 ID:SMkYGIXq0

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研究員「やあ、いらっしゃい上条君。この椅子に座って、この棒を握っていてね。」

上条「これでいいのか。」にぎっ

研究員「そうそう。その棒には電圧計が取り付けてある。ほら、そこに計器があるだろう?」

上条「ああ、あった。これだな。すごいなこれ。15ボルトから・・・450ボルト!?大した電流じゃないってことか・・・?」

研究員「いやあ、どうだろうね、ためしにこれ、45ボルト流してみるね。」バチィ!!

上条「うおおいてぇ!!45ボルトでこれじゃあ450なんて死ぬじゃねぇか!」

研究員「はは、大丈夫大丈夫。今野は機械の電流だけど、実験では電撃使いがこれを担う。」

上条「電撃使い・・・?それってまさかみさk」
          受ける側    流す側
研究員「おっとすまない。君も被験者だが向こうもまた被験者だ。守秘義務ってやつさ。電撃使いなんてさして珍しくも無いだろう?」

上条「まぁ、それもそうだな・・・」

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11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:17:52.07 ID:SMkYGIXq0

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研究員「待たせてすまないね。君にはこの無線で隣の部屋にいる別の被験者に簡単なクイズを出してもらう。」

御坂「クイズ?」

研究員「ああ、クイズだ。簡単なね。問題も答えもこちらが用意してある。君はそれをアナウンスするだけだ。」

御坂「それとこの棒が何か関係あるわけ?」

研究員「相手が誤答をしたら、君はこの表に従ってこの棒に電流を流してもらう。」

御坂「表って・・・ちょっとこれ!!こんな電流普通の人間なら死んじゃうでしょう!!?」

研究員「大丈夫大丈夫、クイズは簡単だからね。30問連続誤答なんてありえないさ」

御坂「そう・・・ね、それもそうよね!だってこれ、大日本沿海輿地全図書いた人とか答えられないわけないわよね!」

研究員「そういうこと。大丈夫だよ。」

研究員「4択だしね、彼の答えはこのパネルに表示される。問題はこのマイクで伝えてくれ。」

御坂「了解したわ。」(ところでこれって私である必要あるのかしら・・・?)

研究員「君の電流の正確さを買っているんだ。記憶と痛みの関係を調べているんだよ。」

御坂「なるほどね・・・はは」(あれ?私の能力に関してじゃないの!?)

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12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:20:04.32 ID:SMkYGIXq0

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研究員「さて、君にはある演技をしてもらう。」

上条「演技?大電流を受け止めるとかじゃあないのか。」

研究員「このマニュアル通りにね。要するに、クイズにはこのマニュアル通りの答えを示して欲しい。」

上条「なんだこれ・・・?全部メチャクチャじゃないか。」

研究員「ああ、1問も正解してはならないよ。全部間違えるんだ。回答はその4つあるボタンで行ってね。」

上条「このマイクは何に使うんだ?」

研究員「いい質問だ。、この電圧計の示す値が、そのマニュアルにある値まできたら、そのマニュアル通りの演技をしてくれ。マイクはそのときに使う。」

上条「ああ、了解したぜ。」

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16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:24:13.71 ID:SMkYGIXq0

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実験開始

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御坂「一問目〜〜〜〜」

上条「これは・・・こんなの簡単じゃねえか、っとと、間違えるんだったな。っと。」ポチッ

御坂「こ、こんなのも間違えるわけ・・・?〔誤答です。15ボルト〕〔次、二問目〕相手はバカなのかしら・・・」ビリビリ

上条「おいおいこんな問題も・・・はいはい間違え間違え」ポチッ

御坂「ちょっ・・馬鹿じゃないの?〔誤答です。30ボルト〕〔次、三問目〕・・・心配になってきた」ビリビリ

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19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:27:26.47 ID:SMkYGIXq0

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御坂「〔誤答です。75ボルト〕」ビリビリ

上条「お、ここが演技ポイントだな。〔ぐ、おおおお・・・〕こ、こんな感じか?」

御坂「そりゃあこれだけバカならしょうがないわよね・・・まだ75・・200以上はいかないわよね・・」

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御坂「ふぅ・・・〔誤答です。120ボルト〕」ビリビリィ

上条「演技ねぇ・・・〔うぐおお、いでぇ!!〕うめき声ってこんな感じか・・?」

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御坂「ちょっと本気なの・・?〔誤答です。150ボルト〕」バチィッ

上条「これぐらいになると痛いんだろうなぁ〔ギャアアアアァァァ〕」

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御坂「ちょっと研究員!これ以上やったら向こうも痛いじゃすまなくなるわよ!?」

研究員「おやおや、御坂さん。これは研究のためですよ。続けてください?」

御坂「どうなっても・・・知らないわよ・・〔誤答です。200ボルト〕」バチィィ!!!

上条「おいおいマジかよ・・・〔うぎゃああああああ!!!!〕」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:31:39.19 ID:SMkYGIXq0

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御坂「何で私こんな実験承諾したのかしら・・・〔誤答です。270ボルト〕」バチチイィッ!!

上条「楽しくなってきたな・・・〔ギュ・・・ィィィィァァァ!!!!〕」

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御坂「ねぇ!人とは思えない声になってるわよ!向こうの人大丈夫なの!?」

研究員「続けてください。あなたの仕事は、問題を相手に出す事。正誤を相手に伝える事。電流を流す事ですよ?」

御坂「そんな・・・」

研究員「あなたならわかるでしょう?まだ向こうには死ぬような高電圧は流れていませんよ。」

御坂「でも・・・限度ってのがあるでしょう!」
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24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:39:03.38 ID:SMkYGIXq0

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上条「ここからは壁を叩くのか・・・ってなんだこの部屋の壁、叩いた後だらけじゃないか。」

研究員「ええ、この実験は何度も行われていますからねえ」

上条「なんどもって・・・俺以外でもやったのか!?この実験を!!」

研究員「もちろんですよ。サンプルは多いほうがいい。」

上条「てめぇ・・・それじゃあこの道具も実際に別の人が使ったことがあるってのかよ!」

研究員「ああ、大丈夫ですよ。道具は毎回きちんと新調しています。清潔ですよ。」

上条「そういうことを言ってるんじゃねぇだろうが!!」

研究員「おお、怖い怖い。話は実験の後でいくらでも聞きますよ。バイト代の分キッチリ働いてください。約束、ですからね。」
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御坂「ねぇ・・・壁の向こうで随分ともめていたみたいだけれど、向こうは大丈夫なの?」

研究員「大丈夫ですよ。少しいらだっていましたけれど、続けられるようです。」

御坂「そう・・・〔問題を続けます・・・。」
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28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:51:32.52 ID:SMkYGIXq0

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御坂「〔誤答です。315ボルト〕」ビリィィッ!!

上条「もう限界だ〔俺は降りる!!こんなクソくだらねぇ実験!!やってられるか!!!〕」バンッバンッ!!!

上条「やめだやめだ。マイクも切るし、棒もにぎらねえ。もう何の反応もしないからな。」

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御坂「〔誤答です。330ボルト〕」ビリィッ!

上条「フンッ本当に流してきやがる・・・〔・・・・〕」

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30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:58:10.84 ID:SMkYGIXq0

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御坂「答えが無い場合は・・・誤答なのかしら・・・〔誤答です。405・・ボルト・・・〕」

御坂「もう・・・やめてよ・・・やめさせてよ・・・しんじゃう・・・しんじゃうよぉ・・・」

研究員「続けてください」

御坂「いやよ・・・これ以上は・・手が爛れて・・・棒から離れなくなって・・・ああぁぁぁぁ」

研究員「困りましたねぇ・・・この実験、ここまで来たのですからあなたに最後までやっていただかねば。」

御坂「そんな!嫌よ!あなたはわかってない!人が・・・肉が焦げるむごさを・・・」

研究員「しかし、この実験にはあなたの協力が不可欠です。あなたの力が必要なのですよ?超電磁砲。御坂美琴さん」

御坂「こんなの人のすることじゃない!!私だって人間よ!!こんな人を殺すようなマネ・・・できるわけないでしょう!!」

研究員「ふぅ・・・あなたに選択肢など無いのです。迷わず続けてください。いや、続けなさい。」

御坂「・・・お断りするわ。」

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32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:08:32.96 ID:SMkYGIXq0

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研究員「上条さんー・・・あら、随分ご立腹のようですねぇ。」

上条「テメェ・・・」

研究員「安心してください?別にこの手の実験は何度かやっていますけれど、今回と同じ道具は使っていませんよ?」

上条「??どういうことだよ・・・」

研究員「みなさん普段は電気なんて浴びませんよ。単に最初に伝えたとおり演技をしていただいてただけです。」

上条「ってことは・・・別に『幻想殺し』はこの実験と関係ないってのか・・・?」

研究員「いやいや、それはそれで別に非常に興味深かったですよ。そもそも電流というのは、粒子の流れですからねぇ。あなたの手がそれを実際に消すところを見てみたかったというのもあります。」

研究員「それに・・・ははっ、失礼。あなたがあまりにもナチュラルにマニュアル通りにやってくれるものですから」

上条「マニュアル通り?・・・なっ、マジかよ・・・」

研究員「もうやめだ!と騒ぐ。無反応になる。いやぁ完璧です。迫真の演技でしたよ。」

上条「ハァ・・・で、俺はもう用済みってことかい?帰っていいかな、家のモンが腹空かせて待ってるはずなんだ」

研究員「まぁまぁ、もう少し待っていただいてよろしいですか」

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33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:09:18.25 ID:SMkYGIXq0

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御坂「・・・お断りするわ。」

研究員「そうですか・・・。残念です。実験を 終 了 いたします。お疲れ様でした。」

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34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:10:02.54 ID:SMkYGIXq0

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御坂「・・・え?」

研究員「ですから、実験を終了するんです。被験者が実験の続行不可能と判断された場合、実験は終了するのが普通ですよ?」

御坂「確かに・・そうだけれど・・・」

研究員「いえね、それにあなた、300ボルト以上の時は電圧こそ上げども電流は半分に減らしていたでしょう?」

御坂「げっ」

研究員「その時点でこの実験の結果は出ているようなものなのですよ。レベル3以上の電撃使いに同じ実験をやらせましたが・・・」

研究員「正直、こんな早い段階で、こんなにも強い意志で実験中止を願い出たのはあなただけだ。」

研究員「あなたが数多いる電撃使いの中で他だ1人レベル5に到達できた理由がまた一つわかったかもしれませんね。」

御坂「あの・・・えっと・・・」

研究員「ほめているのですよ。さぁ、また詳しい結果などは追って連絡します。外であなたを待っている人がいますよ。行っておあげなさい。」

御坂「は、はい・・って、げっ!!なんでアンタがここにいるのよ!!?」

上条「ビ、ビリビリ!!お前なんで・・・って、お前なんでちょっと涙目なんだ?」

御坂「うっさい!!そんなことより壁の向こうがあんただってんなら別に電流止めてやる必要なかったじゃない!!」ビリィ!!

上条「うわっ!やめろ!!不幸だぁー!!!」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:13:39.38 ID:SMkYGIXq0

あ、すいません終わりです。 はてなブックマーク - 御坂「新しい身体検査・・・?」

一方「御坂美琴さンですかァ!? 俺大ファンなンです!」御坂「」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 20:11:27.12 ID:9e6QOq6a0 [1/44]

一方「……いや、違うなァ」

一方「御坂美琴さン! 応援してます! サイン貰ってもいいですかァ!」

一方「……これじゃァ十把一絡げのファンでしかねェ」

一方「うーン、中々いい案が無いなァ」

一方「このままだと『盛夏祭に潜入してお近付きになろう大作戦!』が無駄になりかね無ェぜ……」

一方「ていうか、そもそも常盤台に誘ってくれる知り合いなンざいないけどなァ」

一方「……サークルチェックに戻るか」

 トーメイナデイーズ イッショーナーラバー トウゼーンターノシイネー♪

一方「ン? 電話……どっからだァ?」Pi!


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 20:13:11.69 ID:9e6QOq6a0

一方「…………ン」

一方「新しい実験……だとォ?」

一方「いつから始めンだよ、それ」

一方「はァ!? モロに8月の本番に被るじゃねェか! 却下だ却下ァ!」

一方「馬鹿野郎が、7月も重要な時期なンだよ。綿密なサークルチェックやチームの打ち合わせがあンだからな」

一方「何を打ち合わせるンだ、って? お前今年の関連サークルが幾つ出ると思ってンだよ? 100や200じゃ足りねェンだ!」

一方「今やコ○ケ一大ジャンルの一つとなってンだぞ? 実在人物題材のジャンルでここまで巨大化したのは快挙だぞ快挙!」

一方「お前ら引き篭もって研究だけしてるド素人にゃ分かンねェだろうけど、これだけは言っとく!」

一方「 御 坂 美 琴 さ ン 舐 め ん な !!!」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 20:14:04.75 ID:9e6QOq6a0

一方「分かったなら下ンねェ実験ごときでこの俺、御坂美琴ファンクラブ会員No.002の一方通行に電話なンかしてくンじゃねェぞ」

一方「しつっけェな、なンだってんだよ? ……はァ?」

一方「……おい、それ本当か。今度の実験が御坂美琴さンに深く関わってる……だとォ?」

一方「詳細教えろ。あァ? 知りたいなら研究所まで来い?」

一方「……チッ、分かったよ。面倒だが行ってやる。場所は?」

一方「言っとくけど、別に実験内容が気になったとかそういうンじゃねェからな」

一方「御坂美琴さンに会えるかも、なンて不順な動機でもねェ」

一方「何しろ、ファンクラブの鉄則第十六条にあるからな。”抜け駆けを固く禁ずる”となァ」

一方「たまたま、今日はやる事がないだけだからな? それだけだからな?」

一方「分かってンならいィ。すぐ行くわ」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 20:16:30.74 ID:9e6QOq6a0

〜某所 研究所〜

一方「……ここか」

天井「良く来たな、一方通行」

一方「挨拶はいい。さっさと実験内容を教えろ」

天井「ふっ、相変わらず無愛想な奴め。ホラ」バサッ

一方「……フン。これかァ……」ペラッ

一方「…………」ペラッ

天井「ふふ、どうかね? 多少の手間と時間は掛かるが、それを補って余りある魅力的な実験だろう」

一方「…………」ペラッ

天井「そう、この学園都市の目的そのものと言っても過言ではない。全ての研究と学習内容はここに帰結し、今、完成を迎えようとしている。すなわち……」

一方「…………」ペラッ

天井「絶対能力者進化(レベル6シフト)実験だ! フゥーハハハ!!」

一方「わり、俺パス」ポイ

天井「は?」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 20:17:28.16 ID:9e6QOq6a0

天井「何を言ってるんだ一方通行! 全ての能力研究者の夢であり目標であるレベル6だぞ!? 言ってる意味が分かってるのか!?」

一方「あァ。全く興味が無いね」ホジホジ

天井「興味が無い……だと……?」

一方「うン」ピン

天井「(ピト)うわっ、汚ねっ! いや、だって貴様、最強を名乗ってても勘違いした馬鹿が突っかかってきて鬱陶しい、無敵の力があるなら欲しいみたいな事言ってたじゃないか! それが手に入るチャンスなんだぞ!」

一方「あァー、あれね。そんな事言ってた気もするなァ」ファ…

天井「だろ? じゃあこの実験こそそれを」

一方「でも今はそンなのどうでもいいわ。第一この実験内容ふざけ過ぎ」

天井「は? ふざけ?」

一方「そう。正直今俺トサカ来てるンだわ。分かるか?」

天井「……え? な、何のことだね?」

一方「…………ハァ」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:22:25.94 ID:9e6QOq6a0

一方「じゃァ簡単に説明しましょうかァ? まずレベル6に到達出来るのが俺だけ、ってのは別にまァいい。ちょっぴり引っ掛かるけどそこは後に回しとく」

天井「何? 他に可能性がある能力者がいる、と?」

一方「だからそれは後。ンで、通常の方法だとスゲェ時間掛かるってのもどうでもいい。だから通常じゃない過程で無理矢理引き上げよう、これも納得は行く。問題はその次だ」

天井「と、言うと?」

一方「『超電磁砲を128回殺害する事で達成できる』? お前舐めてンですかァ!? 超電磁砲って御坂美琴さンの事だろ? もっかい言うぞ。お前舐めてンですかァ!!?」

天井「い、いやだからそれは無理だから、クローンで……」

一方「何度でも言うぞ、お前舐めてンですかァ!? そもそも御坂美琴さンを殺すとか妄想でも思い浮かべた時点でそいつ一生拷問し尽しても足りないくらいの重罪ですよォ!?
 七兆歩譲ってそれに目を瞑っても、クローン!? 何お前御坂美琴さンに断りもなしに勝手な事しようとしてるンですかァ!?」

天井「え、え? み、みさ?」

一方「御坂美琴さン!! さンを付けンの忘れンなよ? いいか、御坂美琴さンっつったら、僅か13歳という若さで、なンと学園都市第三位の超能力者(レベル5)にまで登り詰めた奇跡の天才少女!
 しかも能力発現時にはレベル1だったにも関わらず、それを努力と研鑽で脅威のスピードでレベル5まで能力を鍛え上げた、努力の人ですよォ!?
 お前ら根暗にチマチマチマチマ何年も引き篭もって、こんなチンケで不遜で傲慢な実験一つしか思いつかないゴミクズとは天と地の差があるンですゥ!!」

天井「え、えー……? そんな事言って一方通行はそれより上位の第一位じゃ……」

一方「俺なンかは能力開発したらしょっぱなからレベル5! 御坂美琴さンの努力で積み上げた能力とは価値ってもンが全ッ然違うんですゥ!」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:23:50.48 ID:9e6QOq6a0

天井「いや、でも御坂美琴は所詮はありふれた電撃使い過ぎず、それに対して貴様はベクトル変換っていう珍しい……」

一方「ありふれた能力なのに関わらず第三位まで登り詰めたから凄いンだろォが! 分かっちゃいねェなこの野郎が!
 それにだな、御坂美琴さンは努力でのし上がったレベル5だからか、その立場にもかかわらず誰にでも気さくで周りに人も多い人気者なンだ!
 それでいてとびきり美少女! 俺みたいに顔面凶器でコミュ不全で厨ニ病患者のぼっちとはモノが違うンですゥ! あれ? 言っててなンか涙が……」グス

天井「い、いや私はその真っ白だったり赤い目だったりする容姿って、ちょっと独特でいいと思う、ぞ?」

一方「そ、そォ?」

天井「う、うん。なんか服装もウルトラマンみたいでカッコイイ、かも知れないし」

一方「え、えへへ……。コホン、俺の格好の事ァどうでもいいンだ。問題はこの実験についてだろォ」

天井(とかいいつつ褒められて満面の笑顔だったなコイツ)

一方「ていうか御坂美琴さンフリークの俺は知ってンぞォ。彼女のDNAマップ、元々は筋ジストロフィーの治療に役立てば、って善意で提供されたもンじゃねェのか」

天井「ど、どうしてそれを……」

一方「ふン、そんなのファンクラブ内では美談として常識中の常識ですゥ! 問題はてめェらがその善意を醜く踏みにじって、あろう事かクローンなンざ作ろうとしてる事じゃねェか? どういう事だよおいィ?」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:24:54.87 ID:9e6QOq6a0

天井「……この事は学園都市上部からの承認を得ている」

一方「なンだと?」

天井「それだけ、価値のある実験って事だ。だから貴様も」

一方「ふーン、あっそ。でもそンなの却下ですゥ」

天井「貴様、学園都市に逆らう気か……!」

一方「学園都市なんかよりも御坂美琴さンの方が何万倍も価値があるってンですゥ! っつーか仕方ねェな、頭の堅いお前らには分かンねェようなのでこの一方通行さンが直々に教えてやるから覚悟しろォ!」

天井「教える? はっ、何をだね?」

一方「簡単だよ、俺は御坂美琴ファンクラブ会員No.002の一方通行だ」

天井「……は?」

一方「今からお前らがうンと言うまでレクチャーしてやる。御坂美琴さンの魅力って奴をよォ……」ニヤァ


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:28:08.93 ID:9e6QOq6a0

〜数時間後〜

一方「はい、ンじゃもう一回復唱ォ!」

研究員A「御坂美琴さん最高!」

研究員B「御坂美琴さんこそが至高!」

研究員C「御坂美琴さんマジ天使!」

天井「御坂美琴さん万歳! 御坂美琴さん万歳!」

一方「よォし、おめでとさン。お前らは今から御坂美琴さンファンクラブ会員No.53016〜53052に認定してやる。数日以内にお前ら宛に会員証を送付するから名誉に思うように」

研究員達「「「はい! 光栄であります!!」」」

一方「よろしい、では解散!」

研究員達「「「サー、イエスサー!!!」」」

一方「……と、ちょっとその前に、一つ相談があるンだが」

研究員A「なんでありましょうか?」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:52:04.90 ID:9e6QOq6a0

一方「そのォ……クローンって、既に作ってるンだよなァ?」

研究員A「はい! まだ試作段階なので、3体程ですが……」

研究員B「御坂美琴さんを冒涜するような存在ですし、ただちに廃棄いたしますか?」

一方「馬鹿野郎ォ、クローンとはいえ、既に生命を与えられた存在、しかも御坂美琴さンの分身とも言うべき人を粗末に扱うわけにはいかねェだろ!」

研究員B「す、すいません! 浅はかでした!」

一方「とはいえ、お前の言うとおり、御坂美琴さンへの冒涜には間違いない。が、生まれた命を無碍に扱うのも御坂美琴さんの天使のような御心を傷付ける事になる……どうしたもンかな」

研究員B「た、確かに……難しい問題ですね」

研究員C(正直、このノリについてけない)


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:52:57.22 ID:9e6QOq6a0

一方「仕方ない。やはり一度与えられた命には違ェねェ。この際、一人の人間として自立できるように全力でサポートするべきだ」

研究員A「さ、さすが一方通行さん! いいお考えです!」

一方「心苦しいが仕方ない。御坂美琴にはくれぐれも知られないように、綿密に育成……いや、お育てあそばせるぞォ。言っとくが、決して俺好みの生きて動く等身大御坂美琴さンフィギュアが出来るぞヤッホー! とか思ってなンかいねェぞ! 勘違いすンなよ!」

研究員B「……! お、思ってなぞ居ませんよ! 流石一方通行さん、人道的な処置に感服するばかりです!」

一方「クカカカ! そォだろォそォだろォ!!」

研究員C「大丈夫かなこいつら……」

天井「……………………」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:54:14.18 ID:9e6QOq6a0

〜培養施設〜


研究員A「ここがそうです」

一方「ほゥ、ここが……って全裸!?」ブシュー!

研究員B「うわ、大丈夫ですかNo.2! 凄い鼻血ですよ!」

一方「ふン!」ベクトルソウサー

研究員C「うわ、鼻血が巻き戻るように戻っていく! 気持ち悪ッ!」

一方「神聖なる研究施設を俺の薄汚い血で汚すわけには行かないからなァ……」シュポ ←ティッシュ詰めた

一方「それより、この妹さンの扱いはなンだ。仮にも女性なンだから丸出しは不味いだろ丸出しはァ」

研究員A「はっ、気付きませんで! 直ちに改善します!」

一方「まァそれは任せるとして……これは流石の完成度だなァ……。ほほゥ、御坂美琴さンの服の下はこうなって……」

研究員B「……No.2?」

一方「ハッ! いや待て違うぞォ、妹さンを元に本人の肢体を想像とかしてねェからなァ!」ツツー

研究員B「いや、別にそんな事一言も言ってませんが……」

研究員C(絶対想像してたよこの人……)


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:55:59.04 ID:9e6QOq6a0

一方「そ、そンな事より、他の二人はどうなってるンだ?」

研究員A「はい、他二体は……」

一方「二人!」

研究員A「し、失礼しました! 後の二人はまだ成長促進の段階が途中でして、一人は肉体年齢10歳程度、もう一人はまだ受精卵の段階です!」

一方「なるほどなァ……。その成長促進ってのは、やっぱデメリットがあったりするンだろ?」

研究員B「はい。一応テロメア遺伝子他に影響があり、無理に成長させると寿命が縮まります。後からそれらの緩和調整も可能ですが、それでも限界が……」

一方「そうかァ……じゃあなるべく自然成長させるべきだよなァ……」

研究員A「成長促進のペース調整次第では寿命に影響を与えない程度に調整する事は可能ですが、残念ながら、検体番号0001号と0002号は既に無理な成長をさせた後です」

一方「過ぎた事は仕方ねェ。俺がこの事態に気付くのが遅すぎたのが悪いんだ」

研究員B「No.2……」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:57:11.77 ID:9e6QOq6a0

一方「せめて、出来うる限りの延命調整を施せ。資料をザッと見た限りでは、それでも通常の人間の5〜6割、もう少し研究突き詰めれば恐らく7〜8割程度までは寿命を回復させる事が出来る筈だしなァ」

研究員B「はい、全力を尽くします……!」

一方「で、検体番号0003号については通常通り、自然な成長速度で調整するべきだろォ。せめてこの子だけには、まっとうな体で産まれて来て欲しいもンだなァ……」

研究員A「No.2……」

研究員B「……はい、そうですね」

研究員C(……いい台詞言ってるのは確かだが、思い切りテント張ってるよこの人)

一方「……元気に、育ってくれよォ」ビンビン


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:59:10.29 ID:9e6QOq6a0

――――――
――――
――

御坂「『絶対能力者進化実験』……なに、これ……」

御坂「超電磁砲を128回殺害……、代用として超電磁砲のクローンを使用!?」

御坂「ハ、ハハ……まさ、かあの時のDNAマップが……こん、な……」

御坂「……酷い、よ……。あの時は、本当にあの人達が助かると思って……」ブルブル

御坂「…………ん?」

御坂「! しかし、被検体である一方通行がこれを拒否し……計画は、凍結?」

御坂「……っ、……」ガク

御坂「……なん、だ……アハ、アハハ」

御坂「この学園都市にも、まだマシな奴がいた、って事よね……」

御坂「本当に、よか、った……」グス

御坂「一方通行、か……どんな奴なのかしらね」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:00:03.32 ID:9e6QOq6a0

一方通行「っきしょい! ……誰か噂してやがンなァ」

御坂妹「何か言いましたか、一方通行。と、ミサカは気持ち悪くニヤついてる貴方に尋ねます」

一方通行「なンでもねェよ、なンでも。しかし、クローンなのに御坂美琴さン本人とは随分違う性格になったなァ……」

御坂妹「お姉様はどんな方なのですか? と、ミサカは興味を示します」

一方通行「ふン、この俺にそれを尋ねるとはなァ……いいだろう、後でたっぷり時間をかけて1から10まで……」

御坂妹「やっぱ長くなりそうなのでいいです、とミサカは掌を返しました」

一方通行「……いい性格してやがンなァ、お前。でもクールビューティな妹さン、ってのもこれはこれで……」

御坂妹「時々貴方の傍に居ると身の危険を感じざるを得ないのですが、とミサカは背筋を走る悪寒に震えます」

一方通行「安心しろ、例えクローンとは言えお前はあの御坂美琴さンの分身、いや妹だ。この俺が危険な目には絶対合わさねェし、もしそうなっても全力で守ってやる」

御坂妹「……ありがとうございます、とミサカは内心ドキッとした鼓動を必死で隠します」

一方通行「全部声に出てンだけどよ……まァいいか」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:02:24.09 ID:9e6QOq6a0

一方通行(それもこれもこの学習装置(テスタメント)って奴がまだまだ未完成な所が多いから、か……)

一方通行(開発者の布束って奴を招集して、調整を頼むべきか……?)

一方通行(いや、ただでさえこの事はなるべく他人に知られちゃならねェンだ……俺らだけでやるべきだ……)

一方通行(だって、そうじゃねェと……)

一方通行(” 俺 だ け の 御 坂 美 琴 さ ン (の妹)”を作れねェもンなァ!!)

一方通行(名付けて『理想的御坂妹作成(プリンセスメーカー)計画!』)

一方通行(クク、天才過ぎる……時々自分のこのセンスが恐ろしくなるぜェ!!)

研究員C(ないわー……)


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:04:45.47 ID:9e6QOq6a0

――――――
――――
――

〜コミ○〜

一方「ふゥ、不味ィ不味ィ。計画にかまけて危うくチェック漏れを起こす所だったぜェ」

一方「さて、壁はあらかた片付いたし、次は島中チェックだなァ……」

オタ「あっ、一方氏! 元気でやっとりますかな!wwwww」

一方「おゥ、新刊一冊くれェ」

オタ「了解、500円です!」

一方「ン。ほゥ、相変わらずお前の描く美琴さンは悪くねェな……ン?」

オタ「フヒヒwwwww氏にお褒め頂けるとは光栄の極みwwwwwwww」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:06:21.15 ID:9e6QOq6a0

一方「……おィ。この美琴さンと絡んでるツンツン頭、誰だァ?」

オタ「お、知らないのですか一方氏? 最近御坂美琴嬢が良く絡んでいる男がモデルですぞ。何でも、上条氏と言うとかで」

一方「なン……だと……?」

オタ「我々『御坂美琴さんファンクラブ』の第二十三条では御坂美琴嬢の自主性を最大限に尊重するという項がありますからな」

オタ「正直憎らしい気持ちもありますが、この上条氏、特別鈍感なフラグ体質持ちでしてな……御坂美琴嬢としてもケンカ友達程度の関係でしか無いようです」

一方「お、おォ……」

オタ「それより、御坂美琴嬢はこの上条氏と絡むと調子が狂うのか、すこぶる可愛い反応を見せるのですよwwwwwそれがまた堪らんwwwwwww」

一方「なるほどなァ……いや、色々とありがとさン」

オタ「いやいやwwwwwつい語り過ぎてしまいましたなwwwwwwではご武運を、一方氏!」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:07:26.91 ID:9e6QOq6a0

一方「こうして見てみると、それなりの勢力のようだなァ……」

一方「上条×美琴派か……まァ、関連本買い漁って見る限り、確かにこれは中々……」

一方「だが、あの御坂美琴さンにそういう相手が……いや、美琴さンも14歳、そういうお年頃でもおかしくはねェ……」

一方「ファンクラブの掟、第72条、”たとえ御坂美琴さンが誰かに恋をしても、それを温かく応援するのが真のファンである”」

一方「……覚悟はしていたが、なンともヘヴィだなァ……」

一方「上条当麻……」

一方「調べる必要が、あるな」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:13:13.10 ID:9e6QOq6a0

――――――
――――
――

一方「……上条当麻……なるほどな」

一方「尋常じゃない正義感、あり得ないほどのお節介気質、そして不幸体質……」

一方「なンだコイツ、まるで漫画のヒーロー見てェじゃねェか。クカカ、面白ェ!」

一方「本当にこの通りの奴なら、或いは……認めてやってもいいかも知ンねェな」

一方「本当にこの通りなら、なァ……」

一方「…………」

一方「ハッ! 馬鹿馬鹿しィ! こンなの認められっかよ!」

一方「この俺を誰だと思ってやがンだァ……畜生がァ……ッ!」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:18:33.58 ID:9e6QOq6a0

御坂妹「……なるほど、ツンデレという文化があるのですか、とミサカは新しい文化を発見します」

御坂妹「ふむ、ふむ……」

一方「おィ、御坂妹いるかァ?」

御坂妹「はい、なんでしょうか、とミサカは顔を上げます」

一方「ン。なンだ、勉強中かァ」

御坂妹「べっ、別にアンタの為に勉強してるんじゃないんだからねっ! とミサカは学習内容を早速活かします」

一方「はァ? なに言ってンだお前」

御坂妹「なんでもありません。と、ミサカは不発に終わった事に少し落ち込みます」

一方「まァいい、ちょっと付いて来い」

御坂妹「な、何にですか? とミサカはちょっぴりドキドキしながら尋ねます」

一方「なァに、クソ下らねェ実験だよ。とってもとってもクソ下らない、なァ」

御坂妹「???」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:19:57.56 ID:9e6QOq6a0

御坂妹「一方通行、本当に、やるのですか……? と、ミサカは不安を隠せず尋ねます」

一方「……クドい。それに親しげに話しかけンな。もう計画は始まってンだからなァ」

御坂妹「……分かりました。それでは、実験、開始します」

一方「本気で掛かって来いよォ、そうじゃねェと盛り上がンねェしよォ!」

御坂妹「……!」バッ


 ドゴーン グシャア ガラガラ…ズズ…ン…


御坂妹「う、ぐ……ッ!」ハァハァ

一方「どうしたァ? もう仕舞いかァ? チッ、こっちは全然遊び足りねェぜ?」クカカカカ

御坂妹「どう、してこんな……」

一方「クカ、結局真の目的の為にはイケニエが必要なンだよォ! ンで、おあつらえ向きに血と肉、捧げンのに都合のいい材料がそこに転がってたってだけだ」

御坂妹「そ、んな……」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:22:20.04 ID:9e6QOq6a0

一方「はァ? 何一丁前にショック受けてンですかァ? オイオイ、お前の目の前にいる奴がどういう奴か、改めて教えるまでもねェだろうに。ったく……」

御坂妹「…………」

一方「…………。やれやれ、しょォがねェな。もうちっと楽しみたかったンだけどよォ。お前じゃ駄目だわ、お仕舞いにしてや――」


ザッ


??「待てよ、お前」

一方「あン? なンだテメェは?」

??「離れろよ……」

一方「オイオイ、こういう場合はどうすりゃいいンだ?」

上条「御坂妹から離れろっつってんだよこの三下ぁあああああああああ!!!!」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:26:26.10 ID:9e6QOq6a0

一方「ククッ、面白ェ……面白ェよお前……」

上条「……何がおかしい」

一方「いいぜ、相手になってやる……この、御坂美琴さンファンクラブ会員No.2の一方通行様がよォ!」

上条「え? ファンクラブ?」

一方「あっ」

上条「???」

一方「ワリ、間違えた。ここは”学園都市第一位の”だった。つい素が……」

上条「っていうかお前が会員No.2だったの? 引退した俺の代わりに会長業務やってるっていう」

一方「は?」

上条「俺俺、ファンクラブ会員No.1の、上条当麻」

一方「はァ!?」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:27:51.35 ID:9e6QOq6a0
――――――
――――
――

上条「ははぁ、なるほど。それで俺が御坂美琴に相応しい男かどうかって、試そうと嘘の実験内容を送ってきたんだな」

一方「えェ、まァ。でもまさか上条さンが伝説の会員No.1だとは……」

上条「いやー、伝説だなんてとてもとても。俺、不幸にも本人と面識を得ちゃって、それだけじゃなくなんか追い掛け回されるようになっちゃって」

上条「このままじゃファン則第129条や311条に自ら反する事になりそうだから、責任を取って引退したんだ」

一方「いや、でも経緯や行動を考えても、上条さンのやった事は間違ってませン! 御坂美琴さンも本気で上条さンの事を……!」

上条「分かってる」

一方「! 上条さン……」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:29:45.01 ID:9e6QOq6a0

上条「だけど、だからこそ俺は迷ってるんだ。このまま状況に流され、御坂との仲を進展させてしまうのか、否か」

一方「…………」

上条「……いや、進展させたとして、御坂から近付いてくるのを待つだけなのか、それとも俺の方から歩み寄るべきなのか……」

一方「迷う事なンか無いンじゃないですかね」

上条「え?」

一方「上条さンは、もうファンクラブを抜けた身。何も俺ら会員達に気を使う必要は無いンです」

上条「一方通行……」

一方「上条さン、もしそれでも貴方が自分の心に素直になれないってンなら……」


一方「この俺が、アンタの相手になるぜェ!」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:30:56.42 ID:9e6QOq6a0

上条「…………へぇ。面白い事言うじゃないか一方通行」

一方「俺ァ真面目だぜ上条さン。俺ァこれでも学園都市第一位の超能力者で、そして」

上条「…………」ゴクリ

一方「御坂美琴さンファンクラブ、会員No.2にして現会長、一方通行なんだぜェ!!?」

上条「ハッ! 面白い! そんじゃいっちょ相手になってもらおうじゃねぇか、三下がぁ!!」

一方「イイねイイねそうこなくっちゃねェ! さァ、どこからでもかかって来いよ元会員No.1ッ!!!」

上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

一方「はあああああああああああああああああ!!!!!」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:32:49.93 ID:9e6QOq6a0

――――――
――――
――

上条「はぁ、はぁ、くそがぁっ!」バキィ!

一方「っ、ぐァッ! ……クはっ、はァ……うぐ……」ドサッ

上条「はぁ、はぁ……てこずらせ、やがってこの野郎……」

一方「ク、クク……やるねェ、やっぱりお前、最高だァ……」

上条「まだ、やるってのか……?」

一方「お望みと、あらば幾らでもォ……」



御坂「やめて!!!!!」

上条一方「「!!!」」


御坂「……何、してるのよ、アンタ達……!」

上条「みさ、か……?」

一方「ど、どォしてここに……」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:34:36.56 ID:9e6QOq6a0

御坂妹「私が呼びました、とミサカは白状します」

一方「お前……まさか」

御坂妹「はい、全てお姉様に伝え済みです。上条さんを騙す計画の事も、です」

一方「馬ッ鹿野郎、がァ……」

御坂「馬鹿はどっちよ! なんでアンタ達が殴り合わなきゃならないのよ!」

上条「……それは」

御坂「ホント、馬鹿よアンタ達! アンタ達が……わた、私の事、どう思ってるかなんて良く分からないけど」

御坂「でも、無関係じゃない事は分かってる! なら、私にはこのケンカ、止める理由があるのよ!」

上条一方「「……!!!」」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:39:23.53 ID:9e6QOq6a0

御坂「そこのアンタ、一方通行……で、いいのよね?」

一方「は、ハヒィッ!?」カチコチ

御坂「アンタが、あの最悪な実験、止めてくれた事、知ってる……ありがとう」

一方「そ、そンなッ! モッたいナいお言バッ!」

上条「声裏返ってんぞ、一方通行」

御坂「それと……アンタ」

上条「! な、なんだ?」ドキッ

御坂「騙されたとはいえ……この子の為に駆け付けてくれて、ありがと。どういうつもりか分からないけど、嬉しい」

上条「お、おう……///」カァァ

御坂「……/// と、ともかく! これでこんな下らない茶番はお仕舞い! いいわね!」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:42:42.77 ID:9e6QOq6a0

一方「み、御坂美琴さン……」

御坂「何よ! 文句は言わせないわよ?」

一方「あのォ……そのォ……」

御坂「え? な、何?」




一方「本当に、あの御坂美琴さンですかァ!? 俺大ファンなンです!」

御坂「」


一方「あの、サインとか握手とか頼ンでもいいですかァ!? あ、す、すいませんご迷惑じゃなければ、なンですけどォ!」

御坂「」

上条「」

御坂妹「…………台無しです。と、ミサカは呆れて溜め息を思いっきり吐きます」ハァァ……

一方「サインが駄目なら握手だけでも……! あ、俺の汚い手なンか触りたくないですよね! すンませン! ホントすンませン!」


御坂「な、なんなのこのオチ……?」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:44:04.10 ID:9e6QOq6a0

――――――
――――
――

一方「で、その後どうなったンだよ、上条さン」

上条「ん、ああ……。その、俺から告白して……付き合うことに、なった」

一方「そうか……おめでとさン」

上条「ありがとな、一方通行」

一方「御坂美琴さンのこと、絶対幸せにしろよォ」

上条「当たり前だろ? それより、お前の方こそ」

一方「あン?」

上条「妹達の事だよ。どうするんだ?」

一方「あァ、実はそこでまたひと悶着あってだなァ」

上条「何? なんかあったのか?」


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:45:21.70 ID:9e6QOq6a0

一方「それがな、元々の研究チームの中に天井って奴がいたンだが……」

上条「そいつが、何か?」

一方「研究チーム全員御坂美琴さンファンクラブに入れて染め上げたつもりだったンだが、そいつだけは染まりきって無かったンだ」

上条「なんだと! それじゃまさか……」

一方「御坂美琴さンの魅力は理解したみたいなンだが、どうにも14歳って年齢がそいつの趣味じゃなかったみたいでよォ……」

上条「は?」

一方「検体番号0003号を、肉体年齢17〜18位まで育てやがって、駆け落ちしようとしやがったンだ」

上条「はあああ!?」

一方「勿論すぐに他の研究員達と協力してとっ捕まえたンだけどよォ。その騒ぎが御坂美琴さン本人にバレちまって……」

上条「ははぁ、計画全部アイツの監査が入るようになったとか、そんな感じか?」

一方「……よく分かったなァ」

上条「まあ、俺の彼女だしな。考えそうな事は分かるようになってきた」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:47:02.02 ID:9e6QOq6a0

一方「クソ、リア充爆発しろォ……」

上条「おいおい」

一方「……まァそれは別にいいンだ。計画がバレてしまった以上、御坂美琴さンが放っておける訳ァないからなァ」

上条「そうだろうな。正義感や責任感が馬鹿みたいに強いからな、美琴は」

一方「もう名前で呼ぶ仲か……まァそれはともかく、面倒な事になって来てンだよなァ」

上条「というと?」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:51:52.40 ID:9e6QOq6a0

一方「いやァ……俺が妹さンを出汁にして、上条さンを試そうとした事、よっぽど気に食わなかったみたいで……」

上条「あー」

一方「0001号に、俺の言う事なンか信用すンじゃねェって細かく吹き込まれちまったみたいで、最近0001号が冷たいンだ」グスン

上条「……それ、なんつーか、親離れ? いや反抗期? みたいなもんじゃねぇの。一時的な物だろ」

一方「くそう、俺の『理想的御坂妹作成(プリンセスメーカー)計画』がァ……」

上条「なにそのキモい計画。潰れてくれて良かったよ畜生が」

一方「それに比べ、0002号が無邪気で可愛いンだ。そういや俺が初めて御坂美琴さンに惚れた時って、ちょうどあれ位の年齢でなァ……」

上条「おい、一方通行まさかお前」





一方「いやァ……ロリってのもまた、いいもンだよなァ」

上条「……駄目だこいつ、早くなんとかしないと……」


〜end〜


102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:54:30.01 ID:9e6QOq6a0

以上ですお疲れ様でした
短くてごめんぬ はてなブックマーク - 一方「御坂美琴さンですかァ!? 俺大ファンなンです!」御坂「」
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