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2010年09月02日

上条「バレンタイン?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:29:34.42 ID:zmJFE5ty0
土御門「そうだぜい、カミやん。今日はバレンタインデなんだにゃー」

上条「はぁ…上条さんには全く関係ないイベントですね」

土御門「カミやーん、冗談はいかんぜよ?」

上条「いやいや、上条さんはそんなイベントとは無縁なのですよ。そもそもがですね、
普段話したことがない気になるあの子が実は自分の事を好きで告白してくるとか、
放課後偶然ばったり出会った知り合いがチョコくれちゃうとかさ、そんなの実際はありえないだろう
もし万が一でもそんな妄想じみたことが起きるかもって思ってるんだったら…」

上条「まずはその幻想をぶち殺す!」

ガラッ

青ピ「死ねーい、カミやん」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:49:14.30 ID:zmJFE5ty0
上条「いきなり死ねとはどういうことでせうか…」

青ピ「どういうもこういうも、ボクぁ失望したで、カミやん。いくらなんでもこれはひどいんちゃうか」

上条「ひどいって何が…。げ、何だこれ?」

青ピ「なんだも何も、チョコやでチョコ!しかも机いっぱいの!」

土御門「な?カミやん。無関係じゃなかったぜよ?」

青ピ「カミやんだけこんなになんてひどい!」

土御門「俺は舞夏からもらったからもう満足なんだぜい」

青ピ「…デルタフォースなんてもう解散やー!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 01:57:38.63 ID:zmJFE5ty0
上条「それにしても本当にこれは一体…」

吹寄「おはよう上条当麻。それは朝来たときに既に机に置いてあったのと、下駄箱から溢れていた分だ。邪魔そうだったから纏めておいたぞ」

上条「何かの嫌がらせかよ…」

吹寄「嫌がらせと言ったらくれた子たちに失礼だろう。ああ、あとそうだ」 スッ

上条「これは…チョコレート」

吹寄「最近色々と貴様にも世話になってるしな。義理だが、一応感謝を込めてだ」

上条「そっか、ありがとな委員長」 ニコッ

男子「おい…あいつ委員長にまで…」 ザワザワ

上条「いやいや、吹寄さん本人が義理って言ってますしね、上条さんとしては全然そういうつもりh」

男子「殺っちまえー!」

上条「不幸だあああああああ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 02:04:03.37 ID:zmJFE5ty0
小萌「はいはーい、ホームルームを始めるのですよー。ってあれー?」

小萌「上条ちゃーん?授業に関係ないものを持ってきたら駄目なんですよー?」

上条「いえ先生、これは俺が持ってきたんじゃ…」

小萌「罰として上条ちゃんは放課後居残りですー」

男子「ざまぁ見ろ」

上条「…不幸だ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:24:45.06 ID:zmJFE5ty0
―放課後

上条「遅くなってしまった…」

上条「結局スーパーの特売も買えなかったし…」 トボトボ

御坂「あっ」

上条「よう、ビリビリじゃねーか」

御坂「ビッ、ビリビリじゃないわよ。私には」

上条「御坂美琴って名前があるんだろ」

御坂「分かってるんだったら最初から呼びなさいよ!」 バチバチ

上条「勝負だったら悪いが今日は駄目だ。遅くなっちまったし、穀潰しに餌をやらんといかん」

御坂「そう…いや、そうじゃなくってね」

上条「てかなんでお前こんなところにいるんだ?ここ、ウチの高校だぞ?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:36:44.94 ID:zmJFE5ty0
御坂「それは…その…//」

上条「あ、そうだ。コレやるよ。沢山もらって余ってるし」

御坂「ありがとう…って、アンタこれ、チョコじゃない!」

上条「そうなんですよ。上条さん的にはよく分からないけど、何故だか学校に来たら沢山置いてありまして。こんなには食べきれないからお裾分けと言うことで」

御坂「―ンタって奴は…」

上条「しかしまぁ、イタズラにしては手が込みすぎてるし、なんでこんなに置いてあったんだろうな?…ってはい?」

御坂「アンタって奴は…人の気も知らないで…!」 バチバチバチバチ

上条「え?ちょっと御坂さん?そのレベルの電撃は周りも危ないんじゃないでせうか」

御坂「知るかぁ!アンタが悪いのよ」 ドゴーン

上条「っあぶねぇ、どうしちまったんだよビリビリ」

御坂「知るか!帰る!」 タタッ

上条「…何だったんだ、あいつ…」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:49:13.28 ID:zmJFE5ty0
―常盤台中学 学生寮

御坂「ただいまー…」

黒子「お帰りなさいませ、お姉様。あの殿方には渡せましたか?」

黒子「って、その感じじゃ聞くまでもありませんわね」

御坂「うん、全然ダメだった。あげく電撃まで放っちゃってさ…何やってんだろ、私」

黒子「そう気を落とさないでくださいまし、お姉様」

御坂「でもこれさ、せっかく黒子や初春さん、佐天さんたちに協力してもらって選んだのよ」

御坂「佐天さんなんか『頑張ってくださいね!』って凄い応援してくれたのに、なんか悪いなーって」

黒子「そう思うんでしたらお姉様、私に一つアイデアがあるんですの」

御坂「…何よ?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 03:00:04.82 ID:zmJFE5ty0
黒子「お姉様には黒子がいるではありませんか!」

御坂「黒子ー?ふざけるのも大概にしよっか?」 バチバチバチバチ

黒子「今回に限ってはそういう意味ではありませんの」

御坂「へ?」

黒子「第二ラウンドですの」

御坂「第二…ラウンド…」

黒子「一度でダメならもう一度、当たって砕けろ、ですの」

御坂「行けばいいって…もう門限過ぎてるし…」

黒子「そこでわたくしの出番ですの。お姉様、わたくしの能力を忘れまして?」

御坂「確かにアンタの能力を使えば外に行けるけど…見付かったら黒子まで大目玉よ?」

黒子「お姉様のためでしたら黒子はどのような仕打ちでも受けますの。その覚悟は出来ております」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 03:08:41.09 ID:zmJFE5ty0
御坂「でも…アイツの寮知らないし…」

黒子「連絡先はご存じなのでしょう?」

御坂「うん…そうだけど…」

黒子「だったら呼び出せばいいじゃないですの」

御坂「そこまでしなくても…これだって義理」

黒子「もう!しっかりしてくださいまし!」

御坂「な、何よ」 ビクッ

黒子「常盤台のレールガン、御坂美琴は一度の失敗で諦めるような方でしたの?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 03:16:21.25 ID:zmJFE5ty0
御坂「私は…私は…そんなんじゃないわよ!」

黒子「だったら迷わず行くべきですの。クヨクヨしてるなんて、お姉様らしくないですの」

黒子「それにお姉様…このまま思いを伝えないと、絶対に後悔しますわよ。もっと自分の気持ちに正直になってくださいまし」

御坂「黒子…うん、そうだね!ありがとう黒子、私もっかいアイツのとこ行くよ」

黒子「それでこそお姉様なんですの、それでは脱出の作戦を…」

ガチャ

黒子・御坂「え?」

寮監「何処へ行こうというのだ?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 03:27:31.62 ID:zmJFE5ty0
黒子(不味い…こんなに早く寮監と出会うのは想定外ですの)

寮監「騒がしいから何事かと来てみれば…脱出の計画か?」

黒子「お姉様、お手を!」

御坂「え?何?何?」 グイッ

黒子「ご武運を、お姉様」 ヒュン

寮監「白井…私の目の前で能力を使うとは、覚悟は出来ているんだろうな」

黒子「申し訳ありませんの、寮監様。ですがここは譲ることが出来ませんの」

寮監「ほう…今日はいつもにまして反抗的な態度を取ってくれるじゃないか」

黒子「白井黒子、全身全霊を持って、ここで寮監様を阻止しますの」

寮監「出来るものならな」 ダダッ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 03:34:32.94 ID:zmJFE5ty0
ガシッ

寮監「啖呵を切った割には、あっさりと捕まって居るではないか」

黒子「寮監様、わたくしの能力をお忘れになったので?」 ピタッ

寮監「なっ」 ヒュン

黒子「これで、時間は充分に稼げるんですの。後はお姉様次第…」



御坂「寮監は…追ってこない。黒子のやつ…自分を囮にしたのね、無茶なことしちゃって」

御坂「ありがとうねー!黒子ー!アンタのこと忘れないわー!」

ガチャッ   バタン


寮監「ふざけた真似をしてくれたじゃないか…白井。まさか私を飛ばすとはな」

黒子「予想以上に早いお帰りで。ですがお姉様はもう行ってしまったんですの」

寮監「チッ、御坂には逃げられたか…私としたことが失態だな。…覚悟は出来たか、白井」 ガシッ

黒子「お姉様のためになれて…黒子は…黒子はこれで満足ですの…」

ゴキッ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 03:50:36.76 ID:zmJFE5ty0
―少しさかのぼって、とある高校前

上条「なんだったんだアイツ…今日はいつもにまして騒がしかったな…って、ん?」

上条「これ…アイツが落としたのか?チョコレート…アイツにも渡したい相手が居たんだな」

上条「だからこんな場所にいたのか。にしてもウチの高校に他にも知り合いがいるなんて驚きだな。上条さんに話してくれても良かったのに」

上条「…でももう俺以外には生徒なんて残ってない感じだったが、ビリビリが渡す相手ってどんな奴なんだろう?」

上条「てかこれ…連絡してアイツに返してやらなきゃ、可哀想だよな。…せっかく用意したのに」

上条「でも流石にさっきの今じゃまだ怒ってるだろうし…少し待つか」

上条「さてと…それじゃ帰りますか。早くしないとインデックスがやばいしな」

上条「って、もう電車もバスも終わってるじゃねーか。不幸だああああ!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:00:12.54 ID:zmJFE5ty0
―とある路上

御坂「ハァ、ハァ。流石にここまで来れば寮監も追ってこれないでしょうね」

御坂「しっかしまさかあそこで寮監が出てくるとは思わなかったわー、黒子の機転にホント感謝ね」

御坂「黒子…大丈夫かな…」

御坂「じゃなくて!今はアイツにどうやってこのチョコをって…あれ?チョコが無い!」

御坂「嘘?うそよ?何時落としたの?」

御坂「部屋に戻ってバタバタして出てきちゃったから…あの時?じゃあもしかして部屋に置きっぱなし?」

御坂「あーもう!これじゃせっかく寮を抜け出した意味がないじゃない!」

御坂「…どうしよう…今からじゃやってるお店もないし、あれじゃないと意味無いのに…」

御坂「…やっぱり、私じゃダメなのかなぁ…」 グスッ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:11:35.40 ID:zmJFE5ty0
ブーン ブーン

御坂「携帯…アイツから…。出るしか…ないよね…」 ピッ

上条『もしもし、ビリビリか?』

御坂「ビリビリじゃないって言ってるでしょ!」 ズズッ

上条『なんか鼻声じゃないか?お前。…泣いてたのか?』

御坂「うっさい、私に限ってそんな訳ないでしょ!で、用件は何なのよ?」

上条(やっぱり、泣いてる…。本当に大事なやつだったんだな…邪魔してごめんな、ビリビリ)

上条『さっき校門で会ったときにさ、お前忘れ物してたんだよ。大事そうなものだったから、連絡しなきゃと思って』

上条『それで早いとこ渡した方が良いと思って…って、もう門限過ぎてるのか』

御坂「それなら大丈夫よ、今さっき寮抜け出してきたところだから」

上条『抜け出したってお前…!』

御坂「良いのよ、今日はそういう気分だったから。それで、アンタさえ良ければ今すぐ取りに行けるけど」

御坂(せめて…会って話さえ出来れば…もしかしたら…)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:28:40.15 ID:zmJFE5ty0
上条(確かにこれは今すぐ渡した方が良いだろうな…上条さんが持ってるべきじゃないし)

上条『だったらいつもの…ほら、あの壊れかけの自販機のある公園。あそこに集合ってのはどうだ?』

御坂「分かったわ。ここからだと…20分ぐらいね。そっちは?」

上条『こっちもそんな所だ。じゃ、そこで。じゃあな』 プツッ

御坂「じ、じゃあ。ってアレ…いつの間にかもう着いちゃってる、ずっと歩いてたからかなぁ」

御坂「20分…どうしよう…」

御坂(チョコがなくても、気持ちは伝えられるよね…)



上条「さて、と。それじゃ急ぎますか。女の子を泣かせちゃってるなんて紳士失格ですからね」

上条「インデックスは…仕方ないな。あとで埋め合わせを考えてやろう」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:45:23.26 ID:zmJFE5ty0
―とある学生寮

禁書「むー、とーま。いくらなんでも遅すぎなんだよ」

禁書「さすがに慈愛に満ちたシスターであるインデックスさまでも、これ以上は我慢できないかも」

ピンポーン

禁書「はいなんだよー」 ガチャ

神崎「あなたですか…。上条当麻は居ますか?」

禁書「なんか残念そうに言われてる気がするんだよ?あととーまはまだ帰ってないんだよ、補習ってやつかも」

神崎「そうですか、それは困りました」

禁書「今日は何の用?でもそんなことよりも、インデックスはご飯を食べさせてくれると嬉しいかも」

神崎「今日はですね、イギリス清教徒の寮からその…上条当麻宛ての…チョコを…」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:55:52.27 ID:zmJFE5ty0
禁書「え?チョコ?チョコがあるの?それが欲しいかも」

神崎「いえ、これは上条当麻宛のものだからダメです。貴方宛にはステイルが”逆チョコ”なるものを送っているはずですが」

禁書「そんなの知らないんだよ、とにかくご飯食べさせて欲しいんだよ」

神崎「でしたら何か簡単なものを作るので、上げてもらって宜しいでしょうか?」

禁書「食べさせてくれるの?どうぞどうぞ、いらっしゃいませなんだよ!」

神崎「それでは、お邪魔します」

ガチャ  バタン

五和(どうしよう…完全に出るタイミングをなくしちゃった…まさか女教皇様が来るなんて)

五和(チョコがどうとか…言ってたよね。もしかして女教皇様も上条さんに…チョコを…)

ガチャ

神崎「ああ、それと五和、貴方も上条当麻に用があるのなら来なさい」

五和「え、ええ!いつから私のこと気付いていたんですか?」

神崎「最初からです。そんなところに居ては風邪をひきますよ、さあ」

五和「じゃ、じゃあお邪魔します…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 05:00:07.13 ID:zmJFE5ty0
>>47
しまった…間違えないようにって思ってたつもりなのに、やっちまった…

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 05:14:41.98 ID:zmJFE5ty0
上条「しかしビリビリがチョコねぇ。アイツも女の子らしいとこあるんだな」

上条「アイツが好きになる相手…どんなやつなんだろうな」

上条「でも義理ってこともあり得るわけだし…実際のとこどうなんだろうな」

上条「聞けば分かるか…って、いやいや、それを聞くのは流石に野暮だな。上条さんもそれぐらいはわきまえてるつもりだ」

上条「こっちも20分って言ったけど、思ったより早く着きそうだな…まぁ待たせるよりは待つ方が良いか」

上条「おっと、そうこうしているうちに公園が見えてきましたよっと」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 05:26:24.79 ID:zmJFE5ty0
御坂「わ、私はアンタのことが…す、す、す……………」

御坂「ふにゃぁ//」

御坂「やっぱり言えないわ…イメージだけでこうだったら、面と向かってなんて絶対無理だわ…」

御坂「どうしよう…20分なんてあっという間だし…」

御坂「アイツ、いっぱいチョコ持ってたな…モテてるんだろうな、高校では」

御坂「あの中に、本命とかあったのかな…でもアイツ、鈍いから気付いてないかも…」

御坂「だとしたら、私の気持ちにも…気付いてくれてないのかな…」


―いたいた。おーい、ビリビリー!

御坂「だから私はビリビリじゃなくて御坂美琴って…あ…」

上条「その調子だと少しはマシになったか?お前に泣き顔なんて似合わないぞ」

御坂「うっさい!だから泣いてないっていってるでしょ!///」

上条「はいはい、わかりました美琴センセー」

上条(その割には目の周りが腫れてるし…)

御坂(今…美琴って…///)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 05:46:06.79 ID:zmJFE5ty0
御坂「…えっと…で、私の忘れ物って何なのよ?」

上条「そうだそうだ、それで呼んだんだな。お前、こんな大事なもの落としちゃダメだぞ!」

御坂「これ…私のチョコ…」

御坂「良かった…こんなとこにあったんだ…」 ポロポロ

御坂「寮に置き忘れて…ひっく…もう…渡せないかと…思ってたのに…」

御坂「良かった…本当に良かった…」

上条「やっぱり泣くぐらい大事なものだったんだな、これ」

上条「だったら今度はしっかり持っとけよ、お前の泣き顔なんてもう見たくないしな…。ほら、これ」

御坂「ありがとう…とう…ま…」

御坂「うん…でもね、これはアンタが持ってて欲しいな」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 06:11:03.02 ID:zmJFE5ty0
上条「どうしてだ?今日中には間に合わないかも知れないけど、お前には渡したい奴がいるんだろ?」

上条「常盤台のレールガンがこれごときでもう無理って諦めるのか?なら俺がその幻想をぶち壊してやる!」

御坂「はぁ…アンタってさ、本当に鈍いのね…でも…そういうところも良いのかな?」

上条「えっと…さっきから仰りたいことがイマイチ伝わってこないんですが…」

御坂「ふふっ…やっぱり直接言わなきゃ分かんないのね。…あのね…当麻」

上条「あ、はいっ!」

上条(下の名前で呼ぶなんて…本当に今日はどうしちまったんだ?こいつ)

御坂「私…御坂美琴は、上条当麻のことが好きです。だから…ね?」

御坂「それは私の気持ちだから…受け取って欲しいな…って」

上条「…」

上条(は…い?えっと…目の前で何が起きましたか?)

上条(御坂がチョコを見るなり泣き出して、泣くぐらい大事だったチョコを上条さんにくれると)

上条(しかも上条さんのことを好きだと、今はっきりと言いやがりましたよこの子)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 06:20:07.89 ID:zmJFE5ty0
上条「えっと…つまりこのチョコは上条さん宛ということで」

御坂「…そうよ」

上条「しかもこれはもしかして俗に言う、本命…とかいうやつでせうか?」

御坂「そうよっ」

上条「…つまり上条さんは今、告白されたわけですか?」

御坂「そうっていってんじゃない、恥ずかしいから何度も言わせないでよ!私はアンタのことが好きなの!…って、あ…///」

上条「…そっか、お前俺のこと、そう思ってくれてたのか…」

御坂「その…それもね、頑張って可愛いのを選んでみたのよ」

御坂「手作りとかが本当は良かったんだけどさ、私…自分の気持ちになかなか正直になれなくて」

御坂「それで昨日やっと、当麻にあげたいって思うようになって」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 06:30:06.59 ID:zmJFE5ty0
上条「だからお前、あんな遅い時間にまであんな場所にいたのか」

御坂「もしかしたら気付かない間に帰っちゃったのかなって、途中で本当に焦ったんだから」

上条「悪かったな…ちょっと担任の不興を買っちまってな」

御坂「どうせそれで居残りとかだったんでしょ?アンタらしいわね、本当に」

御坂「でも良いの、紆余曲折はあったものの、こうやってアンタに渡せたわけだし」

御坂「それでね、当麻…。ううん、上条当麻さん」

上条「なんだ?改まって」

御坂「私は貴方のことが好きです。……だから、私と…その…えっと…」

上条「流石の上条さんでもそこまで言われたらどうすべきかは分かってますよ?これでも男の子ですしね」

上条「…俺は御坂のことが好きだ。だからさ、もし俺で良かったら…付き合って下さい!」

御坂「…ほんとうに?」

上条「嘘なんかつかねーよ。上条さん、女の子を泣かすのは大嫌いなんですよ?」

御坂「その割には今日は泣かしてばっかりじゃない」 グスッ

上条「…そうだな、また泣かしちゃってる。ごめんな、美琴」

御坂「これは良いのよ…嬉し泣きなんだから//」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 06:43:43.65 ID:zmJFE5ty0
上条「いつからかさ、俺はお前とその周り、全部を守ろうって決めてきたんだ」

上条「最初は義務めいたものだって思ってた…けど違ったんだ」

上条「お前に惹かれていたから…だから俺はここまで頑張ってこれたんだと思う」

上条「そしてこれからはもっと近くで…その笑顔を守ってやりたい」

上条「だから…これからもよろしくな、美琴」

御坂「うん…よろしくね、当麻」

――――

上条「さて、と。それでは美琴センセー'sチョイスがどんなものか見てみましょうか」

御坂「言っておくけど自信はあるわよ」

上条「包装紙を取りまして…箱の中身はなんだろな♪って…これは…ゲコ太じゃねーか!」

御坂「悪いか!」 バチバチ

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 06:49:08.87 ID:zmJFE5ty0
ポフッ

上条「いいや、可愛いしお前らしくて良いと思うぜ?だからそう怒るなって」

御坂「ちょっと…急に撫でないでよ///」

上条「いや、だってこうしないとお前電撃飛ばすだろ?」

上条「にしてもチョコってこんなのもあるんだなー、上条さん驚きですよ」

御坂「ふ…」

上条「ふ?」

御坂「ふ…ふにゃぁ…//////」

バタン

上条「あれ?御坂さん?御坂さんってば!おーい」

上条「…気を失ってる…どうするかな、取り敢えず寮に返すか?」

上条「あ、でも門限はとっくに過ぎてるか…。白井に連絡…は連絡先が分からないから無理だな」

上条「となると、気乗りしないけど一旦ウチの寮まで運ぶか」

上条「よいしょっと…思った以上に軽いんだな、こいつ」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 07:06:30.11 ID:zmJFE5ty0
御坂「…あれ?」

上条「お、気が付いたか?」

御坂「あれ…私……。…って、ちょっと何よこの体勢///」

上条「いやー、御坂さんが急に気を失っちゃったりしたもんだから上条さん大あわてでしたよ。取り敢えず常盤台の寮には戻れないだろうから、いったん俺の寮に連れて行こうかな、って思って」

御坂「え…付き合い始めて初日で…彼氏の部屋に…ってこと…つまり…その…早速そう言うことを…///」

上条「ストーップ!違ーう!違いますよ御坂さん。上条さんはそんな不埒なことを考えてはおりません」

上条「ただ、今晩寝る場所がないと困るだろうなっていう親切心からですよ」

上条「一応これでも銀髪の異国少女ともずっと一緒に生活してきて何もなかったことから、安全は保証できます!」

御坂「ああ…あのシスターの娘ね。ねぇ当麻、それよりもさ」

上条「取り敢えず飯も食ってないだろうし、一度落ち着ける場所に移動するのが良いんじゃないかなって」

上条「…っと、そんなこんな話している間に部屋の前に到着しましたよ」

御坂「…あのさ、当麻!いい加減降ろしてくれないかな?…やっぱお姫様だっこは恥ずかしいわ///」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 07:43:56.51 ID:zmJFE5ty0
神裂「…遅い…ですね」

五和「そうですね、せっかく四人前の食事も用意したのに…」

禁書「ご飯っ、ご飯っ。早くおいしいご飯を食べたいんだよ?」

―部屋の前に到着しましたよ
…あのさ、当麻!いい加減降ろしてくれないかな?…やっぱお姫様だっこは恥ずかしいわ

禁書「え?…今の声…短髪?お姫様だっこって何?」

ガチャ

御坂「お邪魔しまーす、って…げっ」

上条「悪いインデックス、やっと帰ったぞー…って、あれ?」

神裂「上条当麻…これはどういうことでしょうか?貴方が中学生に手を出すような方とは思えませんが…」

五和「上条さん、これには事情があるんですよね?理由があるんですよね?」

禁書「とーま、私をほっぽらかして短髪といちゃいちゃしてるのはどーいうことなのかな?」

御坂「ねえ当麻、どうしてシスター以外の女の人があんたの部屋にいるのかな?」 バチバチ

上条「えっと…その…」

「「「「ちゃんと説明しなさい!」」」」

上条「不幸だあああああ!」 はてなブックマーク - 上条「バレンタイン?」
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